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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
10 | 2019/11 | 12
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予想を下回る景気指標への失望感はあったものの、キプロスの平穏な銀行営業再開を好感したドル安好感や期末要因から反発して終了…S&P500がついに最高値を更新
 おはようございます。年度代わりが近づき、なんとなく気忙しい日が続いています。リタイアした身としては、年度替わりも関係ないわけですが、今年は、娘二人が、大阪市内に居を移し、新生活を始めることになったため、いつもと違う年度末になっています。残るのは長男一人…。空き部屋がどんどん増え、何となくさびしいような…。

 さて、キプロス国内銀行は昨日午後から営業を再開しましたが、資本規制を導入したこともあり、無事に再開をおえたようです。営業再開にあたり不測の事態を避けるため、ECB(欧州中央銀行)から、50億ユーロの現金がキプロスに空輸された、といいます。テレビなどが再開の様子を伝えていましたが、感情的にならず、淡々と決められた枠内の預金を引き出している国民の姿が印象的でした。一般庶民とは違う次元のところで処理が行われたことで、直接に被害がなかったことが影響しているんでしょうね。でも、大統領周辺の関係者に事前に預金引き出しの動きがあった…など、特定の利害関係者が被害を免れたという聞き捨てならない話もあり、今後、情報漏えいが問題になるかもしれません。

 昨日、ECBが発表したところによると、キプロスの預金残は2月に前月比2.2%減少し464億ユーロだったそうです。1月もほぼ同じ減少率で、リスクを感じ(知らされた?)、預金が引き出されていたことがわかります。一方、キプロス中央銀行によると、他のユーロ諸国がキプロスの銀行に預けていた資金は2月中に18%流出。預金残高は8億6000万ユーロ減少の39億ユーロになったといいます。一時は、一般国民の預金にまで課税しようとしていたのに、この数字を見るとブラックマネーの一部は課税の話が表ざたになるまえに、さっさと逃げていたことになります。最大の被害者といわれるロシアですが、EUを批判するトーンが低いようです。権力者に近いブラックマネーは難を免れた…ということなんでしょうかね。

 次の関心は、イタリア政局の問題ですが、民主党のベルサニ党首は、昨日、組閣のギブアップを大統領に報告しました。これで、大統領は、だれか次の首相候補を人選して組閣させるか、再選挙をするかの選択をすることになります。事態は、まだまだ流動的。ユーロ買戻しにも力が入りません。

 28日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万4578ドル54セント +52ドル38セント(0.36%)

 NASDAQ総合指数 3267.52ポイント +11.00ポイント(0.34%)

 S&P500 1569.19ポイント +6.34ポイント(0.41%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万2415円 +15円

 米国10年物国債金利 1.852% +0.01%

 ニューヨーク原油 97.23ドル +0.65ドル

 GOLD 1595.7ドル -11.50ドル

 ドルインデックス 82.99 -0.19  


 昨日の米国株は、キプロスの銀行が平穏に営業を再開したことを受け欧州株が堅調に推移したことを好感。朝方から買い先行で反発してスタートしました。この日発表された第4四半期GDP確定値が予想をわずかに下回ったことから、一時、前日終値を下回る場面もありましたが、GDP統計で個人消費が堅調だったことや、民間設備投資が二けた増になるなど底堅い動きをしていたことを評価。また、ユーロが買い戻されたことからドルが軟化したことを受け、輸出関連株が買いなおされたことなどから、再び上げ幅を拡大。ニューヨークダウは昼前にこの日の高値、1万4585ドル(前日比59ドル高)をつける場面もありました。ただ、明日がイースター前のグッドフライデーで市場は休み。この日が四半期末の最終商いになることから、益出しの売りも増加。後場から上げ幅を縮める場面もありましたが、引けにかけては期末の評価上げを狙った買いが入り、全体に上げ幅を拡大。史上最高値更新を前に2週間もたついていたS&P500が高値を更新したことも好感され、結局、主力3指数とも反発して終わりました。出来高は、期末要因もあり、前日比2億9049万株増の8億8607万株。騰落状況は、値上がり1898、値下がり1137.VIX指数は、再び12ポイント台に低下し落ち着いた動き。

 ダウ30種は、値上がり24、値下がり5、変わらず1(P&G)。ユナイテッドヘルス、ヒューレッドパッカード、IBMなどこのところ株価が堅調に推移していた銘柄にドレッシングとみられる買いが入り1%超え上昇。その他は、1%未満の値動きで、全般に動きの乏しい展開でした。業種別は、特殊用品、バイテク、海運、紙パルプ、半導体関連、医薬品などが上昇。一方、銀行、証券、タイヤ、貴金属、コンピューターハード、ネットなどがさえませんでした。
 NYダウは反発。昨日も「鯨幕相場」通りの展開になりました。引け値ベースの高値は更新しましたが、ザラバベース(3月26日高値1万4602ドル)は更新できず、依然、高値圏でのレンジ形成の動きになっています。来週は、製造業や雇用関連の重要指標の発表が相次ぎますが、結果を受けレンジ突破がなるか注目されます。鯨幕に従えば、週明け月曜日の相場は下落することになりますが…。

 米国株は反発。CME日経平均先物終値は、大証先物比15円高の1万2415円と小動きで帰ってきました。レンジは、1万2280円~1万2495円。円は、キプロスの銀行の平穏な営業再開を受け、対ユーロは120円70銭台に小幅軟化したものの、予想を上回る新規失業保険申請の増加や予想を下回ったGDP確定値など弱い経済指標を受け対ドルは94円10銭台に上昇して帰ってきました。本日の、日本株は、為替や欧州情勢の不透明感、中国の金融規制の動きなど不安要素はあるものの、期末の評価上げを狙ったドレッシングの動きなどから、堅調な動きが期待されます。来週後半に日銀会合を控えた含み資産株、新年度の政策を先取りしたバイオ、農業、新エネルギー関連などテーマ株が底堅い展開になりそうです。ただ、昨日、中國が発表した高利回り商品への規制は、同商品が中国経済の一端を支えている部分もあり、経済への影響が懸念されます。今日の動きによっては、日本株の足を引っ張ることになるかも…。引き続き、決算増額修正期待銘柄の押し目買い方針が有効。
 
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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