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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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FRB関係者のQE持続支持発言や、個別企業の好材料を手掛かりに買われ反発して終了
 おはようございます。 昨日は昼から大阪に行く用事が出来て、書き込みができずに失礼しました。リタイヤしたはずなのに、何かと忙しいですね。

 さて、昨日の日本株は、流動性相場の激しさが表にでてきた感じです。新興市場の乱高下、最近の東電の動きなどを見ていると、アルゴリズム取引の影響が強まってきたな…と感じていましたが、昨日は、東電だけでなく三菱自動車にも波及。同社だけで10億株を超える商いをやっていました。東電の場合は、原発再稼働や政府の支援強化、今日報じられた中部電力と火力発電所を建設。首都圏で売電事業を行うことなどが好感された…とういう背景がありますが、三菱自動車の場合は何があったんでしょうか…。どうも値動きだけを手掛かりに、高速の回転商いが行われた感じがします。どうも、この種の商いが入った銘柄には近づきたくないですね。上げているときは勢いがあるので気分もいいでしょうが、いったん、下向きになったら、同じ勢いでさげることになります。あちこちで、食い散らかした後の残骸が増えて来ている感じがするのは私だけでしょうか…。ヘッジファンドや証券会社のディーラーなどが味付買いし、それに短期回転筋が乗っかっていく…。何か、踊らされている感じがしないでもありません。もっとも、今週のレポートでは、短期的にこんな相場展開になることを想定。景気敏感株も取り上げ、案内文では、景気敏感の候補銘柄まで紹介しましたが…。

 まあ、昨日は米株反落、CME日経平均先物安を受け、下落して始まった後、出遅れ感のある素材関連を中心に買い上げられ、前引け近くにプラス圏に浮上。しかし、債券市場が下落すると午後から不動産など内需系株が売られ(値動きのいいものへの乗り換え…?)て前場安値水準まで下落。後場になり、円が弱含むと先物買いが増加。裁定買いも入り引けにかけ急速に値を戻し、結局、日経平均は20円21銭高の1万5381円02銭、TOPIXは0.88ポイント高の1270.39ポイントと3日続伸して終わりました。出来高は前日比14億株増の62億5136万株と急増。4月5日の64億4912万株につぐ、市場第2位の商いになりました。騰落状況は、値上がり711、値下がり924。

 この日の終値での日経平均サイコロは8勝4敗(TOPIX同じ)、RSI83%、25日線かい離+8.3%、騰落レシオは116%でした。指数系が上昇する半面、全体の物色範囲を示す騰落レシオは低下。主力株に商いが集中しはじめたことがわかります。昔から、日経平均は、NYダウの10分の1が適正数字…と教えられてきましたが、気が付けば、日本株が追いつき並んでいたんですね…。ヘッジファンドなどが日本株は割高になった…など弱気の発言をし始めましたが、こんな数字も関係しているんでしょうか。

 22日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万5387ドル58セント +52.30ドル(0.34%)

 NASDAQ総合指数 3502.12ポイント +5.69ポイント(0.16%)

 S&P500 1669.16ポイント +2.87ポイント(0.17%)
 
 CME日経平均先物(円建て) 1万5485円 +85円

 米国10年物国債金利 1.944% -0.021%

 ニューヨーク原油 96.16ドル -0.55ドル

 GOLD 1377.60ドル -6.5ドル

 ドルインデックス 83.83 +0.08


 昨日の米国株は、連銀関係者の緩和策支持発言を受け、買い先行でスタート。寄り付きから高値を更新して始まりました。ただ、今晩行われるバーナンキFRB議長の上下両院合同経済委員会での証言への警戒が強く、高値更新に伴う利食い売りもあり、寄り後まもなく、前日終値水準まで下落する場面もありました。ただ、昼過ぎからは、ホームセンター大手ホームデポが、堅調な住宅リフォーム需要を背景に、前期決算、市場予想をともに上回る決算を発表。通期予想も上方修正したことを好感して買われたほか、経営権限の分離に関する株主要求があったJPモルガンで、分離案が否決されたことも好感されるなど、指数採用企業に好材料が続いたことで、引けにかけ上げ幅を拡大。一時、この日の高値1万5434ドル(前日比99ドル高)をつけ、最高値を更新する場面もありました。ただ、FRB議長の議会証言への警戒感が強く、引けに賭けては、やや上げ幅を縮小。結局、主力3指数とも小幅に反発して終わりました。出来高は、前日比3342万株増の6億8529万株。騰落状況は値上がり1667、値下がり1405。VIX指数は、FRB議長証言へのヘッジとして買われ、前日比2.7%上げ、13.37になっています。

 ダウ30種は値上がり18、値下がり11、変わらず1(アルコア)。強気の見通しを発表したホームデポが2.5%上昇、経営権の分離案が否決されたJPモルガンが1.4%あげたほか、メルクが4.7上げ、指数の上げを支えました。業種別では住宅リフォーム、トラック、家電、ヘルスケア、医薬品などが上昇。非鉄、レジャーサービス、住宅建設、空運、ネット関連などがさえませんでした。
 ダウは反発。このところ、小動きになるなか、上昇と下落を隔日で繰り返しています。FRBの金融政策への懸念が頭を押さえ、動きを鈍らせているものの、じりじりと高値を切り上げていく動きは、かなり強いものと思われます。一時、10勝2敗を超えていたNYダウのサイコロは、高値圏での調整を経ながら、7勝5敗に低下。落ち着いた動きになっています。今晩の議会証言がカギになりますが、物価が低下傾向にあるほか、労働参加率が過去最低水準にあり、FRBが政策目標として掲げた物価目標、失業率目標と差があるのに、はたして政策の手直しができるものかどうか…。

 米国株は反発。CME日経平均先物は、大証終値を85円上回る1万5485円で帰ってきました。レンジは、1万5270円~1万5535円。円は、甘利経済再生相の修正発言や、米金融政策手直し懸念の後退を受け、対ドルは102円50銭台、対ユーロも132円30銭台に下落して帰ってきました。本日の日本株も、円が小幅安したことを好感。輸出株や出遅れの素材株などが買われ続伸。高値更新へ挑戦しそうです。CMEの終日レンジが幅広く、先物筋の動きによっては上下に振れることもありそうです。長期金利の上昇を嫌気して、不動産や建設などの動きがさえませんが、上昇中の13週線に接近。テクニカルな買い場に近づいていることには注意が必要です。今日、日銀会合が終了しますが、政府から、国債価格の安定策を要請されており、何らかの策が出てくるかどうかで、内需系の動きも決まりそうです。昨日も書いたように、自公は週はじめに「国土強靭化法案」の衆院への提出を行っており、具体的な審議がはじまることも注目点です。今の市場の基本は、循環かさ上げ…。一方の上げが加速するほど、他方の買い場が近づいてくる…。引き続き、NEC…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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