大仏さんの「株やぶにらみ」
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不安要因を抱えながらの3連休入りを嫌気した売りや、先物筋の売り仕掛けから大幅下落して終了
 昨日の米国FOMC(公開市場委員会)は、事前予想通りに100億ドルのテーパリングと政策目標だった失業率6.5%を外すことを決めました。FOMC声明文も、景気に関し、寒波の影響や財政からの圧迫があることを認めながらも、全体では底堅く推移している、として、テーパリングを継続する方針を示しています。また、テーパリング終了後も、相当期間極めて緩和的な金融政策を続ける…と、従来と変わらない表現を維持していました。このペースでいけば、来年1月に、証券買取による量的緩和策は終了することになります。テーパリングは、今回が3回目になりますが、FRBのテーパリング継続の意思が強いことから、一時、15年末か16年初めと予想していた金利先物市場も、FRBの本気度を受けて、利上げ時期を徐々に前倒し。来年半ばごろとしていました。

 実質的なお披露目会見となった、昨日のFOMC後の議長会見でしたが、寒波の影響を過小評価した…など本音トークが炸裂。しまいには、「相当な時期」とはいつか…という、会見出席者の質問に対し、「終了後6か月先くらいかな…」と具体的な数字を出してしまいました。記者会見慣れしていないことから、つい口を滑らしてしまったのかもしれませんが、市場が受けたショックは大きく、債券、株式が売られ、一方で、ドル買いが殺到すると言う状態になり、一時的に市場は混乱状態に陥っています。見方によっては、FOMC声明文で、QEの長期持続観測を出しながら、議会証言でテーパリング着手時期や利上げ時期をほのめかし、市場が混乱。バーナンキショックとなった昨年5月22の状態とよく似ています。ただ、当時は、金融市場の観測と、バーナンキ発言の間に距離があったため、ショック状態になりましたが、今回は、発言された時期は金利先門市場が想定していた時期と同じですから、影響が長引くことはなさそうです。単純ミスだったのか、それとも何か意図があってのことか…市場はこれをさぐることになりますが、ミスなら、新議長の信用に大きな傷をのことしたことになり、これから市場との対話を続けていくうえでの大きな障害になるかもしれません。

 今日の日本株は、イエレン新議長の発言を受け、ドルが買われたことや長期金利が上昇したことから、円が102円台に下落。CME日経平均先物市場で、買戻しが入って上昇して帰ってきたこともあり、朝方は、CME終値にさや寄せする先物買いや買戻しなどが入り、日経平均は、1万4548円(前日比86円高)とCMEの終値(1万4500円)を上回って始まってきました。ただ、朝方発表された対外および体内証券売買契約などの状況(9~15日)で、海外投資家の日本株投資が、1兆924億円の売り越しと、統計を始めた2005年1月以降では最大になったことが嫌気されたほか、米金利上昇が新興国に与える影響を懸念しアジア株が軟調になったこともあり、次第に売りが増加。前引けはマイナスで終わりました。
 
 3連休控えであるほか、ウクライナ情勢の緊迫化、中國不動産会社の破たん懸念などから、売り物が出やすいところに、昼休み時間中に債券先物が急伸。先物筋の売り仕掛けが懸念されましたが、後場寄りとともに、先物市場にまとまった売りが断続的にでて、日経平均は下落幅を拡大してスタート。裁定解消売りに加え、新興市場株、中高型株にも売りが拡大。全面安になるなか、引けにかけ裁定解消売りや指数連動亥商品の先物売りもあり下落幅を拡大。結局、日経平均は前日比238円29銭安の1万4224円23銭と反落、TOPIXは18.36ポイント安の1145.97ポイントと続落して終わりました。週末のポジション調整売りや益出しの動きもかさみ、出来高は、24億1813万株、売買代金は2兆2366億円と前日から増加。騰落状況は、値上り126、値下がり1578。

 今日の終値での日経平均サイコロは、6勝6敗(TOPIX5勝7敗)と低下。RSIは37%と小幅に低下。25日線かい離は-3.7%に拡大、しています。騰落レシオは85%と弱含み横ばい。相場のリズムが悪いのか、波乱している割には、テクニカル指標の調整が進みません。
 日経平均は、週間では続落。週足サイコロは、一昨年6月以来の25%(3勝9敗)に低下。中期指数も底値ゾーンにはいってきました。ただ、長期のトレンドをみる200日線が下落に転じているほか、週足でも13週線に続き、26週線も下落するなど、相場の中長期トレンドに異変が起き始めています。まだ上昇を続けている52週線も横ばいに転じてきており、基調が転換し始めているのがわかります。昨年の相場を支えてきた、日銀の異例の緩和やアベノミクスへの期待感が剥げ落ちようとしているにも関わらず、市場へ関心を示さない、日銀や政府への催促的な動きもあるのかもしれません。このところ、国内的な要因が無視され、中國やウクライナなど海外情勢に左右されることが多くなっていることをみても、海外投資家の日本への失望ブリがうかがえます。まあ、今日は、海外に不透明要因を抱えながらの、3連休ですから、やや割り引いて考える必要があるのかもしれませんね。今のところ、GLOBEXの日経平均先物は、国内終値を105円上回る、1万4235円で取引されています。円安を好感しているようですね。
 以前も書きましたように、相場の転換点で動いてくる欧州系証券(CTAの機関店?)が、先物買いの持ち高を増やしてきました。ここが買い煽ってくると、流れは上向きに転じてくるだけに要注意。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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