大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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円の小幅上昇やIBMなど主力企業の予想を下回る決算が今晩の米国市場に与える影響を懸念し、小動きに推移。高安まちまちで終了
レポートでは、先週の東日本大震災に次ぐ下落率について、ファンダメンタルの問題ではなく、需給の問題…と書きました。日銀金融政策決定会合のたびに、意図的に「先物買い・円売り」ポジションを積み増したほか、現物でも、不動産や銀行、サラ金株など金融緩和関連を買い越していました。しかし、2月の会合を除き、据え置きが決定されたあとは、「用無し…」とばかりに、ポジション解消に動き、この先物売りが裁定解消売りにつながり指数が下落。円が買い戻され上昇することから外需株が売られる…というパターンを繰り返しています。もちろん、現物で買われていた緩和関連株にも投げがきますから、日銀会合のたびに波乱しています。最近では、これに歩調を合わせるようにオプションのとんでもなく低い価格のプット買いなど弱気ポジションを作って儲けようとする投資家も出てきました。あるイベントに合わせて、買いまたは売り仕掛けするイベントドリブンといわれるヘッジファンドの存在があるようですが、こんな、単細胞みたいなやり方を繰り返していて、果たして利益を上げているんでしょうか…。

 先週8日の日銀会合の決定前の週の海外投資家の先物売買状況を見ると、3月31日~4月4日売買分では、日経平均、同ミニ、TOPIX型を合わせて4503億円の買い越し。現物も3993億円の買い越しで、8日の会合へ向けポジションを作っていたことがわかります。その後、想定通り日銀は何もせず…どころか、その日の会見で、黒田総裁は、物価目標達成に自信があり、「追加緩和なんか必要ない…」みたいな発言をしたものですから、内外で「もしかしたら…」と期待した投資家が売りに回り、想定以上に下げてしまった、というのが先週の動きだったんでしょう。ちなみに、今日、投資家別売買動向が発表されましたが、4月7日~11日売買分で、海外投資家は4933億円の売り越し。前週解雇した分を全部叩き売っておつりがでるような売り方をしていました。現物は1557億円の売り越しでしたが、もしかしたら、株価の下落を見て、中長期の資金が入ったのかもしれませんね。週末以降の株式解説を見ると、あれこれ必死になって理由づけしていたようですが、日銀会合を挟んだ、この手口を見るだけで答えは出てくるのではないでしょうか。あえて、誰が悪いとか言いませんが、たったこれくらいの売りを吸収できなくなっている日本市場の体質そのものを問題視しなければいけないと思うのですが…。取引所の方は、どこまでわかっておられるのか?

 さて、本日の日本株は、米株高はあったものの、イエレンFRB議長講演が、「緩和基調を持続する」というハト派的な内容だったことを受け、対ドルで円が強含んだことから、売りが先行。日経平均は前日比22円安の1万4395円と反落。CME日経平均先物終値(1万4465円)を下回って始まってきました。ただ、売り一巡後は、中国の金融緩和への思惑や安倍首相のTPP交渉への前向きな発言から、繊維や海運など出遅れ業種に買いが入り、一転して上昇。寄り後、まもなく、この日の高値1万4500円(前日比83円高)をつけていました。しかし、日経平均が大台に乗せると、利食いの売りが増加。中国本土株が安く始まったことや、米国市場終了後に発表された、グーグルやIBM,AMEXの業績が予想を下回り時間外で大きく下げたことも嫌気され、前引けにかけ下げに転換。この日の安値1万4351円(同66円安)をつける場面もありました。後場からは手がかり材料がなく、前日引け値付近でもみ合う展開となり、結局、日経平均は前日比15銭安の1万4417円53銭と横ばい。TOPIXは、0.04ポイント高の1166.59ポイントと強含み横ばいで終わりました。出来高は、前日から1億5000万株減の19億679万株、売買代金は1300億円減の1兆7980億円と、ともに減少。騰落状況は、値上り921、値下がり688でした。

 今日の終値での日経平均サイコロは5勝7敗(TOPIX同じ)と横ばい。RSIは43%に低下。25日線かい離は、一時、25日線に到達したものの、結局、押し戻され-0.6%と横ばい。騰落レシオは、出遅れ株物色が強まり、前日から88%に上昇。指数的には、問題はありません。ただ、昨晩も指摘した上値にたくさん控えている抵抗線や一目均衡表の「雲」下限など頭押さえのゾーンがありますが、今日は25日線に押し戻されました。下値に関しては強気のようですが、上値にある抵抗線が意識されており、今日の日経平均の終日値幅は149円と最近にない小動きになっており、想定通り底値でもみ合う展開になりそうです。ただ、そのなかで、レポートで会社予想とコンセンサスがかい離するとして注目してきたハピネットが予想通りコンセンサスにさや寄せする増額修正を発表。EPSは70円から、レポートで想定した100円を超えてきました。基本、この考え方をベースに銘柄を選定していますが、すでに市場は今期の業績を織り込む方向で動き始めており、今期の数字がコンセンサスを上回るかどうかに焦点が移っています。日本もいよいよ決算相場入りする兆候が見えてきましたね。会社側が慎重になるのはわかりますが、アナリストは、全体に流されず、冷静な予想を出してもらいたいものです。
 米国株の先物は、やはり、主力株の決算を嫌気して下落で推移。日経平均先物も小幅安で推移しています。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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