大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2017/10 | 11
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内外の不透明要因を嫌気した売りに、月末の益出しの動きが重なり大幅安して終了
 おはようございます。 
 寝る前にみたGLOBEX市場でニューヨークダウは120ドル安程度でしたが、欧州の下げ方を見て、もう少しあるかな…と思って寝ましたが、朝起きてみると目が点に…。アルゼンチンのデフォルトは、ヘッジファンドとアルゼンチン政府との問題で、世界的な広がりはない…とみていました。欧州の下げ方はそれだけではないな…と思いましたら、ポルトガルのバンコ・エスピりト・サントが大幅な赤字を計上しただけでなく、不正の疑いもあると会見。財務改善にための増資が課題となってきましたが、問題は不正な貸し付けがいくらあるかわからないこと…。これまで、市場はECBがなんとかしてくれるという甘い考えでこの問題に望んできましたが、ちょっと不安がでてきたようです。おまけに、ユーロ圏の消費者物価の上昇率が4年9か月ぶりの水準に下落。急にデフレ懸念が強まってきました。
  
 米国では、金融引き締めの着手は来年後半とみていたのが、第二四半期のGDPと昨日のFOMC声明文で物価上昇への自信が示されたことから、引き締めの前倒し懸念が台頭してきました。いつもなら、波乱時に買われる債券は小幅に下落。これまでとは異なる反応がでてきたことに市場は混乱しているようです。以前から書いているように、この時期はFRBが今後1年の政策運営を策定する重要な時期。この結果が、今月後半のジャクソンホールの会議でFRB議長講演で示される、として、市場が最も神経質になる時期でもあります。特に、今回はFRB議長が交替したあとでもあり、市場の関心は否が応でも高まってきます。しばらくは、政策観測をめぐり、モタモタした動きが続きそうです。ただ、企業決算を見ると、これまでと異なり売り上げが増加する企業が増えており、従来とは異なっていること。どんどん下げるようなことにはならないと思いますが…。

 31日の米国市場動向
 ニューヨークダウ     1万6563ドル30セント    -317ドル06セント(1.88%)
 NASDAQ綜合指数    4369.77ポイント       -93.13ポイント(2.09%)
 S&P500           1930.67ポイント       -39.40ポイント(2.00%)
 CME日経平均先物    1万5490円          -160円
 10年物国債金利     2.5560%            +0.0020%
 ニューヨーク原油     98.17ドル           -2.10ドル
 GOLD           1282.8ドル           -14.1ドル
 ドルインデックス     81.46              +0.06 


 昨日の米国株は、欧州市場がデフレ懸念やポルトガル大手行の経営不安などを背景に全面安になった流れを受け、下落してスタート。前日発表のGDP統計結果やFOMCのインフレ見通しの修正から利上の前倒し観測が強まるなど、内外の不透明要因が重なり、終日売られる展開になりました。欧州経済への不安を受けドルが上昇したことから、原油価格や金価格が下落。これまで、波乱時に安全資産として買われてきた債券価格が下落したことも、流れの変化につながるとして益出しを急ぐ動きとなりました。結局、戻りらしい戻りもないまま終日売られ、ニューヨークダウは3日続落。NASDAQ総合指数とS&P500は急反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、月末要因も重なり前日比2億4893万株増の9億2636万株。騰落状況は、値上り309、値下がり2888(NASDAQ市場は、値上り441、値下がり2267)と全面安商状。不透明要因の増加を受けVIX指数は27.16%上げ16.95に上昇。投資家の不安心理が高まりました。

 ダウ30種は、値上りゼロ。この日原油産出量の低下を発表したエクソンが4.17%と下落率トップ。冴えない決算だったAMEXが3.2%安と続落。欧州スポーツ用品大手アディダスの冴えない見通しを受けナイキが3.12%下落。このほか、キャタピラ、シェブロン、ベライゾン、メルクなど7銘柄が2%超えの下落となり指数の足を引っ張りました。業種別も全面安。携帯電話、トラック、特殊金融の下落率が少なかったものの、貴金属、モーゲージファイナンス、家電、宿泊などが下落上位にランク。
 NYダウは3日続落。「瀑布型」の日足パターンが出ていることから短期的な下落を予想しましたが、想定通りの動きでした。以前から昨年末高値付近を中心に5か月にわたり形成した抵抗帯に一気に下落してきましたが、このゾーンには過去下値を支えてきた200日線があり、ここからさらに下押すことは考えにくいところ。RSI水準も、もう少し低下すれば相場が転換した水準に近づいてきます。当面、このゾーン付近で下値を固める動きになるのではないでしょうか。プロ投資家の心理を見る「恐怖・歓喜指数」は10%と2年ぶりの水準に低下しています。待機資金も多いのに、さらに下落するものでしょうか。注意すべきは、金融相場から業績相場に移行する際の中間反落が出ていないこと…。

 米国株は下落。円は、不安材料を多く抱えたユーロに対しドルが買われたものの、対ドルは、リスク回避の買いもあり102円80銭と横ばい。対ユーロも137円60銭台と小幅に上昇。CME日経平均先物は、国内先物終値比160円安の1万5490円で帰ってきました。レンジは1万5465円~1万5770円。本日の日本株は、CME終値にさや寄せし下落して始まった後は、下値模索の動きに推移しそうです。本日も為替とそれを受けた先物筋次第の展開。今晩の雇用統計結果とそれに対する市場の反応を見たいという動きから、全体は見送り気分の強い展開に…。昨日も書いたように、一部の銘柄に短期資金が集中する仕手色の強い動きが強まり、相場の質が悪化しているのが気になります。内需企業の消費税引き上げの影響は想定以上、外需企業は、円安と堅調な海外需要を受け想定以上の業績になるなど対比が目立つ決算内容になっています。やはり、外需系優位の展開か…。1万5500円付近の壁の強さが試されます。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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