大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2017/08 | 09
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予想を上回る製造業受注など好調な景気指標はあるものの、イベント通過待ち気分が強く、売り買いが交錯。小幅下落して終了
 おはようございます。
  5日のECB理事会、6日の雇用統計という重要イベントを控え、市場で膠着感が強まっています。昨日のNYダウの終日値幅はわずか46ドルに縮小。原油、金、為替とも方向感のない動きが続いています。中国景気に停滞感が漂ってるほか、欧米景気の先行きにも不安がある…ただ、米国景気の先行きには強気の見方も依然多い、という状態で、多くの市場で投資家の気迷い感が強まっているようです。昨日の欧州市場では、ユーロ圏のCPIが前年比0.5%の上昇にとどまったことで、5日のECB理事会では、マイナス金利を含む何らかの緩和措置が講じられるとの見方が強まりました。しかし、債券市場では、売りがはいり金利が上昇する、という動きもでています。全く方向感がつかめない状態になってきましたが、それだけ、週末の米国雇用統計の数字と、それに対する債券市場の反応の重要性が増しているように思われます。
強気と弱気の綱引き状態になっている市場ですが、どちらが引き勝つのか、今週末は分水嶺になるのかもしれません。

 3日の米国市場動向
 ニューヨークダウ   1万6722ドル34セント  -21ドル29セント(0.12%)
 NASDAQ総合指数  4234.08ポイント     -3.12ポイント(0.07%)
 S&P500         1924.24ポイント     -0.73ポイント(0.04%)
 CME日経平均先物  1万5060円        +30円
 10年物国債金利    2.5930%         +0.0590%
 ニューヨーク原油    102.66ドル        +0.19ドル
 GOLD          1244.50ドル        +0.5ドル
 ドルインデックス    80.54            -0.09 


 昨日の米国株は、中國製造業PMI指数の下方修正を嫌気し欧州株が下落した流れを受け、売りが先行。反落してスタートしました。NYダウが連日の高値更新となったことや今晩から需要経済指標やイベント(ECB理事会、G7)が続くことへの警戒感から益出しの動きも強まり、NYダウは寄り後まもなく、、この日の安値1万6690ドル(前日比53ドル安)を付けています。ただ、この日発表された製造業受注(4月)が予想、前月水準を上回ったことや、欧州市場で債券が下落したことを受け、米長期債金利がじり高したことも株価の見直しにつながり、引けにかけては下落幅を縮めていました。結局、ニューヨークダウとS&P500は反落。NASDAQ総合指数は3日続落して終了。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1億845万株増の6億5699万株。騰落状況は、値上り1193、値下がり1927。VIX指数は2.5%上げ11.87に上昇。

 ダウ30種は、値上り12、値下がり18。半導体製造装置株への投資判断上げをうけてインテルが1.3%上昇。GSが1.1%上昇したものの、他はキャタピラの0.7%上げなどいずれも上げ率は1%を下回る小動き。一方、ナイキが1.53%、ベライゾンが1.52%、VISAが1.03%、マイクロソフトが1.23%それぞれ下落し、指数の足を引っ張りました。業種別は、不動産、自動車、生保、空運、半導体、コンピュータハードなどが上昇。ギャンブル、輸送サービス、靴、鉄道、アルミなどが下落。

 NYダウは小幅反落。前日も52週来高値銘柄が230超えまで増加するなど、警戒的な動きがあることを指摘しましたが、やはり、気迷い感が出てきたようです。このところ、終日値幅が極端に縮小。昨日はわずか46ドル幅になってしまいました。方向感がつかめないとしていた10年債金利が、2.6%に接近。じり高していることから、景気指標への反応を見極めたいという動きが強まっているようです。方向感としての上昇方向に変わりはありませんが、サイコロが9勝3敗と警戒ゾーンに入っており、短期的には、25日線とのかい離修正が必要かもしれません。引き続き、長期金利の動きがカギ。

 米国株は小幅反落。円は、米長期金利上げを受け、対ドルは102円50銭台、対ユーロはユーロがドルに対して買われた流れを受け139円70銭台に、ともに軟化。CME日経平均先物(円建て)は、欧米株安にもかかわらず、円下落を好感し、国内終値(1万5030円)を30円上回る1万5060円で帰ってきました。レンジは1万4965円~1万5100円。本日の日本株は、主力株を中心に、堅調な動きが続きそうです。高値圏で足踏みする海外株に比べ、底値から立ち上がってきた日本株に注目する動きもあり、短期筋の先物買いから想定外の動きをする可能性もありそうです。CME先物レンジ上限の1万5100円もいしきされそうです。内需系に比べ出遅れ感のある自動車を中心にする外需株の見直しが進みそう。ただ、短期指数の感熱感が強まっていますので、確実な益出しをして、次の押し目に備える動きも大事です。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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