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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
10 | 2019/11 | 12
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イタリア政局やキプロスの銀行再開への懸念から下落スタートも、キプロスの資本規制発表を好感した押し目買いの増加から高安まちまちで終了
 おはようございます。

 欧州情勢は混とんとしてきました。昨晩も書きましたように、これまで放置してきた腫物が、悪化してきたような感じです。まず、キプロス支援後遺症ですが、キプロス中銀は、今日からの銀行の営業再開を前に、資本規制を導入。小切手の換金禁止、一日の引き出し額上限を300ユーロに制限。営業再開時間を28日正午からにする…と発表しました。また、クレジットカードの使用については、国内は無制限、海外は月額5000ユーロ以内に制限されました。取り付け騒ぎが起きることやクレジットカードを使い海外から資金を引き出す動きを抑制しようとする狙いがあるようです。ECB(欧州中央銀行)の資金供給が続いていることから、状況が悪化する可能性は少ないものの、ショックが落ち着くまで不安定な状況が続くことになりそうです。

 それに代わって、イタリアの政局問題が浮上してきました。現在,ベルサニ民主党党首のもとで組閣の交渉が行われていますが、27日までに、連立の相手として交渉していた「五つ星運動」側が連携を拒否。ベルサニ氏は今日28日までに、大統領に組閣の交渉結果を報告しなければなりませんが、交渉が暗礁に乗り上げたことで、再選挙の可能性が強まってきました。政局が混とんとしてきたことから、昨日行われたイタリア国債の入札では、格下げ懸念など先行きの不安から応札が減少。目標の70億ユーロを調達することができなかったようです。5年債の入札では、前回の3.59%を上回る3.65%に入札金利が上昇。先行きへの懸念から、10年物金利は0.17%上げ4.77%に上昇。また、銀行に不安を抱えるスペインも、同国債金利が0.13%上げ、5.09%に上昇。警戒感が急速に高まっています。また、昨日発表されたユーロ圏の景況感(3月)は、前月(91.1)、予想(90.5)を下回るい90.0に低下。景況感まで悪化してきたことで、ユーロの下落が加速。対ドルは昨年11月以来の1.27ドル台に下落しています。

 キプロス後遺症によるユーロ圏銀行の預金への影響、イタリア政局、日を追って悪化する景況感…しばらくは欧州に悩まされることになりそうです。

 27日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万4526ドル16セント -33ドル49セント(0.23%)

 NASDAQ綜合指数 3256.32ポイント +4.04ポイント(0.12%)

 S&P500 1562.85ポイント -0.92ポイント(0.06%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万2490円 -30円

 米国10年物国債金利 1.851% -0.055%

 ニューヨーク原油 96.58ドル +0.24ドル

 GOLD 1609.20ドル +9.9ドル

 ドルインデックス 83.21 +0.35 


 昨日の米国株は、イタリア政局の混乱や入札不調、キプロス支援後遺症を懸念し、欧州株が下落した流れを受け、売りが先行。反落してスタートしました。欧州への不安から銀行株を中心に売られ、ニューヨークダウは寄り付き後、まもなく、この日の安値1万4439ドル(前日比120ドル安)をつけました。押し目待ちの投資家が多く、安値圏では押し目を拾う動きはあるものの、この日は、キプロス銀行の営業再開やイタリア組閣期限などの問題があり、買い手控え気分の強い展開。キプロス中銀が、営業再開時の資本規制を行うと伝わり、混乱が避けられるとして欧州株が下落幅を縮めるとともに、住宅株やヘルスケア関連などに買いが入り、引けにかけ下落幅をちぢめていました。結局、銀行株の影響が大きいニューヨークダウとS&P500ha反落。NASDAQ総合指数は、小幅続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比3761万株増の5億9558万株と6億株を割り込んだ状態。騰落状況は、値上がり1596、値下がり1425。VIX指数は、2.98%上げ13.15に上昇していますが、落ち着いた状態。

 ダウ30種は、値上がり10、値下がり20。デイフェンシブ系のユナイテッドヘルスが1.0%上昇しましたが、値上がり銘柄で1%超えの上げは同社のみ。一方、欧州の銀行への懸念を映し、JPモルガンが1.8%弱下落したほか、ドル上昇を嫌気し、コカコーラ、スリーエム、IBMなど外需依存型企業の下げが目立ちました。
 NYダウは反落。このところ、日替わりで上げ下げを繰り返す鯨幕相場が続いています。依然、1万4400ドル~1万4600ドルのレンジ内の動きは立会日で3週間になってきました。MACDのヒストグラムのマイナス圏の動きやRSIの低下などモメンタムの低下傾向が目立ちます。一時過熱していたサイコロは7勝5敗に低下してきました。想定通り、25日線とのかい離修正待ち…が続く?

 米国株は高安まちまち。CME日経平均先物は、大証先物終値を30円下回る1万2490円で帰ってきました。レンジは1万2370円~1マン2535円。円は、トラブルを抱えるユーロ下落から、対ユーロは120円30銭台に上昇。対ドルは、日本の金融緩和期待から94円40銭台と、横ばいで帰ってきました。本日の日本株は、実質的な新年度いり相場となり底堅い展開が期待されます。欧州市場の混乱から、外需関連の動きが鈍りそうですが、来週には黒田新総裁のもとでの初の日銀金融政策決定会合が開催されることから、昨日に続き含み資産株買いの動きが強まりそうです。また、対ドルでの円安傾向が続いていることから、対米、対アジア依存の高い輸出関連の増額修正、高進捗率銘柄に注目。系列企業の再編を加速し始めたNEC…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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