FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -



QE政策への見方が対立し神経質な動きが続いたあと、連銀関係者のタカ派発言(QE縮小・停止)を嫌気し、引け間際に売られ、反落して終了
 おはようございます。

 米国では、FRBの異例の金融緩和の行方をめぐって神経質な動きが続いています。このところ、各地区連銀総裁の講演や発言が多くなっていますが、先ごろからは、タカ派のフィラデルフィア連銀総裁の、「次回会合(6月18日・19日)で、QE(資産買い取り)政策を縮小。年内に停止すべき…」との発言が話題になりました。同総裁は昨日も、同様の発言を繰り返しています。また、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁も「夏にかけ減少させ、年内に停止すべき…」と昨日発言。ダラス連銀のフィッシャー総裁も「住宅市場は回復しており、MBS=不動産担保ローン証券=の購入を減らすべき…」と発言。FRB内で、QE縮小論が急速に高まっている印象がもたれます。ただ、いずれも、以前からQE政策に反対している人や、FOMC(米連邦公開市場委員会)で投票権が無く、自由にものが言える立場にありますので、市場は、発言に過剰に反応していない感じがあります。

 一方、昨日は、FRBのラスキン理事が「現在の緩和策は適切…」と発言。市場の懸念を抑えるような動きをしていました。また、ハト派のボストン連銀のローゼングレン総裁も「緩和策は適切…」と反対の発言をしています。また、最近の物価がFRBが目標とする2%を下回っていることから、投票権をもつシカゴ連銀のエバンス総裁は「デフレを懸念。QE縮小は時期尚早」と発言。同じく投票権を持つセントルイス連銀のブラード総裁は「デフレ懸念があり、QE策を強化する必要がある…」と発言しています。大まかにみると、QE政策の物価への影響で意見が分かれているようです。一方はインフレを懸念し、一方は、デフレを懸念する…と正反対の見方になっています。一連の後援会の締めくくりで18日にバーナンキFRB議長が講演を行いますが、これまで避けてきた金融政策への言及をするのかどうか…、22日の上下両院の合同委員会での経済に関する議会証言まで引っ張るのか…。

 昨日発表された4月の消費者物価指数は市場予想を上回る0.4%の下落。新規失業保険申請件数は、前週から3万2000件も増加。住宅着工件数は-16.5%と二けたの減少。フィラデルフィア連銀製造業景況指数は、前月の+1.3から、-5.2に急落。この数字を受け、果たしてQE政策を縮小できるものかどうか…。バーナンキ議長講演への関心は否が応でも高まります。

 16日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万5233ドル22セント -42ドル47セント(0.28%)

 NASDAQ総合指数 3465.24ポイント -6.37ポイント(0.18%)

 S&P500 1650.47ポイント -8.31ポイント(0.50%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万4955円 -115円

 米国10年物国債金利 1.865% -0.078%

 ニューヨーク原油 95.16ドル +0.86ドル

 GOLD 1386.90ドル -8.30ドル

 ドルインデックス 83.78 -0.24


 昨日の米国株は、朝方発表された新規失業保険申請件数が予想を上回る大幅な増加になったことを嫌気し、売りが先行。反落してスタートしました。ただ、前日引け後に発表されたシスコシステムズの決算が予想を上回ったほか、IT投資が増加傾向にあるとしたことから、IT関連が買われニューヨークダウは上昇に転換。寄り後まもなく、この日の高値1万5302ドル(前日比27ドル高)し、小幅ながら史上最高値を更新していました。しかし、予想を下回る景気指標が立て続けにでたことから、再び、マイナス圏に下落。CPIがマイナスになったことや、冴えない景気指標はQE継続の理由になるとの観測から再び買いが増加し、プラス圏に浮上するなど、神経質な動きを繰り返したあと、引け近くにサンフランシスコ連銀総裁のQE縮小・停止発言が伝わり、下落幅を拡大。結局、主力3指数とも反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比5724万株減の6億8259万株。騰落状況は、値上がり1231、値下がり1859。市場への懸念がやや強まったことでVIX指数は、小幅に上昇13.07と大台を変えてきました。

 ダウ30種は、値上がり7、値下がり22、変わらず1(アルコア)。予想を上回る好決算のシスコシステムズが12.6%上昇。ダウ指数の下支えに貢献しました。また、IT投資増への期待感から、関連のヒューレッドパッカード、IBM、マイクロソフトが上げています。一方、引け後にさえない決算を発表したウォルマートが1.7%下落。住宅着工件数の減少をうけホームデポが1.4%下落していたのが目立ちました。
 NYダウは反落。QE政策への見方により売買が交錯。NYダウの終日値幅は87ドルと小幅にとどまっています。昨日も、RSIや25日線かい離の拡大などから、短期的に横ばいの動きになりそう…としましたが、ほぼ想定通りの動きになっています。また、明日、オプションなどのSQを控えていることも、市場をナーバスにさせているようです。上昇トレンドに変化はないものの、明日の以降のバーナンキ議長の発言がポイントになりそうです。

 米国株は、連銀関係者のタカ派発言を受け反落。CME日経平均先物は、大証終値を115円下回る1万4955円と、大台を割り込んで帰ってきました。レンジは、1万4890円~1万5200円。円は、冴えない米景気指標を受けた金利の低下があったものの、QE縮小発言があったことが影響を相殺し、対ドルは102円20銭台と横ばい。対ユーロも131円70銭台と横ばいで帰ってきました。本日の日本株は、週末要因もからみ軟調に推移しそうです。朝方は、CME日経平均先物の終値にさや寄せし、軟調な始まりになりそうです。その後は為替の方向感がつかめないことや、債券市場の動き次第で先物筋の仕掛け的な商いから波乱することもありそうです。CMEレンジ下限が1万4890円をつけており、売り目標にされる懸念があります大手紙が成長戦略の一環として農業や企業向けの強化戦略を発表する…と伝えており、関連株がにぎわう可能性もあります。指数と個別株の動きが相反する動きもありそう。データセンター運営のネックになってきた電力消費の軽減策を開発したNEC…。
※レポート購読会員を募集しています。関心のある方は、レポート案内を見るか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。
スポンサーサイト





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ