大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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手がかり材料難の中、地政学要因からの円高を嫌気して売買が交錯。高安まちまちで終了
 イラク情勢は混とんとしてきました。シリアから引き揚げてきた「イスラム国家」はイスラム教スンニー派が多い地域で支配域を拡大。シリアやレバノンへ抜ける国境も支配。イラク政府軍が残していった新鋭の武器を、せっせとシリアに運び込み戦線に投入してるといいます。これに対し、スンニー派の「イスラム国家」がイラク占領後、侵攻すると公言するシーア派主流のイランは、革命防衛隊の幹部を送り込みイラク政府を支援。以前、イランに批難させていた戦闘機(旧式だが…)をイラク政府に返還するなど、支援体制を強化しているといいます。

 これに対し、フセイン時代に圧迫を受けてきたクルド族が勢力を拡大。原油生産基地を支配するなど、イラク国内は、スンニー派過激組織、シーア派中心の政府、クルド族と3分割する方向へ向かっているようです。クルド族がイラク国内に勢力基盤を築くと、今度は、トルコ国内のクルド族と呼応して、独立運動を進める可能性もあり、周辺国を巻き込んでの対立にエスカレートする可能性も出てきました。殺し合いの連鎖が続いていくのでしょうか。2週間前に、イスラム原理主義の留学生が、浅草寺の仏像を破壊しましたが、国内にまでイスラム教内の宗派対立が持ち込まれることはないでしょうね。

 さて、先週は事前の消費者物価指数(CPI)の2%台乗せなどから、市場はFOMCはタカ派色を強めたものになるとの観測が強まりましたが、蓋を開けてみると、内容は極めてハト派的なものでした。これを受け、金融引き締めを当て込んで売られていた銀や金の先物市場で大量の買戻しが行われ価格が急伸。金利上昇⇒ドル上昇(円安)を予想して、売っていた円を買い戻すなど、多くの市場で変化が起きていました。もちろん、日本市場でも、先物売りや個別銘柄の売りが買い戻され、日経平均が急所を更新するという変化がおきていました。FOMCが景気が持ち直しにあると見、CPIが上昇してるにも関わらず、緩和的な政策をとる…という決断に、市場はインフレの影を読み取ったのかもしれません。

 その変化を受けた週明けの日本株は、高安まちまちの終わりになりました。前場中は前週の流れを受け、主力株が堅調になり指数は堅調に推移したものの、後場に入ると円相場が上昇。先物売りなどから、一時、マイナス圏に沈む場面もありました。海外商品高を受けた石油、非鉄、金属などが買われる一方、前週堅調だった証券や情報通信など内需大型系が売られ、結局、日経平均は、前日比19円86銭高の1万5369円28銭と反発。TOPIXは1.44ポイント安の1267.48ポイントと小幅の続落しておわっています。出来高は、19億6016万株、売買代金は1兆8216億円と、前週末から大幅に減少しましたが、前週末、米国の日本株ETFの銘柄入れ替えで約5000億円の売買があったことを考慮すると、月曜日としてはまとまった商いとみることもできます。騰落状況は、値上り929、値下がり715と、依然、かさ上げ的な動きが継続しています。

 今日の終値での日経平均サイコロは、7勝5敗(TOPIX同じ)と、変わらず。RSIは64%で2ポイントの低下。25日線かい離は+3.3%とやや縮小。指数系は中立的な状態。一方、全般の循環かさ上げ物色が続き、騰落レシオは159%と一昨年12月の163.4以来の水準に上昇してきました。
 
 前段でも書きましたように、FOMCのタカ派的な内容を意識して、円売りポジション(ドル高)が増加していましたので、今日は買戻しで円高になり、それが先物売りを誘い、後場から低迷した…というところでしょうか。レポートでも書いていますように、先週、3月7日高値を抜いていますので、ここは、いったんは利食い売りを浴びるところ。ただ、下値も限定的で、小休止したら、さらに上値を追う動きになってくるんでしょう。ただ、騰落レシオの水準は嫌でも意識しなければならず、今後は、物色範囲が限定されてくることになるかもしれません。特に、大きな節値を払ったことで、昨年末高値が意識されており、海外先物筋が動き始める可能性もあります。前回、騰落レシオがピークを付けた2012年12月半ば以降の動きが焦点になりそうです。まず、円安なら短期で上昇、円じり高なら、指数はゆっくりと上昇というところでしょうか。

 タダノ、小松ウォール工業,タカラトミーのほか、継続注目の三井物産が年初来高値を更新しています。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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