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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2020/08 | 09
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強い経済指標から金利が上昇したことや、クリスマスセール立ち上がりへの失望感から下落して終了
 おはようございます。紅葉情報を見ると、竜田川が「見ごろ」とありました。週末にでかけましたが、ちょうど「もみじ祭り」とかで、人が多く、引き返してしまいました。改めて、出かけてみましょうか。

 さて、米国消費の強さを占う、クリスマスセールが感謝祭から始まりました。9月の新学期セールでずっこけましたので、小売り、ネット販売各社とも早々にディスカウントして客寄せに努めたようですが、報じられたところでは、全米小売業協会が委託して行った調査では、11月28日の感謝祭以後、4日間の売り上げは、小売り・ネット合わせて574億ドル。前年同期比2.9%の減少になった、といいます。購入人数は同200万人増の1億4100万人に増加したようですが、意外に財布のひもが固く、一人あたりの支出は407ドル02セントで、同9%減だった、といいます。小売り各社も、新学期セールの不振で覚悟はしていたものと思われますが、「やはり…」と落胆は隠せないようです。ただ、日本でも、最近は家電量販店などは展示場化し、実際の買い物はネット…というのが、新しい購入スタイルになりつつありますが、米国でも、サイバーマンデーといわれ、感謝祭休日明けの月曜日に、ネットで購入する人が増えるそうです。果たして、昨日のサイバーマンデーで、どこまで盛り返すか…? 大したことがなければ、在庫を抱えないためのダンピングが始まり、企業が損失を抱えることがあるかも…。

 日本は、資産効果などから高額商品の売り上げが伸びているようですが、本当の個人消費の勝負は、来年の春闘でどれだけの賃上げが実現するか…。不安定な経営環境を理由に労働分配率を下げてきた企業の姿勢次第ですが、安倍政権にしてみれば、これだけ企業に配慮してやってきたのに、「これだけの賃上げ…?」。これでは内需の刺激もできないし、「企業への風当たりを強くするかも…」なんて言い出しかねません。春闘は来年の株価を見る上での注目ポイントの一つになりそうです。

 2日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万6008ドル71セント -77ドル64セント(0.48%)

 NASDAQ総合指数 4045.26ポイント -14.63ポイント(0.36%)

 S&P500 1800.90ポイント -4.91ポイント(0.27%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万5760円 +60円

 米国10年物国債金利 2.8010% +0.065

 ニューヨーク原油 93.80ドル +1.10ドル

 GOLD 1221.90 -28.10ドル

 ドルインデックス 80.90 +0.25
 

 週明けの米国株は、今週重要な経済指標の発表を控えていることから模様眺め気分が強まり、前週引け値と同水準で始まりました。寄り後は、予想を上回るユーロ圏製造業PMI指数が発表されたものの、スペイン経済への警戒的な動きから欧州市場が軟調に推移したことなどを嫌気し、売りが先行。一時、下落幅を拡大する場面もありました。ただ、10時過ぎに発表されたISM製造業景況指数が、前月、予想をともに上回る好調なものになったことから押し目買いが増加。ニューヨークダウは昼までにこの日の高値1万6098ドル(前週末比12ドル高)をつけています。午後に入ると、強い景気指標を受けてQE縮小前倒し懸念が増大。長期金利が2.8%台に上昇したことや、金価格が急落したことを嫌気。住宅株や金関連が売られ、下落に転換。クリスマス商戦の不振が伝えられると下落幅を拡大し、引け近くにはこの日の安値1万5986ドル(同100ドル安)をつけていました。結局、NYダウとS&P500は続落、NASDAQ綜合指数は反落して終わりました。NY市場の出来高は、前週末比1億9259万株増の6億6649万株(前週末が半日立会だったため…)。騰落状況は、値上がり871、値下がり2209。VIX指数は3.9%上げ14.23に上昇。

 ダウ30種は、値上がり9、値下がり20、変わらず1(GE)。上昇率はVISAの0.82%、マイクロソフトの0.84%が上位。その他は小動きにとどまりました。一方、大手証券の格下げがあったスリーエムが4.3%下落し、値下がりトップ。トラベラーズ、ATT,IBMなど、6銘柄が1%超えの下落となり指数の足を引っ張りました。
 NYダウは続落。主力株の影響が大きいS&P500とともにMACDが売り信号をだし、短期的な調整入りの可能性を強めています。12月は、年金ファンドなどの決算期ですが、ポートフォリオの入れ替えなどから、個別株が波乱しやすくなります。ここにきて、10年債金利が2.8%台に載せてくるなど、再び、QE縮小懸念が出始めていることも高値警戒感を強めそうです。債券市場からの資金流入も継続しており、短期的な過熱調整…というところでしょうか。

 米国株は下落。円は、ユーロ圏の強い経済指標や、米金利上昇を受け、対ユーロは139円40銭台、対ドルは129円90銭台(一時、103円10銭台)と前週末水準から下落。CME日経平均先物は、国内先物終値を60円上回る1万5760円で帰ってきました。レンジは、1万5585円~1万5850円。本日の日本株は、米国株への警戒感はあるものの、円の下落を好感した買いに堅調に推移しそうです。CMEの上限が1万5850円に上振れており、先物筋が買い仕掛けをしてくる可能性もあります。NT倍率に頭打ち感が出ており、当面は、TOPPIX型銘柄が注目されますが、相変わらずCTA機関店とみられる欧州系証券が日経平均型、TOPIX型先物の継続買いをしており、この動きが注目されます。引き続き、円安で業績の上振れ期待があるものや高進捗率銘柄の押し目買い方針。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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