大仏さんの「株やぶにらみ」
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日銀会合は政策の現状維持を決めたものの、「貸し出し支援基金」の延長と、基金倍増を決めたことを好感した先物筋の買い仕掛けで、買戻しが急増。大幅続伸して終了
 日銀金融政策決定会合が終わりました。現在の大規模緩和策を維持するほか、3月末に期限がくる「貸し出し支援基金」を、さらに1年延長。規模も従来の3.5兆円から7兆円に拡大することを全員一致で決めました。本来なら、それほどサプライズを伴うような材料でもありませんが、日銀が成長に配慮していることが確認された、として市場は好意的に受け取ったようです。その後の、会見でも、黒田総裁は、景気が消費税引き上げ前の駆け込み需要などから堅調に推移しているとし、新興国の混乱などから景気が影響を受けるようなら、躊躇なく追加緩和を実施する方針を示しています。

 まあ、今日の日本株は、米国市場が休場で手がかり材料難でしたが、このところの景況感の悪化から日銀の追加緩和を思惑した買いが入り、日経平均は続伸してスタートしました。朝方から先物買いが先行し、日経平均はGLOBEX先物市場の先物気配値を上回る1万4514円(前日比121円高)と窓を開けて始まっています。ただ、寄り後は日銀会合の結果待ちから見送り気分が強まるなか、円が次第に上昇。これを嫌気し、前引けにかけ次第に上げ幅を縮めていました。

 昼休み中に、日銀会合結果が発表されると、「現状維持」に失望感が起き、一時的に円高、先物売りがすすみ、後場寄り直後に日経平均は、この日の安値1万4469円(同76円高)を付けました。しかし、貸し出し支援基金の延長と基金の倍増が伝わると、先物に買いが急増。同時に円が売られだすと裁定買いや輸出株への買いが増加し、指数は上げ幅を拡大。同時に、このところアベノミクスや日銀金融政策への懸念から売られていた不動産やその他金融、銀行株などが買戻しから急伸するなど弱気ポジションの巻き戻しが一斉に起こり、一時は全面高になる場面もありました、欧州市場が始まる2時半ごろに、日経平均はこの日の高値1万4900円(前日比507円高)をつけています。引けにかけては、中国市場が軟調に推移したことなどから、伸び悩み、結局、日経平均は前日比450円13円高の1万4843円24銭、TOPIXは31.95ポイント高の1224.00と、ともに大幅続伸して終わりました。出来高は、前日比7億株増の29億2482万株、売買代金は同5400億円増の2兆4364億円と増加しています。騰落状況は、値上り1592、値下がり144と全面高。

 今日の引け値での日経平均サイコロは6勝6敗(TOPIX同じ)、RSIは48%とともに上昇。25日線かい離は-1.2%に縮小。当面の上値抵抗線に近づいてきました。騰落指数は前日の86%から92%に上昇。物色範囲の広がりがでてきました。今日の上げは、貸し出し支援基金で日銀金融政策に変化があった…として、先物筋が買い仕掛けに動いたようです。このところ、消費税の引き上げによる景気減速、新興国混乱による輸出の減少、首相右傾化によるアベノミクスへの失望感、日銀の変節など多くの弱気材料が流され、全体が弱気にかたむいていました。アベノミクスの象徴である不動産株の下落をみても、単に処分売りというよりも、一段安を予想した売りも含んでいたはずです。また、決算発表でも予想を据え置いただけで売り込まれるなどしており、予想以上に、市場全体に売りポジションが溜まりこんでいたようです。今日、上げ幅が大きくなったのもリスクオフの撒き戻しが一斉に入った影響が大きいんでしょう。

 まあ、とりあえず長大陽線が立ったことにくわえ、12日に付けた戻り高値を抜いてきましたので、これで、下落トレンドにも歯止めがかかった格好になります。25日線まで1%ちょいしかないことや、一目均衡表の「雲」下限が1万5100円台にありますから、今晩の米国市場の上げなど援護射撃がないと、ちょっと、上値が重い展開になるかもしれません。昨日も、上げの④ポイントと⑤ポイント(レポートの日経平均日足チャート参照)のレンジ相場になる、としましたが、やはり、このポイントを押さえたところから上げ幅を縮めています。まあ、今の相場は、先物筋次第ですから、彼らがどう出てくるかがポイントになりそうです。米国では、ソロスさんが、S&P500を大量に売っていることが話題になっていますが、この辺りを今晩の米国市場がどう評価してくるか…。今のところ、ご案内したように「節分底、彼岸天井」のコースを歩んでいるようです。
 
 今日は21銘柄が新値を更新してきましたが、物流整備関連として継続注目中のダイフクと建設土木業の人手不足関連の西尾レントオールが入っていました。両社とも相場の流れに関係なく上げ足を速めていますね。また、日本のエネルギー調達の多様化を担うとして注力中の三井物産が、今日は自社株消却という材料をもらって、さらに高値を伸ばしてきました。レポート直近号で、取り上げた銘柄は、昨日いきなり売り気配で始まりましたが、おかげで、安く仕入れることができましたね。まあ、日本経済の根幹を担うテーマを追っかけていれば、そんなに指数を気にしなくてもいいはずですが…。

 それにしても、2月初めまでのヘッジファンドの売りですが、よく考えてみますと、「貸し出し支援基金」の融資は銀行がヘッジファンドに貸し出した資金も「OK」だったと記憶しています。この基金が来月期限を迎えることと、今回の売りには関係は無かったのでしょうか…。悩ましいですね…。とにかく、なかなか強気サインを出してくれなかった日経平均とTOPIXのMACDがシグナルラインを突破。戻り売りながら買い信号を出したことはプラスに評価できます。
今のところ、GLOBEXの日経平均先物は、国内終値(1万4840円)を110円下回る1万4730円で取引されていますが…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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