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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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欧州景気への警戒から軟調推移するも、大型M&Aの発表を受け反転。高安まちまちで終了。
 おはようございます。 朝から雨です。以前のように、さすような寒さはなくなり、心なしか、気温が上昇してきたような感じです。「一雨ごとに暖かくなる…」でしょうか。来週月曜日は24節句の「雨水」。雪や氷が解け始めて、雨が降りやすくなる…といいます。季節は、春へ向かって駆け足を始めたようです。

 さて、ユーロ高は日本の円安誘導のせいみたいなことを言う国がある欧州ですが、何かあれば人のせいにするし、自分らが不利になると勝手にルールを変える…神聖なスポーツの世界では、いかんなく彼らの能力が発揮されています。今回のレスリング除外問題も、他の協議を持続させるために裏で幾らのお金が動いたのか…。たまたま、持続のためにお金が動かなかったレスリングが外された…なんて、話も流れています。
 その欧州が、昨日第4四半期のGDPを発表しました。ユーロ圏の成長率は-0.6%。第三四半期の-0.1%、市場予想の-0.4%をともに下回っています。厳しいのは、欧州景気を牽引するドイツが-0.6%に落ち込んだこと。年が変わり回復し始めているとはいうものの、厳しい結果になりました。これも、日本が円安誘導し、ユーロが上昇したことが原因なのでしょうか。ドイツと並んで、マイナス成長に落ち込んだフランスも、危機感を強めています。

 ただ、ドイツの状況をみると、海外向けの輸出は伸びているものの、域内向けが散々な結果でした。EUでは、ドイツを中心に、徹底的な財政均衡を加盟国に強いてきましたが、金が回らなくなったおかげで、加盟国の経済は失速状態。それが財政状況を悪化させ、一段の財政緊縮を求められ、景気が悪化する…という悪循環を招きました。域内の落ち込みは、このデフレ政策を強制した影響が大きいはずです。ドイツは、危機によるユーロ安で輸出競争力が向上。安全資産を求めてドイツに流入した資金で、域内では一人勝ちになりました。それが、落ち込んだわけですから、ショックも大きいはずです。今後、ECBへの緩和圧力が高まりそうですが、ドイツの場合は、「金融緩和などやられては、インフレになるじゃないか…」と反対姿勢を強め、相変わらず「財政緊縮だ…」といい続けるんでしょう。ドイツにとっては、中國と米国の景気が拡大し、輸出が回復していることが安心材料。他の加盟国との景況感は大きく異なります。財政緊縮で景気の低下に苦しむ域内諸国とのギャップ…EUはどう埋めていくんでしょう。案外このあたりに、次の危機の芽があるのかもしれません。こればかりは、自分たちの都合のいいようにルールを変えるというわけにはいきませんしね。せいぜい、G20の場で、たたいても仕返しされない日本を、韓国や中国と一緒になって苛めて憂さ晴らし…というところでしょうか。

 14日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万3973ドル39セント -9ドル52セント(0.07%)

 NASDAQ総合指数 3198.66ポイント +1.78ポイント(0.06%)

 S&P500 1521.38ポイント +1.05ポイント(0.07%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万1225円 -105円

 米国10年物国債金利 2.000% -0.019%

 ニューヨーク原油 97.31ドル +0.30ドル

 GOLD 1635.50ドル -9.60ドル

 ドルインデックス 80.36 +0.31


 昨日の米国株は、朝方発表された新規失業保険申請件数が予想以上に減少したものの、ユーロ圏の第4四半期GDPが予想を超える落ち込みとなり欧州市場が全面安になった流れを受け、安寄りスタートになりました。対ユーロでのドル上昇や欧州の景況感の悪化から輸出株や欧州関連株などが売られ、ニューヨークダウは寄り後まもなく、この日の安値1万3921ドル(前日比61ドル安)を付けました。ただ、売り一巡後は、新規失業保険申請件数減少を再評価する動きや、食品大手ハインツの買収(バークシャーハサウェイによる280億ドルの大型買収)や航空会社の大型合併など、大型のM&A案件が伝えられたことから、市場は復調。下落幅を縮小し、引け近くには小幅なプラスに転じる場面もありました。ただ、G20など重要イベントを控え、引けにかけては模様眺め気分が強まっています。結局、ニューヨークダウは小幅続落。NASDAQは続伸。S&P500は3日続伸して終わりました。ニューヨークダウの終日値幅は69ドルと、この日も狭いレンジの動きにとどまっています。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1506万株増の6億7110万株。騰落状況は、値上がり1511、値下がり1507。VIX指数は、2.47%低下し、12.66。

 ダウ30種は、値上がり14、値下がり16。アルミ市況の上昇を受けたアルコアが2%強上昇。JPモルガンが1.1%上げたほかは、前日に続き上げ下げとも1%を下回る変動率で、大きな動きはありませんでした。個別銘柄も膠着した動きが続いています。業種別では、石炭、石油周辺サービス、アルミ、ネット関連、バイテクなどが堅調。一方、食品小売り、固定電話サービスなどがさえませんでした。
 NYダウは小幅続落。依然、1万4000ドル大台を前にした足踏み状態が続いています。前日も書きましたように、NASDAQ綜合指数、S&P500とのかい離が目立ってきましたが、この日もユーロ安を原因にドルが上昇。輸出株が多いダウ30種を圧迫しています。すでに、持ち合いは、3週間になろうとしていますが、このところRSIが低下傾向にあるなどモメンタムが低下していることは気になります。9~10月の持合い相場と同じような動きになるのでしょうか。ユーロ相場がポイントになりそう。

 米国株は高安まちまち。CME日経平均先物は、大証先物終値(1万1330円)を105円下回る1万1225円で帰ってきました。レンジは1万1210円~1万1360円。円は、ユーロ圏GDPの落ち込みからユーロが売られた流れを受け、対ユーロは124円10銭台、対ドルは92円80銭台に上昇して帰ってきました。本日の日本株は円上昇やCME日経平均先物安を受け軟調に推移しそうです。先物売りが先行し、裁定解消りから指数が下振れする可能性がありそうですが、一方で、日銀総裁人事について、民主党の事前ルールの見直しが決まれば、政府は早期に人事案を提示する考えを示しており、内容によっては、相場が方向転換する可能性もあります。安倍首相の訪米までは、円安への期待感は持ちにくいのですが、先行グループの中には、そろそろ短期筋のふるい落としが終わり買いゾーンに近づいたものも増えており、押し目買いのタイミングを計る時期が来ています。まあ、週末でもあるし、無理するところではありませんね。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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