大仏さんの「株やぶにらみ」
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FOMCは想定通り100億ドルのQE縮小を決めたものの、声明文と議長記者会見の内容が異なったことを嫌気し、反落して終了
 おはようございます。 昨日は、急に炊事当番が回ってきて書き込みができませんでした。ご容赦。

 昨日の日本株は、小幅に続伸して終了。一時は、黒田日銀総裁講演での追加緩和言及を思惑した買いに、急伸する場面があったものの、期待外れの結果となり、引けにかけ上げ幅を縮小。この日も、先物筋の独り相撲のような相場となり、日経平均は51円25銭高の1万4462円52銭と小幅続伸したものの、TOPIXは1.61ポイント安の1164.33ポイントと反落。必死ぶりのまた裂き状態で終わりました。その分、先物、裁定取引の影響が大きかったということでしょうか。出来高は、前日比5億株強増加の22億7712万株、売買代金も大台を回復し2兆714億円に増加。騰落状況は、値上り571、値下がり1082。

 この日の終値での日経平均サイコロは7勝5敗(TOPIXは6勝6敗)に上昇。RSIは39%に上昇。25日線かい離は-2.0%と前日から縮小。指数系はモメンタムが上向きになっています。全体の物色の広がりを見る騰落レシオは前日の93%から86%に低下。指数と全体の動きがかい離しはじめました。この日の相場が、黒田日銀総裁の追加緩和言及に期待したように、市場関係者が、消費税引き上げ前に景気の先行きに対して神経質になっており、なんらかの政策対応を求めていることがわかります。このところ、政権の動きは経済以外のところで活発になっていることも、アベノミクスの先行きを市場が懸念することにつながっているようです。ただ、レポートでも触れていますように、ここから下は過去20年にわたり、相場の転換点が集まる重要なゾーンで、指数的には下値抵抗が強まるところでもあります。
 昨日の米国FOMCで市場が予想する利上げ時期が前倒しとなり、ドル高方向が鮮明になってきました。どうやら、米国から円安の助け舟が出てきそうです。ただ、業績変化率を買う流れに変化はありません。

 19日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万6222ドル17セント -114ドル02セント(0.70%)

 NASDAQ総合指数 4307.60ポイント -25.71ポイント(0.59%)

 S&P500 1860.77ポイント -11.48ポイント(0.61%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万4500円 +80円

 米国10年物国債金利 2.7720% +0.0910%

 ニューヨーク原油 100.37 +0.67

 GOLD 1341.3ドル -17.7ドル

 ドルインデックス 80.01 +0.64


 昨日開催された米国FOMC(公開市場委員会)は、事前に100億ドルのテーパリングが予想されたものの、イエレン議長になって初の会合だったほか、失業率目標6.5%という政策運営目標に変更が加えられる可能性があったため、特に関心が高くなっていました。結果は、予想通り100億ドルのQE削減でしたが、失業率目標が外され、経済指標を見ながら総合的に判断していくことに変更しています。ここまでは予想通りで、声明文も「資産購入終了後、景気回復が強まっても、相当期間きわめて緩和的な運営姿勢が適切…」と述べています。ただ、FOMC関係者のFFレート金利誘導目標が、2015年末に1%、2016年末に2.25%と予想されていたことや、会合後の記者会見で、イエレン議長が「利上げ時期は、QE終了後、6か月後にも利上げを実施する可能性も…」と述べたことから、市場が想定した時期よりも早めに利上げが実施するとの観測が強まり、市場は売りで反応しました。

 昨日の米国株は、FOMCの結果待ちで、朝方から見送り気分の強い展開になりました。FOMC声明文が発表される昼過ぎまで、売り買いともに手控えられ、前日引け値をはさみ小幅な値動きが続きました。声明文が発表され、想定通り100億ドルのテーパリングが実施されることがわかると、売りが先行。持合い相場は下向きに転じましたが、記者会見で、議長が利上げ時期に関し、テーパリング終了後半年…と、声明文とは異なる具体的な日程に言及したことから、嫌気売りが増加。下げ幅を広げ、ニューヨークダウは引け近くに、この日の安値1万6126ドル(前日比210ドル安)をつけています。声明文で景気に対し強気の見通しが示されていたことから、押し目買いもはいり、引けにかけやや下落幅を縮めたものの、結局、主力3指数とも反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比7798万株増の6億6308万株。騰落状況は、値上り779、値下がり2355。VIX指数は、4.2%上げ15.12に上昇。

 ダウ30種は、値上り4、値下がり25、変わらず1(シスコシステムズ)。ユナイテッドヘルスが2.51%上昇したほか、現物商品取引部門を売却したJPモルガンが0.4%上昇。一方、ディズニーの1.79%をはじめ10銘柄が1%超えの下落となり、指数の足を引っ張りました。業種別は、ヘルスケアサービス、人材派遣、銀行、生保などが上昇。金鉱山、宿泊業、貴金属、鉱山などが下落。
 NYダウは3日ぶりに反落。一時は、大きく下落したものの、50日線、75日線まで下落したところから反転し、結局、25日線上で終わっています。想定通り先週13日の日足長大陰線内の動きになっています。ただ、上昇中の25日線を意識した基調の強さは続いているほか、利上げ時期が鮮明化したことで、債券保有リスクが高まることから、明日のSQ通過後は、リスクオンの動きが強まってきそうです。

 米国株は反落。円は、FOMC結果を受け利上げ時期が前倒しされたことからドルが主要通貨すべてに対し上昇。対ドルは102円30銭台に大幅下落したものの、対ユーロは141円50銭台と小幅な下落にとどまっています。CME日経平均先物は、米株安にもかかわらず、円下落を好感。国内先物終値を80円上回る1万4500円と上昇して帰ってきました。レンジは、1万4210円~1万4585円。本日の日本株は、円安を好感。CME終値にさや寄せする先物買いにリードされ堅調な始まりになりそうです。ただ、クリミア共和国内でウクライナ軍を排除する動きが強まっていることや、ウクライナ東部で対立色が強まるなど地政学要因から円が買われやすい流れが残っていることや、3連休控えであることから相場が波乱しやすいことが懸念されます。来週以降、期末株価を意識した流れが強まってくることから、ポジション調整の買戻しなど後場からは上下に波乱する動きが強まるかもしれません。ただ、指数的には、上振れる要素が強まっており、引き続き、業績を重視した流れに変化は無いものと思われます。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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