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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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予想を上回る経済指標を好感するも、QE撤退懸念から高安まちまちの終わり
 おはようございます。

 米国でQE(資産買い取り)政策の先行きに靄が立ち込めはじめたようです。昨日発表された小売売上高は、0.1%の増加となりました。市場予想は0.3%の減少でしたから、ポジティブサプライズの結果になりました。好調な住宅建設やリフォーム需要を受け建築用資材やリフォーム用に建築用資材が1.5%伸びたことや、自動車・同部品の売り上げが1.0%増加したことなどが影響したようです。一方、ガソリン販売が4.7%と大幅な減少になりましたが、車利用度が高い米消費者にとって、ガソリン価格は税金と同じ性質のもの。この価格が落ち着いていることが、売上高の減少につながったものと思われます。米国では、給与税の引き上げや歳出強制カットの影響が、消費に影響することが懸念されていますが、今回の、小売売上高の結果を見る限り影響がでていないことが確認された格好です。ガソリン価格が低下傾向にあることが、給与税引き上げのマイナス効果を相殺している側面もありそうです。

 給与税引き上げや歳出強制カットの影響が出ていないことに加え、雇用状況の急速な改善を受け、市場はFRBの資産買い取り政策が修正されるのでは…と真剣に考え始めています。先週末、ウォールストリートジャーナルが、FRBウォッチャーとして著名な記者の「FRBがQE3からの撤退の準備を進めている…」との記事を掲載したことから、ますます警戒的になっています。昨年後半にも、一時、縮小が検討されたようですが、景気に変調が出たことから、QE3に追い込まれる結果になりました。日銀が「偽りの夜明け」にだまされ金融引き締めに動き、結果的にデフレを深刻化させた失敗を意識しており、今回も、なかなか変更に踏み切れないようです。財政緊縮の影響もまだ読み切れていないこともあるようです。実際に踏み切るまでには、時間が必要と思われます。また変更するにしても、規模を少しずつ減らすなど、市場に配慮すると思われますので、世界景気が上向けば、影響は相殺されるのではないでしょうか。要するに今の段階では、変更があるかどうかはわからないが、将来的には間違いなくあるだろう…という観測で市場は織り込みを始めています。カギは「何時」ですが、この決定権を持つのはバーナンキFRB議長…。このところ、音なしの構えですが、市場は、18日の講演、22日の両院合同委員会での経済見通し証言などから、「何時」を探り出そうと必死になっているようです。

 13日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万5091ドル68セント -26ドル81セント(0.18%)

 NASDAQ総合指数 3438.79ポイント +2.21ポイント(0.06%)

 S&P500 1633.77ポイント +0.07ポイント(0.0%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万4865円 +45円

 米国10年物国債金利 1.923% +0.023%

 ニューヨーク原油 95.17ドル -0.87ドル

 GOLD 1434.30ドル -2.3ドル

 ドルインデックス 83.27 +0.17


 昨日の米国株は、前週高値を更新したことや週末に報道されたQE3撤退報道などから、利食い売りが先行。反落してのスタートになりました。金融政策の変更思惑に加え、この日発表された小売売上高が予想を上回ったことから長期金利が上昇。これを受けドルが上昇したことを受け、資源価格が下落したことが資源・エネルギー株を押し下げ、指数の足を引っ張りました。一方で、このところ売られていた、医薬品やヘルスケア、バイオ関連などディフェンシブ系業種に買いが入り、指数を下支え。ニューヨークダウは、売り買いが交錯するなか、前週末引け値を下回った水準で小動きに推移。終日値幅は、60ドルにとどまりました。結局、ニューヨークダウは小幅反落したものの、アップルなど指数寄与度の高い銘柄の上げから、NASDAQ綜合指数、S&P500は続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前週末比3731万株減の5億9256万株。騰落状況は、値上がり1225、値下がり1867。VIX指数は12.55に低下。

 ダウ30種は、値上がり13、値下がり17。薬品大手ファイザーが2.2%上昇したほか、JPモルガン、マイクロソフトがそれぞれ1%超えの上昇。一方、アルコアやデュポン、キャタピラなど景気敏感株が下落したほか、インテル、IBMなどIT関連の動きがさえませんでした。
 NYダウは反落。業績発表の一巡による手がかり材料難やドル高による輸出株への警戒から弱含みの鵜動きになりました。引き続きNASDAQ市場の堅調ぶりが目立ちますが、昨日の上げは、一部指数寄与度の高い銘柄の影響が強く、騰落状況は、上昇1159に対し値下がり1363と、下落数が上回っています。当面、新たな手掛かり材料待ちから高値持ち合いの動きに移行しそうです。今週末のオプションなどのSQも懸念材料。

 米国株は高安まちまち。CME日経平均先物は、大証先物終値を45円上回る1万4865円で帰ってきました。レンジは、1万4730円~1万4895円。円は、米金利上昇を受け対ドルで101円80銭台にやや軟化。対ユーロは、ECB理事がマイナス金利に言及したこともあり132円台と横ばいで帰ってきました。本日の日本株も堅調に推移しそうです。円安効果で日本企業の業績に伸びしろが出てきたことから、内外投資家に組み入れを増やす動きがでており、引き続き、コアストックが中心の展開になりそうです。大きな抵抗線を突破してきた日立製作所の動きが注目されます。不動産や含みからの乗り換えが始まっているようですが、ポスト業績発表の焦点は、6月の成長戦略の発表。内需振興を国際公約としている以上、円安を利用した輸出振興策は公約違反。修正する方向を間違えないようにしなければいけません。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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