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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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欧州の景況感改善、ウクライナの混乱収束化、G20の景気拡大堅持などを好感。週明けの米国株は反発して終了…目立つNASDAQ市場の強さ
 おはようございます。

 このところ発表される米国景気指標には、昨年来続く寒波の影響が色濃く表れています。今週も中西部に-17度という寒波が襲来する恐れがあるといいますが、これだけ長期間続いてくると、果たして、一時的な要因としてすませられるものかどうか…。ヒーティングオイルや天然ガス相場に投機資金が介入し価格が上昇。家計の負担を増しており、今後、消費に影響が出てこないとも限りません。一時的な事象がトレンド(傾向)に変わらないか、検証していく必要がありそうです。ちなみに、昨日発表された2月のシカゴ連銀全米活動指数は、予想の-0.2に対し、-0.39に低下。判断の分岐点になるゼロを下回りました。また、1月の数字は当初の+0.16から-0.03に下方修正されています。
 

 24日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万6207ドル14セント +103ドル84セント(0.64%)

 NASDAQ総合指数 4292.97ポイント +29.56ポイント(0.69%)

 S&P500 1847.61ポイント +11.36ポイント(0.62%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万4945円 +105円

 米国10年物国債金利 2.75% +0.02%

 ニューヨーク原油 102.82ドル +0.62ドル

 GOLD 1338.00ドル +14.40ドル

 ドルインデックス 80.22 -0.04


 昨日の欧州株は、ドイツのIFO企業景況感指数(2月)が前月水準、予想をともに上回り4か月連続上昇したことや、この日発表されたユーロ圏消費者物価指数改定値が、速報値を上回ったものの、依然、低水準にとどまっていることから
来週開催のECB理事会で利下げがあるのでは…との思惑が台頭。主要市場は全面高になりました。
 この流れを受けた米国株は、地区連銀のさえない景気指標があったものの、欧州株高や、G20で景気拡大への努力を続けることが確認されたことなどを好感。朝方から買い先行で、反発してスタートしました。最近の冴えない景気指標については、「寒波による一時的な要因」との見方が多く、寄り後も好業績株を中心に買われ、昼過ぎに、ニューヨークダウはこの日の高値1万6300ドル(前週末比196ドル高)をつけています。メディケア(高齢者・身障者向け福祉)予算の削減が想定したほど大きくないとの見方で、ヘルスケア関連や医薬品関連が買われたほか、原油価格の上げを受けた石油関連株、金融関連の上げが目立ちました。ただ、大台に乗せたあとは、テクニカルな要因も絡み売り買いが交錯。引けに賭けては次第に上げ幅を縮める展開になりました。結局、主要3指標とも反発して終了。S&P500は一時過去最高値を更新。NASDAQ総合指数もITバブル崩壊後の戻り高値を更新していました。ニューヨーク市場の出来高は、前週末比3441万株増の8億4231万株。騰落状況は、値上り1916、値下がり1201。VIX指数は3%下げ14.23に低下しました。

 ダウ30種は値上がり21、値下がり9。ユナイテッドヘルスが2.96%上昇。ウクライナの混乱が収束に向かっていることを好感し、ゴールドマンザックスが1.2%超え上げるなど、10銘柄が1%超え上昇し、指数の上げをけん引しました。一方、ベライゾンが2.2%さげたほか、ATTも1.0%下げるなど通信関連の冴えない動きが目立ちます。業種別は、ギャンブル、石油周辺サービス、ヘルスケア、消費者サービス、人材派遣などが上昇。鉄鋼、代替エネルギー、固定電話サービスなどが下落。
 NYダウは反発。一時、1万6300ドル台に乗せたものの、この水準が先月13日安値(1万6240ドル)の節値にあたっていたため、テクニカルな売りが増加。上げ幅を縮め、結局、以前から指摘している日足長大陰線の中に押し戻されてしまいました。一方、M&Aや創薬ブームに沸くNASDAQ総合指数は高値を更新しており、主力株の動きの鈍さが目立ってきました。米国株についても経済構造の変化が進み始めているという視点で見ていく必要がありそうです。

 欧米株は上昇。円は、ECBの利下げ観測や冴えない米景気指標を受け、対ドルは102円40銭台、対ユーロは140円70銭台と、強含み横ばい。CME日経平均先物(円建て)は、国内先物終値(1万4840円)を105円上回る1万4945円で帰ってきました。レンジは1万4645円~1万5040円。本日の日本株は、米株高を好感。CME日経平均先物終値にさや寄せする先物買いに反発して始まりそうです。昨日の動きを見ると、直近レポートで予想したような動きがではじめており、注目されます。CMEのレンジ上限は1万5040円をつけ、日経平均日足一目均衡表の「雲」下限(1万5170円)をうかがう動きもありそうですが、中国の金融面の懸念材料を手掛かりに売り仕掛けをする先物筋もあり、今日も、波乱含みの動きになるかもしれません。ただ、昨日も書いたように、底堅い動きには変化はなく、割安感がでている個別化のの選別買いには変化なし。仕掛けに使われる債券先物、指数寄与度の高い銘柄の動きから目が離せません。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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