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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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米株高を受け反発するも、FOMC結果待ちのムードが強く、日経平均の終日値幅は74円と膠着状態
 世界の市場は米国FOMC結果に一転集中するようなムードになってきました。米国内では、FRBの広報担当とも言われるウォールストリートジャーナルの記者ヒルゼランス氏が今月初旬、「年内の出口戦略の着手」の可能性を警告。今年5月22日の議会証言で、バーナンキ議長が、唐突に、年内QE縮小着手発言をした時も、それに先立つ9日に同様な趣旨の記事を掲載していました。それだけに市場は今度こそ…と身構え、縮小の開始に備え、月初から持ち高の調整を進める一方、下落リスクに備えるためVIXやベア型のETFを購入するなど、ヘッジの動きをしてきました。それが、今回の米国の調整につながっているわけです。ただ、ここにきて、過去、年末に政策変更が行われたことは無く、縮小へのガイダンスを示すにとどまるのではないか…との観測も台頭。縮小派が買戻しを行うなど、こう着した市場の中でも、変化に備える、強気派と弱気派の攻防が続いているようです。

 まあ、市場は警戒感を強めていますが、今回とよく似たような状況が過去にもありました。ITバブル崩壊後の対応としてFRBは、FFレートを引き下げ金融緩和を行ってきましたが、2003年8月に緩和状態を「かなりの期間維持する」としながら、2004年6月にFFレートを0.25%引き上げたのを皮切りに、年末までに5回も利上げを実施、2005年も8回の利上げをしています。でも、大きな調整にはなっていませんね。当時も、日銀が量的緩和を実施しており、この資金が米国の引き締め転換を緩和した…という見方もできます。その後も米国は引き締めを継続しましたが、引き締め下で2007年の証券化バブルの崩壊まで米国株は上昇しています。それに先立つ2006年3月に、ようやく日銀が量的緩和の解除を発表。以後引き締め策に転換。流動性の供給源を失った市場は、住宅市場から崩壊をはじめ、証券化バブルへの崩壊の道をたどりました。日銀の責任も大きいのですが、米国で資金が不足しても、今度は、円キャリートレードで米国に資金が流れる可能性が高く、みんなが心配するようなことにはならない、という見方もできます。

 日銀は当時を上回り規模の緩和を続けていますから、やがて、円が世界の流動性の支えになっていく日も近いのかもしれません。日米の金融引き締めのタイムラグが、米国の引き締め転換のショックを和らげた、ということですが、今回は果たしてどうか…。QE縮小をやるといっても、市場から資金を吸収する引き締めをやるわけではありませんから、緩和基調は続いていきます。そのうち、デフレ懸念を強めるECBも追加緩和に踏み切る可能性もあり、2003年のFRBの引き締め転換当時より、状況はいいのかもしれません。FOMCの結果はどうなるかわかりませんが、2003年以降と同じような金融環境が維持されるとしたら、そんなに弱気になるのもどうか…と思いますが。

 さて、今日の日本株は、昨日の米国株の上げ、円の落ち着きを受け、買いが先行。CME終値にさや寄せし、1万5290円で高よりした後、すぎにこの日の高値1万5322円(前日比170円高)をつけました。ただ、その後は、売り買いが交錯。米国と同様に引けまで、高値圏でのこう着状が続きました。円の反落を受け外需株が買われたものの、上値を買い上がる動きはありませんでした。一方、底割れが回避された安心感から個人資金を中心に好業績株や、材料株を幅広く買う動きがでていました。結局、売り買いとも見送られ、日経平均の終日値幅は74円幅と、狭いレンジの動きになってしまいました。日経平均は、125円72銭高の1万5278円63銭、TOPIXは9.36ポイント高の1232.31ポイントと、ともに反発して終了。出来高は20億株割れの19億3159万株、売買代金も2兆円を大幅に割り込む、1兆7990億円に急減。見送り気分が強まってきました。騰落状況は、個人の押し目買いが幅広く入り値上がり1277、値下がり393。

 今日の引け値での日経平均サイコロは5勝7敗(TOPIX6勝6敗)に上昇。RSIも46%と前日から上昇。25日線かい離は-0.5%と接近。騰落レシオは93%と前日から低下。引き続き、整理基調の動きです。まあ、長期投資の資金は、仕込みを終えて、もう年内の仕事は終わった感じです。結局、目先でドタバタしている先物筋などが、FOMCの結果を気にして、「どうしょう、どうしうよう」と戸惑っているかんじでしょうか。米国でVIX指数を買ってヘッジしているように、日本でも、HV指数の先物を買って下げ相場に備える動きもでているようです。まあ、ここは、目先で物事を考えるより、視点を先において投資スタンスを考えるところでしょう。

 レポートでは業績面の変化率や上方修正期待を基準に注目株を選定していますが、阪和興業やパナソニック、ダイヘンなどが順調に値を切り上げているほか、経常利益が会社側とアナリストが食い違うとして12月8日号で注目した日工が今日600円超えを達成してきました。一見、乱雑に動いているようでも、ちゃんと、新しい四季報で予想が修正され他ものが動いていますね。以前の四季報で来期減益予想だったローランドDGは、来期増益に修正されています。株価も戻り高値圏で張り付いた動きをして修正を織り込んでいますね。ここは、なにも短期筋に付き合う必要はありませんから、不人気のうちに裏付けのあるものを仕込んで出番を待っているのがベストでしょう。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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