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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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今は我慢して2番底を待つとき…
 週明け17日の日経平均は264円72銭安の1万5249円72銭、TOPIXは28.55ポイント安の1472.70と、ともに大幅続落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは90、RSIは50、25日線とのかい離はマイナス1.2%になりました。先週末の週の日経平均サイコロは5勝5敗、RSIは44となっており、整理未了感は否めません。今週、来週と安ければ週足サイコロは4勝8敗まで行きますので、できたら大きく崩れないで整理してくれたら(あつかましい…?)いいのですが。

 さて、今年の相場は残すところ後2週間になりました。波乱の年にふさわしく、「世界同時株安」の門を開いて一年を終わろうとしています。サブプライムローンばかりに目が行っている間に、米国では消費者物価が急上昇。利下げで金融危機を乗り切る…という、FRBの思惑に誤算が生じ、利下げはしにくくなった、とみた株式市場は急落しました。また、熱狂的な株式ブームに沸いた中国、香港の株価も下落、今日はインドも下げています。また、対米輸出依存度の高い台湾や韓国も下げ、世界の株価はサブプライムローンへの不安感から、米国経済の後退、世界経済の成長減速を織り込み始めた感があります。

 そこまで弱気をする必要は無いのでしょうが、なんだか市場の空気が重たくなってきました。やはり、当面のポイントは、欧米金融機関と景気の動向ですが、サブプライムクライシスの影響は、SIVから保証会社に移るとともに、サブプライムローンウイルスは一段格上の「ALT-A」という住宅債券にも及び、価格が下落。これを組み入れる証券化商品へのウイルスの侵食が進み、商品の劣化が広がっています。

 CDOやRMBSなど証券化商品には、M&Aの資金調達債券などもはいっていますので、株価が下落すると、優良債権がジャンク化しさらに、価格の下落に拍車をかける可能性があります。今日、前FRB議長のグリーンスパン氏が「公的資金」の出動を提案した、ということが伝えられました。負の連鎖を断ち切るためにはこの方法しかないと思うのですが、することなすことが、世界の足を引っ張っているブッシュ大統領が反対しており、果たして、すんなり採用されるかどうか…。

 結局、株価の下落など市場から催促される格好で「公的資金」出動に追いかまれるんでしょう。とにかく、すでに民間ベースで何とかしようという段階は過ぎています。今後は政策に依存する度合いがたかまってきますから、それによって相場が急変してくる可能性を常に頭にいれて行動しなければなりません。ポジションを一方向に傾けるのはこれからは危険です。インフレ退治に執念を燃やす、ECBだって突然利下げに踏み切るケースもありうるのです。

 とにかく、3分の2戻しを達成した米国株、半値戻しを達成した日本株。ともに、現在は2番底を確認しにきているところです。底抜けになるか、2番底が入って高値挑戦が始まるか。今は、微妙なところです。中国の動きが気になりますが、とりあえず、2番底が成るか、成らぬか…じっくり観察したいところです。

 ただ、戻しにはいっても日本株には過大な期待は禁物です。日本の行政や政治家に海外の投資家が疑問をはさんでいることは、これまで何度も書いてきました。内需が政策失敗のおかげで底割れ寸前にあるのに、接近した日銀政策決定会合で利上げがあるとか無いとか言う議論が未だになされています。必死になって内需を刺激しなければいけないのに、やっていることは消費者の購買意欲を削ぐだけでなく、購買資金を奪うような政策さえ進めている。おまけに、国会では、いまだに、「言った」、「言わない」でくだらない議論を重ね、予算審議もままならない状態。国の方向性がわからないのに海外投資家が日本株を買いに来るわけはありません。

 今日の日経記事のなかで、川本女史が「自滅不況」について書いておられたが、まさに今の日本は自滅寸前の状態。日本の個人投資家はとっくの昔に愛想を尽かし、海外に資金逃避したが、これから怖いのは、日本株に投資してきた海外投資家が「プッツン」したとき。
 小泉時代に縮小された権限を取り戻そうと躍起になっている官僚諸氏、族議員として国民の方を向かず利益団体ばかりの擁護を行う政治家諸氏…「お前ら、いまのままだと本当に国を滅ぼすことになるよ…」

 
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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