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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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予想を上回る雇用関連統計や下院での暫定予算可決を好感し、ニューヨークダウは4日続伸して終了
 おはようございます。 だんだん明るくなる時間が早まってきましたね。朝の刺すような冷え込みも、和らいできました。そういえば、5日火曜日が24節句の「啓蟄」。春の訪れを感じ、地中から虫が這い出してくる季節…。春は近いんですね。そういえば、家の前の桜の木のつぼみが大きくなってきたような…。

 さて、世界中をやきもきさせていた米国の歳出強制カット問題ですが、昨日、下院は9月末までの暫定予算を可決しました。どんな内容なのか、また、上院が採決できるかどうか、オバマ大統領が拒否権を行使するようなものなのかどうか、わかりませんが、とりあえず暫定予算が期限切れを迎える今月27日以降に政府機関が閉鎖されたり、職員がレイオフされるような混乱は避けられる見通しになりました。最近、市場は、「茶番劇」と割り切って、無視してかかっていましたが、市場が読んだ通りの結果になりそうです。

 日本にとっては、今晩の「ECB理事会」が焦点になりそうです。前回(2月8日)も、理事会後のドラギ総裁の会見で、景気に関し弱気の見方を示し、追加緩和の可能性を示唆するなど、為替に影響を与える発言をしています。今回は、イタリア総選挙の結果を受け、財政緊縮への反対が強まり、経済成長政策を待望する世論が増加していることが判明。イタリア以外でも、スペインやフランスなどで財政緊縮への不満が高まっていることを踏まえ、利下げへの思惑が高まっています。事前予想は、現状を据え置くようですが、理事会後の会見で、追加緩和に含みを持たせるような発言がでることも予想され、市場は警戒感を強めています。市場では、イタリア国債の価格が上昇(金利は低下)、ユーロの対ドル相場は1.30を割り込んでいます。これまで、財政均衡一辺倒だったドイツのメルケル首相が「財政健全化と成長を両立すべき…」と久しぶりに発言しているのも、なんだか変…。市場が今晩のECB理事会を警戒するのも無理からぬことですね。

 6日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万4296ドル24セント +42ドル47セント(0.30%)

 NASDAQ綜合指数 3222.37ポイント -1.76ポイント(0.05%)

 S&P500 1541.46ポイント +1.67ポイント(0.11%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万2085円 +155円

 米国10年物国債金利 1.938% +0.044%

 ニューヨークダウ 90.43ドル -0.39ドル

 GOLD 1574.90ドル 変わらず

 ドルインデックス 82.56 +0.49


 昨日の米国株は、朝方発表されたADP全米雇用報告で、民間部門の雇用者数が予想を上回ったことから、週末発表の雇用統計への期待感が高まり、続伸して始まりました。寄り付き後も、1月の製造業新規受注で、設備投資の先行指標になる航空機を除く非国防資本財が7.2%増と予想を上回る数字になったことを好感。景気敏感の銀行株が上昇したこともあり、ニューヨークダウは、寄り後まもなくこの日の高値1万4320ドル(前日比67ドル高)をつけました。ただ、前日史上最高値を更新したことへの警戒感も強く、昼ごろにかけて上げ幅を縮める場面もありましたが、ベージュブック(米地区連銀経済報告)が発表され、経済が緩やかながら拡大基調をたどっていることが確認されると、引けにかけ再び買いが増加。結局、ニューヨークダウとS&P500は4日続伸。アップル、グーグルなどが下落したことを受け、NASDAQ綜合指数は、小幅反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比73万株減の6億8258万株と引き続き商いは盛り上がりません。騰落状況は、値上がり1700、値下がり1347。VIX指数は横ばいの13.53。

 ダウ30種は、値上がり22、値下がり8。堅調な米景気を受けバンクオブアメリカが3.2%、JPモルガンが1.2%それぞれ上昇。銀行株の指数であるKBWBANK指数は1.07%上昇していました。このほか、アルコアが2.6%、ヒューレッドパッカードが2.7%、シスコシステムズが2.3%それぞれ上昇したのが目立ちました。業種別では、金鉱山、非鉄、鉱山、石炭、産業資材などが値上がり上位に来ており、これまでと異なった業種が買われています。昨日の相場でも、医薬品などディフェンシブ系の銘柄から、景気敏感株への乗り換えが始まっていると言われ、昨日の資源株の上昇は、世界景気の拡大やインフレなど、何か新しい始まりを意識したものかどうか注意が必要です。
 NYダウは続伸。想定通りの上昇が続いています。MACDが買い信号を出したほか、ヒストグラムもプラスに転換。目先的に上げ相場が続くことを暗示しています。

 米国株は続伸。CME日経平均先物は、大証終値を155円上回る1万2085円で帰ってきました。レンジは1万1805円~1万2100円。円は、堅調な米国雇用指標やECBの緩和思惑を受け、対ドルは94円台、対ユーロは、今日の日銀会合を受け122円台に、それぞれ軟化して帰ってきました。本日の日本株は、前日と同様に先物主導で指数の上昇が予想されます。先物価格が1万2000円台に乗って帰ってきた(CMEでも、に火音市場を意識した仕掛け的な商いがある…?)ことから、オプション弱気筋の踏み上げ的な動きが出る可能性があり、指数が上振れする可能性もありそうです。昨日に続き、個人主導の材料株と先物リードの裁定商いが市場をリードしそうですが、為替が94円台に入ったことから、自動車など先行したグループの見直しも始まりそう。再度、スバル、マツダ…?
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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