大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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手がかり材料難から、こう着感が強まり指数は狭いレンジの動き…引け近くに「債券先物買い・株先売り」で反落して終了
 決算発表も今週で実質最終を迎えます。先週末で、日経がまとめたところによると、売上高は+3.8%、経常利益は+1.7%、純利益4.2%増でした。コンセンサスの純利益+10%に比べると、結果は、大幅に下回っています。昨年決算発表が終わった時の予想と比べても、売上高+7.9%増、経常利益+7.9%増、純利益31.2%増でしたから、大きく見劣りしています。消費増税の駆け込み消費の反動減や、引き上げ後の消費の影響が読み切れない、為替の状況も不透明…ということで、経営者としても、控えめな数字を出さざるを得ませんが、かえってそれが、アルゴリズム取引の餌食になり、過去最高益を更新している株が、新安値を更新するなんて、おかしな動きが出てくる原因になっています。

 今日発表された景気ウォッチャー調査で、現状は東日本大震災以来の落ち込みになりましたが、先行きについては5か月ぶりに大幅に上昇。税率引き上げの影響は早期に克服できると市場が見ていることがわかりました。おそらく、昨年と同じように、期をおうごとに上方修正されることになるんでしょう。ちなみに、先週、トヨタ自動車は経常利益は前期比2.09%減の2兆3900億円になるとしましたが、コンセンサスは、同12.81%増の2兆7538億円を予想するなど、最初から、両社のかい離が目立つことになりました。コマツの場合も、経常利益は2.09%減の予想ですが、コンセンサスは+2.74%と、全く違う結果になっています。まあ、全部が出そろったときに、コンセンサスの増益率が10%を超えているかどうかが、ポイントになりそうです。

 さて、本日の日本株は、朝方発表された経常収支の黒字が予想を下回ったことから売りが先行。先週末のCME日経平均先物が1万4175円で終わっていたことから、これにさや寄せする先物売りが入り、日経平均はCME終値と同水準の1万4173円(前週末比26円安)と反落して始まりました。経常収支の悪化を受け、円が売られ102円台に入ると、先物買いが入り、裁定買いから指数は上げに転換。寄り後まもなく、この日の高値1万4234円(同35円高)をつける場面もありました。ただ、週明けで手がかり材料が少ないなか、TOPIX先物にまとまった売り物が出ると、前週買われた自動車株などに利食い売りが出るなどし、下げに転換。後場寄りごまもなく、この日の安値1万4130円(同69円安)をつけていました。その後、中国株の大幅な上げを好感し、再び買われる場面がありましたが、2時過ぎになると、「債券先物買い・株先物売り」の仕掛け的な商いが入り短時間で下げに転換。引け間際には指数連動商品の先物売りも入り下落幅を拡大。結局、日経平均は前週末比50円07銭安の1万4147円、TOPIXは7.6ポイント安の1157.91ポイントと、ともに反落して終わりました。出来高は、18億2889万株、売買代金は1兆6076億円と、ともに前週末から減少しています。騰落状況は、値上り382、値下がり1327。

 今日の終値での、日経平均サイコロは、6勝6敗、TOPIXは7勝5敗と、ともに変わらず。RSIは41%と弱含み。25日線かい離は-1.7%と横ばい。騰落レシオは前週末の84%から81%に低下。RSIと騰落レシオはもう少しで底値圏に入りますが、サイコロや25日線かい離に厳しさが欠けます。
 日経平均の終日レンジは、103円という狭い範囲の動き。このなかで、先物の荒っぽい動きが続いています。ただ、このところ、指数の動きが少なくなり、変動率(VI指数は)低下基調。先物筋も攻めあぐねている格好です。普段なら、6月のメジャーSQへ向け裁定業者も買い残を積み上げる時期ですが、ボラティリティの低下で先物が思うようにならないほか、「株委先物売り・現物株買い」の裁定取引を行っても、高速回転商いに売り物をさらわれて、裁定取引を行うこともままならないようです。今年2月の底以降、裁定買い残が思ったように積みあがらず、これが指数が低迷する要因になっているようです。まあ、指数はしばらくこう着状態が続くんでしょうね。取引所も、そろそろ、市場の活性化策を考えないと、そのうち、ぺんぺん草が生えるようなことにもなりかねないと思うのですが…。

 また、市場に新規資金が入ってきていないせいか、前日好材料で買われた株が、翌日、違った銘柄に好材料が出ると、乗り換え対象で売られて値を下げる、というような動きもあります。レポートでは、決算発表スケジュールに合わせた待ち伏せ方針で銘柄を選別していますが、想定どおり好材料がでたら、いったん利食いし、乗り換えで売られた銘柄から次の注目株を選ぶようなやり方をしていますが、こける銘柄もありますが、トータルでは、順調にいっているようです。今日は、EPSが100円近くになった東洋シャッターとメイテックが高値を更新。待ち伏せで注目したMUTOHホールディングスが一時52円高と二けたの上げ率になっていました。市場に入ってくる新規資金がないだけに、今ある資金と同じ動きをしていたのでは、いつかは消耗してしまいます。ある程度、時間を犠牲にして、徹底的な逆張りで臨むしかないように思うのですが…。日経平均のVI指数は再び20ポイント割れに近づいてきました。さて、先物筋はどのようにしてVI指数を上げ、主導権を取り返してくるのでしょうか。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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