大仏さんの「株やぶにらみ」
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NASDAQ市場の崩れを嫌気した米株急落から円高が進行。週明けの日本株は、先物売りや利食い売りから続落して終了
 米国市場で、思惑で買われたバイオ関連株やSNS関連などハイテク株の崩れが激しくなってきました。ヘッジファンドなどの短期資金が、QE縮小で新興国から引き揚げてきた資金を、NASDAQ市場の成長企業に回し、回転商いで利益を上げていましたが、金融引き締めが日程に上ってきたことから、将来的なリスクマネーの減少を意識し、引き上げにかかっているようです。患者数が少ない難病向け治療薬開発を促すため、政府は、創薬ベンチャーに特許期間の延長などを認め、利益を確保させる政策をとりましたが、そのおかげで、これまで採算が会わないとして大手製薬会社が参入しなかった難病治療に道が開けるようになりました。また、政府がテコ入れする3Dプリンター事業の育成などにも注目。将来の成長を思惑して、バイオテクノロジーやSNS関連などが買い上げられました。

 一時は、NASDAQ市場の上げが米国株の上げをリードしましたが、3月19日のFOMCで3回目のQE縮小が決まり、そのあとの会見でイエレン議長が利上げ時期について、「QE終了後、半年くらいしてから…」と発言したころから、慌てて割高株からの資金流出が目立ち始め、19日以降をみると、NYダウが横ばいなのに、NASDAQ指数が下落する…というまた裂き状態になっています。レポートでも解説していますが、先週末、NASDAQ綜合指数は、直近の安値を下回り、三段下げに移行した可能性があります。先週末段階でも、フェイスブックのPERは92倍、3Dシステムズは123倍と超割高になっているほか、最近人気化したテスラモーターに至っては、赤字企業を頑張って買い上げていたわけです。一方、アップルなど安定成長型企業のPERは13倍台…。これから、決算発表が始まり、予想では前期比わずかに1.1%増益としうことですから、割高株の場合はどうなっていくんでしょうか。利上げが日程にのぼれば「質への逃避」が始まるとし、確かに、NYダウがしっかりしていました。しかし、あまり大きく崩れると、主力株だって影響なしでは済まされません。当面、NASDAQ市場の動きから目が離せなくなりそうです。

 さて、本日の日本株は、先週末のNASDAQ市場の崩れを嫌気したリスク回避の円買いや米株安から、CME日経平均先物が1万4875円と、先週末の国内先物終わり値を205円下回って帰ってきていたことから、これにさや寄せする先物売りや益出しの売りが重なり、日経平均は前週末比183円安の1万4880円と、ほぼCME終値と同水準で始まってきました。前週までTOPIXが9連騰するなど、全体的にかさ上げが進んでいたことから、利食い売りが出たことや、円安を好感して買われた外需株も売られ、寄り後も下落幅を拡大していました。ただ、中国株が上昇してスタートすると買戻しの動きも強まり、下落幅を縮小する場面もありましたが、例によって、昼休み中に、円買い・先物売りのまとまった商いがあり、後場から再度下落幅を拡大。景気動向指数が発表され、6か月ぶりに下落したことがわかると、一段と売りが増加。2時過ぎに日経平均はこの日の安値1万4764円(前週末比299円安)をつけています。引けにかけやや値を戻したものの、結局、日経平均は254円92銭安の1万4808円05銭、TOPIXは19.06ポイント安の1196.84ポイントと、ともに続落して終わりました。出来高は、17億7811万株、売買代金は1兆6658億円と、前週末に続き薄商いになりました。騰落状況は、値上り216、値下がり1513。

 今日の引け値での日経平均サイコロは7勝5敗(TOPIX9勝3敗)と低下。RSIは65%に低下。25日線かい離は+0.4%、騰落レシオは103%に低下しましたが、まだ、モメンタムは下向き…。
 まあ、結局、日経平均は3本新値が陽転するなど明確な買い信号をつけないままに、上値で開けていた窓埋めを達成、一目均衡表の「雲」上限にも到達。目標達成感が出ていましたから、米国の要因がなくてもこの調整はあったんでしょう。唯一、MACDがシグナルラインを突破して買い信号を出したものの、残念ながらゼロ以下で、これは戻り売りのサイン…。まあ、想定通りの動きです。また、一目均衡表の雲を抜け、先週末「雲」上限まで来ていたドル円相場も、再び「雲」の中に引き戻されるかどうかの瀬戸際になってきました。シカゴIMM通貨先物市場の円売り越しポジションが1週間で2万枚近く増加。先月の日銀会合前と同じような状態になっていましたから、慌てて円を買い戻した結果が、週末から、今日にかけての円上昇につながったんでしょう。

 おかげで、ガス抜きができたようなものです。おそらく、日銀は明日は何もしないでしょうし、黒田総裁の記者会見で不用意な発言が出れば、円買いと株先物売りで、予想以上の下げになる懸念もありましたが、週末と今日の円買戻しで、下落幅は少なくて済みそうです。当面は、一目均衡表の「雲」の中が維持できるかどうか…が焦点。明日の動きも米国株次第ですが、NYダウやS&P500など主力株がらみの指数については、第一四半期の業績の悪さは、年初で織り込み済み…。2四半期以降について、強気の見通しが出てくる可能性もあり、案外懸念するほどのこともないのかもしれません。とにかく、ポイントはNASDAQ市場の動き…。市場よりもPERが低いアップルなどに資金が向かえば、NASDAQ指数の下落も小さくなってくるはず。今のところ、GLOBEXのNYダウは40ドル安、NASDAQ100は20ポイント安い、日経平均は横ばいというところ…。レポートで書いたように日柄整理…。ウエザーニュースと不動テトラは今日新値更新でした。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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