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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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FRB議長の議会証言、FOMC議事録でQE縮小の可能性を示唆。相場は乱高下した後反落して終了
 おはようございます。

 米国の投資家は、各地区連銀総裁の発言に翻弄されていましたが、昨日は、もっとも強い発言権を持つバーナンキFRB議長の議会証言が行われました。質疑に先立つ、米景気の現状説明のなかで、金融政策の現状維持が必要…と述べたことから、慌てた投資家は買いに入りましたが、その後の質疑の中で、「経済指標の状況によっては、今後数回のFOMCで政策の手直しもありうる…」と発言。これを受け、市場は年内の政策手直しもありうる…と解釈。今度は、株を売る…という慌てぶりでした。同議長の言っていることは、至極当然のことのような気がしますが、市場は株高を支えているのが、FRBによる資金注入とみていますから、過剰反応するのも仕方がないのでしょうか。

 その後、発表された4月30日・5月1日開催分のFOMC議事録では、複数のメンバーから、政策の手直しについて言及があったものの、「債券などの買い入れプログラムの縮小に移る前に、景気が回復していることを示す裏付けが必要…」とすることで一致。同議長の議会証言と一致する内容だったものの、FOMCでQEの縮小策が検討されていたことに、市場は懸念を持ったようです。ただ、同議長は、給与税や歳出強制カットの影響を懸念しており、そう簡単に緩和策を手直しすることにはならないものと思われます。やるとしても、前回FOMCでQEが増減することはありうる…としたように、減額してみて市場の反応が厳しければ、再度増額するなど、小幅な調整を繰り返しながら、軟着陸を狙うことになるのではないでしょうか。FRBの頭の中には、「偽りの夜明け」に騙され、一気に引き締めに転じ、デフレを深化させた日銀の大失敗が、トラウマになっているみたいですから…。それにしても、この騒動で、ニューヨークダウは上下に277ドルもぶれ、CME日経平均先物も545円もぶれるという大波乱になりました。何事も、急ぎ働きはいけませんね。

 22日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万5307ドル17セント -80ドル41セント(0.52%)

 NASDAQ総合指数 2463.30ポイント -38.82ポイント(1.11%)

 S&P500 1655.35ポイント -13.81ポイント(0.83%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万5640円 -30円

 米国10年もの国債金利 2.026% +0.082%

 ニューヨーク原油 94.28ドル -1.90ドル

 GOLD 1367.40ドル -10.2ドル

 ドルインデックス 84.28 +0.52


 昨日の米国株は、バーナンキFRB議長の議会証言待ちから、模様眺め気分の強い始まりになりました。市場予想を下回ったものの中古住宅販売件数(4月)が2009年11月以来の水準に増加したことや、パソコン大手ヒューレッドパッカード(HP)の決算が、大幅な減益(37%減)だったものの予想を上回るなど、好材料もあり前日水準を上回ってスタートしていました。取引は、バーナンキ議長の証言を実況中継で見ながらの展開となり、同議長が政策の現状維持を示唆すると、買いが増加。寄り後まもなく、ニューヨークダウはこの日の高値1万5542ドル(前日比155ドル高)をつけています。しかし、合同委員会メンバーとの質疑応答で、状況次第では今後数回以内のFOMCで政策を手直しする…と言及すると、年内に政策手直しがありうる…とし、次第に売り物が増加。2時すぎにFOMC議事録が公表され、QE縮小策について検討されていたことがわかると、引けにかけ売りが加速。結局、主力3指数とも反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1億6754万株増の8億5284万株。騰落状況は、値上がり657、値下がり1886。VIX指数は、3.4%上げ13.82に上昇していました。

 ダウ30種は、値上がり6、値下がり24。堅調な中古住宅販売件数を受けホームデポが1.2%上昇。経営権限の分離要求が否決されダイモンCEOの権限維持が決まったJPモルガンが1.1%上昇。大幅減益ながら、利益が予想を上回ったHPが0.6%上昇。一方、好決算を受け上昇していたシスコシステムズやデュポンが、それぞれ2.8%、1.4%下落。メルク、ベライゾンが各1%超えの下落になりました。
 NYダウは反落。先週15日から、確実でプラスとマイナスを繰り返しています。先日から、25日線かい離の拡大、RSIの警戒ゾーン入りなど短期的な加熱サインが出ていることを懸念しましたが、昨日の議会証言やFOMC議事録が、利食いを促した側面もあります。FRBがQEの手直しを検討し始めたことは、カンフル剤なしでも景気が自律的に動けることを認識しだした…ということでもあります。この動きを受け、米10年国債金利は、再び、2%台に乗せてきました。当面は、気迷い感からもたついた動きになりそうですが、債券市場からの資金流入をうけ、早い時期に上昇基調を取り戻してきそうです。

 米国株は反落。CME日経平均先物は、大証終値を30円下回る1万5640円で帰ってきました。レンジは、1万5450円~1万5995円。円は、緩和解除を思惑し、対ドルは103円台に下落。対ユーロは132円50銭台と小幅な円安で帰ってきました。本日の日本株も昨日同様先物次第の展開になりそうです。CMEレンジ上限は1万6000円まであと5円に迫っていたものの、引けは高値から355円低い水準で終わっています。米長期金利が2%台に乗せており、日本国債への影響が懸念されますが、昨日の黒田日銀総裁の金利安定への取り組み発言もあり、反応が読みづらくなっています。CMEのレンジは545円と乱高下しており、先物筋にとっては、仕掛けがしやすく、今日は荒れ模様の展開が予想されます。債券が波乱しなければ、円安を好感し上振れする…という流れでしょうか。個別は引き続き出遅れ株のかさ上げが続きそう…。回転が速くなっていますので、高値掴みには注意したいところ…。政策関連銘柄の押し目待ち。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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