大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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高嶺警戒感と堅調な景気指標の間で強弱感が対立。売り買いが交錯し、高安まちまちで終了
 おはようございます。 うっかりしていましたが、21日土曜日は24節季の「立夏」でした。文字通り夏真っ盛りというところです。株式市場にとって「火」は上げのエネルギーになりますが、5月5日の「立夏」から、火の性を持つ夏の陽気にあおられて株式市場は上げ足を速めてきました。立夏を境に火のエネルギーは減衰しますが、8月7日の「立秋」までは、まだまだ、夏の陽気を受けて強調相場が続きそうです。そういえば、今月は「庚午(かのえうま)」で相克関係。武器を示す「金」と爆発や対立のエネルギーを持つ「午」が合わさっており、武力対立がエスカレートする流れにあるようです。来月には、相性関係に戻りますから、少しは落ち着いてきそうです。さて、21日の立夏はどんな変化をもたらしてくれるのでしょうか。

 23日の米国市場動向
 ニューヨークダウ    1万6937ドル26セント  -9ドル82セント(0.06%)
 NASDAQ総合指数   4368.68ポイント     +0.64ポイント(0.01%)
 S&P500          1962.61ポイント     -0.26ポイント(0.01%)
 CME日経平均先物   1万5320円        -30円
 10年物国債金利     2.6230%         -0.0010%
 ニューヨーク原油    106.17ドル        -0.66ドル
 GOLD           1318.4ドル        +1.8ドル
 ドルインデックス     80.26           -0.07 


 週明けの米国株は、冴えない製造業PMI指数を受け欧州株が軟調になった地合いを受け、売りが先行。前週まで連続して高値を更新したことから高値警戒感からの売りもあり、ニューヨークダウは、寄り後まもなく、この日の安値1万6896ドル(前週末比51ドル安)を付けています。ただ、中国の製造業PMI指数が分岐点の50ポイントを上回ったことや、中古住宅販売が予想を上回ったことから、売り一巡後は底堅い展開になりました。米国の製造業PMI指数が2010年5月来の水準に上昇したことや、オラクルによる同業へのM&Aが伝えられたことも支えとなり、引けにかけ下げ幅を縮小。結局、NYダウとS&P500は7立会日ぶりに小反落。NASDAQ綜合指数は2日続伸して終了。ニューヨーク市場の出来高は、前週末比11億4950万株減の5億7182万株。騰落状況は、値上り1529、値下がり1576。VIX指数は、1.2%上げ10.98に上昇。

 ダウ30種は、値上り14、値下がり15、変わらず1(ATT)。1%以上変化したのは、JPモルガン(+1.1%)、GE(-1.08%)、ファイザー(-1.11%)の3銘柄。マイクロソフトの0.74%、ベライゾンの0.69%の上げに対し、ボーイングの0.95%、ユナイテッドテクノロジーの0.73%、3Mの0.74%の各下げが目立ちましたが、全般に小動きでNYダウの終日値幅は58ドルと狭いレンジの動き。業種別は、非鉄、金鉱山、自動車、金属、不動産サービス、銀行などが上昇。ビール、たばこ、空運、航空機製造、資本財などが下落。
 主力3指数は高安まちまちになったものの、いずれも小幅なレンジの動きで、方向感のない展開。25日線かい離の拡大など、テクニカルな過熱感の解消が必要になっています。短期的には、もたもたした動きになりそうですが、非鉄や素材などこれまで出遅れていた景気敏感業種が動き始めていることに注目。昨日の10年債金利は、欧州の景況感悪化を受け、2.6%割れで始まったものの、引け近くに2年債の利回り上げで、金利が上昇。2.6250%まであげています。このところ、期間の短い債券の金利上昇(価格は下落)が目立っており、FOMCのハト派的な動きとは別に、市場は金融引き締めを意識し始めていることがわかります。途切れた債券⇒株式への流れが復活するか…?

 米国株は高安まちまち。円は、欧米の株式軟調を受け、対ドルは101円90銭台、対ユーロは138円60銭台に、それぞれ小幅に上昇。CME日経平均先物は、国内先物終値(1万5350円)を30円下回る1万5320円で帰ってきました。レンジは1万5265円~1万5445円。本日の日本株は、軟調な欧米株を受け方向感のない展開になりそうです。レポートでも予想しましたように、先週、最大急所である3月7日高値を抜けたばかりで、ここでの調整はセオリー通り。引き続き、循環的なかさ上げの動きが続きそうです。株主総会シーズン入りで、ROE引き上げの要求が強まっており、まとまった内部留保を持った企業への株主還元やM&Aなどの思惑が高まりそうです。低ROEで膨大な内部留保を持つ企業に注目。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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