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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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安倍政権の成長戦略関連が買われたことや債券の安定から含み資産株が復活したことを受け反発して終了
 決算発表が終わり、いよいよ、安倍政権の三本の矢の最後である成長戦略を織り込む相場に入っていきます。16日までに発表されたところ(全体の95%近くをカバー)におよると、今期は、売上高が7%増、経常利益23.6%増、最終利益55.2%増と増収増益を予定しているようです。前期は売上増加幅が、3%の増加で下から、今期は倍以上の伸び率を見込んでいることになります。ただ、売り上げの増加幅に加えて、経常利益の伸び率が少ないような気がします。バブル後の安値からの立ち直り時期は、減収でも二けた増益することがありましたが、今回は、以前ほどのコスト削減努力をしていなかったのでしょうか。真剣に損益分岐点の引き下げの努力していれば、1%の売り上げ増で、経常利益が二けた以上は伸びてくるものですが、もう、から雑巾から水が絞れない状態になっていたのか、それとも、震災の復興需要のおかげで、損益分岐点の引き下げ努力を怠っていたのでしょうか…。やや、不満の残る決算内容でした。今期については、輸出企業の採算レートは、まだ90円付近に設定してあり、会社側予想にはまだ伸びしろがあると考えておいていいでしょう。その分、PERは上昇してくることになりそうです。

 とりあえず、決算発表は一巡しましたが、先行きが強気できる経営環境になったことから、この際、懸案になっていた損失を出しておこうということで、当初予想が大きく狂う企業も多くあり、その面からいえばアナリスト泣かせの決算だったといえなくもありません。ただ、受注環境は良いのに、あえて、マイナス面だけを出してきた企業もありますので、こういうのは、決算で売られた今がいい買い場になるはずです。

 さて、本日の日本株ですが、米株安やCME日経平均先物安を受け、先日まで上げた輸出株中心に売られ、反落スタートになりました。週末にともなう手じまい売りも絡み、日経平均は寄り後まもなく、この日の安値1万4902円(前日比135円安)をつけています。ただ、債券市場が日銀のテコ入れもあり落ち着いた動きになると、先物筋に買いを入れるものが増えたほか、金利上昇を嫌気して売られていた不動産や含み資産株、建設株などが上昇。朝方書いたように、安倍政権の成長戦略を報じた大手紙の記事をうけ、リース会社や農業関連が急伸。後場に入って、円がじり安すると、輸出株にも買いが入り、引けにかけ上げ幅を拡大。引け近くに、日経平均は前日更新した戻り高値(1万5155円)をわずかに上回る1万5157円を付けています。結局、日経平均は100円88銭高の1万5138円12銭、TOPIXは8.01ポイント高の1253.24ポイントと、ともに反発して終わりました。週末要因や今晩米国でバーナンキFRB議長の講演を控えていることから、手控え気分が強く、出来高は、前日比7億株減少し、44億519万株、売買代金も6000億円近く減少した3兆4018億円になりました。騰落状況は、値上がり1286、値下がり380。

 今日の終値での日経平均サイコロは6勝6敗(TOPIXは7勝5敗)、RSIは80%、25日線かい離は+7.8%と、サイコロを除き警戒ゾーン。物色の強さを見る、騰落レシオは120%と前日から上昇しています。先物の影響が強まっているのか、今週に入って、上昇する日と下落する日が交互に繰り返すようになってきました。今晩の米国の動きにもよりますが、週明けは先物の売りから入りやすくなる順番ということでしょうか。まあ、そんな単純ものではないと思いますが…。日経平均は、テクニカルな分析ででてくる目標値を次から次に突破してきます。典型的な金融相場の特徴を呈してきました。投信や年金などに個人資金がどんどん入ってきて、仕方なしに買わなければならず、さらに上昇する…というパターンになっています。今週のレポートでは、3万8915円をつけた1989年以来の足を使い、中期目標を設定しましたが、その際に計算していた、2003年底をから2007年高値までの倍返しポイントも近づいてきています。とにかく、一日でも早く、下降トレンドから抜け出し、日本経済の成長トレンドを取り戻してほしいものですね。

 今週は、日立やいすゞ自動車、大成建設などが、高値を更新してきました。大気社も、引け新値で終わってきました。とりあえず、無難に終わった…と言うところです。ただ、今日は、不動産株や含み資産株が切り返しに入ってきました。債券市場の安定に助けられた所はありますが、もう終わった…などといわれた不動産リートに海外投資家の資金が入ったり、アジア系の資金が日本の不動産取得に動いている…とも言われています。切り返すには、まだ調整の日柄が足りないような気がしますが、25日線を下回るなどテクニカル的に悪化した状況から一気に抜け出せるかどうか…。来週の動きが注目されます。
 どちらにしても、来週からは決算を気にせず、また循環かさ上げ相場に復帰することができますね。
詳しくは、日曜日発信のレポートで解説します。
 昨日は、病院に行きそこない、今日も行けずじまいでした。血圧が上がりすぎて、頭がボーッとしています。明日こそは、行かなくては…。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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