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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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米国FOMCがQE縮小着手を決定。終了へ向けての時間軸延長を示唆したことや不透明感が一掃されたことを好感。買戻し主体に急反発して終了
 おはようございます。

 米国FOMCは、日本株にとって一番いい政策を出してくれました。FRBの影の広報担当といわれるウォールストリートジャーナル記者が予想したように、FOMCは、国債買取分の50億ドル、MBS(住宅ローン担保証券)分の50億ドル、各買取縮小を決定。いよいよ、QE縮小に向けての行動を開始することに決めました。縮小スケジュールについては、今後開催されるFOMCで経済指標を見ながら決めるとしながら、失業率の6.5%割れ、インフレ率の2.5%超えが利上げへの転換点になる公算が大きいとしながら、現在の物価状況や、労働参加率の低さが労働市場への幻滅を表している可能性があり、実際に引き締めに移行するのは2015年になるのでは…との予想を出しています。バーナンキ議長は、QE縮小に関して、各FOMCで経済指標を見ながら慎重に進めるとし、失業率6.5%やインフレ率2%が数値目標となるのではないとしています。同議長は、QE終了の時期についても、従来の2014年半ばから、同年後半に伸びるのでは…との見通しもだし、市場に配慮する姿勢を示しました。FOMCがQE縮小を決定したことや、景気への強気の見方など市場への配慮を示したことから、材料出尽くし感が台頭。市場は弱気ポジションの巻き戻しから、急反発して終わっています。QE縮小決定でドルが買われ円安が進行。同時に米国景気の強さも確認されたことで、日本株への評価が上がっています。ただ、ドル高、米金利上昇は、経済の足腰の弱い新興国にとってはマイナス要因。今後、新興国の選別もはじまりそうです。

 18日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万6167ドル97セント +292ドル71セント(1.84%)

 NASDAQ総合指数 4070.06ポイント +46.38ポイント(1.15%)

 S&P500 1810.65ポイント +29.65ポイント(1.66%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万5895円 +305円 

 米国10年物国債金利 2.8850% +0.0420%

 ニューヨーク原油 97.80ドル +0.58ドル

 GOLD 1235.0ドル +4.90ドル

 ドルインデックス 80.54 +0.50


 昨日の米国株は、FOMC結果の発表をこの日に控え模様眺め気分の強い始まりになりました。朝方発表された住宅着工・許可件数がともに、大きな伸びになったことや大手住宅建設会社の好決算を受け、住宅関連株が買われたことから、午前中は前日比小高く推移。ただ、FOMC結果待ちから上値を買い上がる動きは無く、膠着した状態が続きました。後場になり、FOMCが100億ドルのQE縮小に踏み切ったことが伝わると、一時下落する場面があり、ニューヨークダウは、この日の安値1万5808ドル(前日比67ドル安)をつけました。しかし、声明文の内容が伝わるにつれ、緩和ペースが緩やかなものになることなど、内容が市場にやさしいものだったことから、次第に買いが優勢となるとともに、前日までに採られていた弱気ポジションを巻き戻す動きが強まり、引けにかけ急伸。結局、主力3指数とも急反発して終了。いずれも終値ベースの高値を更新しています。ニューヨーク市場の出来高は、前日比2億1565万株増の8億8187万株。騰落状況は値上がり2461、値下がり685。VIX指数は、下落ヘッジの巻き戻しもあり14.9%下げ13.80に低下しています。

 ダウ30種は、値上がり29、値下がり1(ボーイング)。全面高商状でしたが、前日、自社株買いと増配を発表したスリーエムがこの日も3.36%上げ上昇率トップ。エクソンやAMEX,シェブロンなど14銘柄が2%超えの上げ、1%台も10銘柄に達し、全体の24銘柄が1%超えの上げとなり指数を押し上げました。
 NYダウは、急反発。ザラバ高値の更新は出来なかったものの、引け値ベースは史上最高値を更新して終了しました。頭押さえになっていた25日線も突破。3本新値も陽転し強く相場入りしています。また、売り信号を続けている、MACDが上昇に転じ、シグナルラインに接近。買い信号を出す可能性が強まってきました。今日の上げは、買戻しが主体となっており、今晩以降も続くかどうかが焦点になります。

 米国株は急反発。円は、QEの小幅縮小を受けドルが上昇したことを受け、一気に104円20銭台に下落。対ユーロも142円60銭台に下落。CME日経平均先物は、国内終値を305円上回る1万5895円で帰ってきました。レンジは1万5245円~1万5910円。日本株にとってはFOMC結果は一番良い形で終わった格好になりました。本日の日本株は、円安や米株高を好感。CME終値にさや寄せし、急伸してスタートしそうです。円が、5月高値時の水準を下回ってきたことから、日経平均6月高値1万5942円更新の可能性が強まってきましたが、月末までこの水準が維持できれば、20年来の上値抵抗線を抜け、大きなトレンド転換を起こすことになります。当面は主力株中心の展開になりそうですが、やがて全面的なかさ上げに移行していきそうです。日立、パナソニック、野村、富士重工業…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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