大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2017/10 | 11
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予想を下回ったGDP成長率への失望から下落したものの、円高一服やアジア株高に支えられ3日ぶりに反発して終了…明日の黒田総裁の会見でKY発言が出ないことを切望
 血圧の薬が切れて頭がボーとしています。思いつくままに書きますので、わかりにくければご容赦

 決算発表が終わりました。3四半期が経過した段階で、売上高は12.2%増、経常利益は44.85増、最終利益は83.8%増という素晴らしい数字になっています。ところが、通期見通しになると、売上高は11.0%増、経常利益は29.9%増、最終利益は65.1%増と大幅にペースダウンしています。1~3月期は消費税引き上げ前の駆け込み需要も予想されるのに、この弱気な見通しはどうしたことでしょうか。まだ、経営者心理は、安倍政権成立前とあまり変わっていないようです。まあ、長い間、円高や資産デフレで苦しめられてきましたから、もしかしたら、また為替差損や資産評価損の計上を迫られるんではないか、と、先行きを不安視しているようです。安倍首相の本音としては、昨年、日銀の異例の金融緩和により円安を演出、財政出動で景気刺激策も実施。思惑通り対策が奏功して、企業業績は上向いた。今年は、官製で作った好経営環境に乗っかって企業に頑張ってもらう番と考えていたのに、輸出はさっぱり伸びない、前向きな設備投資もでてこない…、企業の業績見通しを見ても、第3四半期までに通期の計画を達成しているのに、慎重な見通しを崩そうとしない…。これでは、管から民へのバトンタッチができないというのが、今の市場の見方ではないでしょうか。

 まあ、2004年以降も同じような感じでしたが、この時は、米国証券化バブルの神風が吹いて、新興国、先進国の景気が上向き、日本の輸出も大いに増加しましたが、業績がピークに近づいた2007年ころは、経営者の予想は「カンカン」の強気に変化していました。まあ、今も似たようなものでしょう。まだ強気になっていないということは、まだまだ、先があるということかもしれません。安倍首相も、今回引き下がれば日本経済は大変なことになるのはわかっていますから、民を強気にさせる対策を講じてくるはず…。まあ、楽観的な見方で待っておきましょう。

 それは良いのですが、先週の動きを見ると、日本の独歩安だけが目立ちました。景況感が改善したEUに資金が向かうのはわかりますが、QE縮小でダメージを受けるはずの新興国株まで上昇しています。また、米国株も結構な勢いで戻しています。ところが買われている銘柄を見ると、ヘルスケア、薬品、石油・ガス…といったディフェンシブセクターが中心。米国の長短金利差は拡大し、米国景気は好調だ…と示しているのですが、景気敏感株よりもディフェンシブのほうが動きが良い…。米国でも寒波が猛威を振るっていますが、すでに昨年12月からみると3か月続いています。寒波のおかげでヒーティングオイルが値上り。消費者の懐を圧迫し始めています。こんな状態が3か月も続けば、「影響は一時的…」などといってはおれなくなるはず。もし景況感が悪化するようなら、FOMCはQE縮小ペースを緩めたり、停止することもあるのでは…との思惑がでてもおかしくありません。

 これは新興国にとってはプラス。また、米国株も現在の規模のQEが続くならOK…。でも、日本にとっては円高要因だからダメ…。先週、日本だけが下げた…という背景には、案外、こんなストーリーがあったりして…。ただ、FRBは、新興国を配慮して金融政策を行うことはない…と宣言していますので、政策への信用度を維持するためにも、ころころ政策を変えるようなことはしないと思いますが…。ただ、日本株の買いの主体は海外のヘッジファンド。FOMCが淡々とQE縮小を進めるなら、リスク資産に投入している資金は圧縮せざるを得ません。この処分売りが昨年末から始まっているんでしょう。予想以上に大量の短期資金が日本市場に入っていたのかもしれませんね。それが、アルゼンチンやトルコも顔負けの下落率を演出したのではないでしょうか。主力株やインデックスがらみの銘柄は立ち直るには時間がかかるかも…。

 今日の日本株は、週末の欧米市場が堅調だったことを受け、買いが先行し、反発してスタートしました。ただ、円が101円台に入っていたことや第3四半期のGDP成長率発表を控えていたことから、買い一巡後は手に替え気分が強まり、次第に弱含んでいいきました。市場見通しを下回るGDPが発表されると、先物売りが先行。裁定解消売りから指数は下落。寄り後まもなく日経平均はこの日の安値1万4214円(前週末比99円安)をつけています。先物が売られるとともに円が上昇したこともイヤケされましたが、やがて成長率の鈍化を受け、円が売られ始めると、先物に買い戻しの動きが入り、指数もプラス圏に浮上。前場の取引を終えました。

 後場は前引けにかけ買われた流れを受け、買い先行でスタート。裁定買いも入ったことから、日経平均は上げ幅を拡大。後場寄り後まもなくこの日の高値1万4427円(同114円高)をつけています。ただ、明日、日銀会合後に黒田総裁の会見を控えていることから次第に手控え気分が強まり、市場はこう着。結局、日経平均は、80円08銭高の1万4393円11銭、TOPIXは8.23ポイント高の1192.05ポイントとともに小反発して終わりました。出来高は、22億2632万株、売買代金は1兆8955億円と、ともに週末から減少。騰落状況は、増額修正銘柄や増配銘柄を広範に押し目買いする動きが強まり、値上り1350、値下がり362でした。

 今日の終値での日経平均サイコロは5勝7敗(TOPIX同じ)で変わらず。RSIは40%に上昇。25日線かい離は、マイナス4.6%に縮小。騰落レシオは前週末の80%から86%に上昇。モメンタムは上向いてきました。
 まあ、一応、2番底を模索するような動きになりました。後は、明日の黒田総裁の会見次第ですね。政策変更することはないと思いますが、このところ市場に対して冷たい発言が目立ち、元の日銀の体質に戻ってきたのではないか…と市場が疑い始めており、明日の会見で市場との対話をするかどうか…。もしKYな発言をしたら、市場は、一斉に追加緩和を催促するような動きに出るかもしれません。まあ、先々週のセリングクライマっクスを買えなかったとしたら、明日の会見を見てからでも遅くはないでしょう。しばらくは、日経平均は上げの④ポイントと⑤ポイントとの間のレンジ形成か…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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