大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2017/10 | 11
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米株安を受け安寄りスタートも、売られ過ぎ感から買い戻す動きも入るなど売り買いが交錯。引け間際に売られ続落して終了
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 さて、先週の日経平均は、値幅で1103円、下落率は7.32%と、日本株下落の一因となったといわれるNASDAQ総合指数の3.1%下落を倍以上上回る下げになりました。東日本大震災が発生した時の10.21%以来の大きな下げ。先週の日本で、何か大震災に匹敵するようなマイナス材料でも出たのでしょうか。マスコミ各紙も、消費税引き上げで日本経済がダメージを受ける、とか、米国NASDAQ市場の崩れは、米国経済の変化を意味する、など、様々な苦しい解説をひねり出していました。しかし、レポートでも書きましたが、年初来の下げを見ると、常に、日銀の金融政策決定会合が終わってからになっています。

 ちなみに、2月の時は成長融資貸し出しファンドなどの期間延長と規模倍増を決定。その後、株価は上昇に向かいました。しかし、3月、4月の会合は、いずれも下落相場のスタートになっていました。この間の海外先物筋の売買動向を見ると、3月11日の日銀会合を前にした3月3日~同7日売買分は、先物で4665億円、現物で3553万株の買い越しになっていました。また、先週8日の会合へ向けては、3月31日~4月4日売買分で、先物4503億円、現物3993億円の買い越しでした。両会合とも、事前に追加緩和が出る可能性は低かったのに、無理やりポジションを作っていたんでしょう。予想通り、追加緩和が見送られると、一気にポジションを巻き戻し(先物売り・円買い)たことから、指数が急落。これにつられて、一般株も売られるというパターンになっています。もちろん、米国でもシカゴIMM通貨先物支持で円売りを実施。CME日経平均先物を買うということもやっていたでしょうから、日米双方で、ポジションの巻き戻しが行われたことが、日本株の突出した下げにつながったんでしょう。

 また、今回運が悪かったのは、米国ハイテク株下落の影響でソフトバンクが、また、オプションSQ当日に、指数寄与度最大のファーストリテーリングが、業績見通しの下方修正を発表し、それぞれ下落。これまで、1万4000円前後を先物買戻しの水準とされていたのに、指数銘柄の影響で、想定以上に下げてしまった、というところでしょうか。ちなみに、週末の日経平均340円安のうち145円を、今日の49円安のうち54円を、それぞれ両社が占めていました。もし、というのは投資ではありませんが、今日は実質的にはプラスだったことになります。まあ、こう見てくると、先週の下げは、ありもしない日銀の緩和に向けて思惑的なポジションを積み上げ、「やはりなかった」として、一斉に反対売買を実行。先物売りが先行したことで、裁定解消売りがでたものの、月初めで下値を拾う投資家が無く、解消売りを吸収できず下落幅が拡大した…ということで、理屈の問題ではなく、需給の問題だったような気がします。

 普通なら、この間の黒田総裁の「(追加緩和なんかなくても)物価目標の2%達成はできる…」という会見を見たら、もう、月末の会合に向けて、思惑的なポジションの積み増しはしないと思うのですが、なにせ、懲りない連中ですから、また、積み増しに動いてくるかもしれません。とにかく、常識では測れない動きをしてきますから、先物筋の動きを観察していく必要がありそうです。

 本日の日本株は、週末の米国株が好調な景気指標にも関わらず、再び、バイオ株が売られたことや、JPモルガンの業績が予想を下回ったことを嫌気して、大幅続落したことを嫌気。週末のCME日経平均先物終値(1万3900円)が国内終値(1万4060円)を下回って帰ってきていたことから、これにさや寄せする先物売りが先行。日経平均は前週末比73円安の1万3887円と、ほぼ、CME終値と同水準で始まってきました。ただ、この日でTOPIXは7日続落となることから、トヨタ自動車など主力株に値ごろ感からの買戻しも入り、指数は上昇。前引け近くにはこの日の高値1万4008円(前週末比48円高)をつける場面もありました。ただ、後場からはアジア株が高安まちまちになっていたことや、円相場も101円半ばの小動きになったことから手掛かり材料がなく、先物売買も減少。前週末引け値水準での往来相場になりました。引け間際に、今晩の米国株を懸念した先物売りが入り、結局、日経平均は前週末比49円89銭安の1万3910円16銭と続落、TOPIXは1.33ポイント安の1132.76ポイントと7日続落して終わりました。TOPIXは9日続伸のあとの7日続落でした。騰落状況は、値上り683、値下がり944.

今日の終値での日経平均サイコロは5勝7敗(TOPIX同じ)に低下、RSIは36%と横ばい。25日線かい離は-5.0%で変わらず。騰落レシオは74%に低下。サイコロジカルラインをのぞき、そろそろ、反発があってもいい水準まで来ています。
 主な話は前段で書きましたので、これ以上触れる必要はないと思いますが、どうも、海外のヘッジファンドの間では、S&P500と円相場やCME日経平均先物を組み合わせた売買をしているところがあるようで、まず、米国株の下げがおちつかないと、デリバティブ商いを通して日本株に売り圧力がかかってきてしまいます。よその国との指数でやってもらいたいものですが、なまじ日本市場の流動性が高いことが、荒っぽい資金を引き付けているようです。そろそろ、真剣に中長期方針で株を売買する投資家の育成を図るべき時が来ているような気がしますが…。このまま、放置していると、先物で日本経済が壊される時が来るかもしれません。すでに、1990年以降に経験してきたはずですが、なぜ、改善しようという話が出てこないのか…不思議で仕方がありません。

 消費税引き上げに関することは、今回のレポートでも触れていますので、よく、読んでおいてください。意外な共通性に自分でも調べてみて、納得でした。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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