大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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新興国株式の波乱、ロシアのサプライズ利上げ、中國製造業PMIの50ポイント割れなど、複合要因から、全面的に売られ、大幅続落して終了
 日本株って投機筋にとっては、新興国並の扱いなんですってね。なまじ、流動性が大きいだけに、世界中からガラの悪いのが集まってきて、好き放題やっている、という感じです。デフレ脱却に必死に取り組んでいますが、これまで日本が立ち直ってくると、日経平均先物を使って株価を下げ、元の資産デフレ状態に戻されてきました。中国やロシアがタカ派色を強め、米国にとって脅威になってきたから、円安誘導でもなんでも好きなことをやって、経済を立て直し、防波堤の役割を強化しろ…。ちょっと勝手すぎやしませんか、アメリカさん。持続的に経済を立て直そうと思えば、株価操作まがいの動きが横行する日経平均先物を使いにくくすれば、簡単にできますが、こんなオイシイ商品、やくざ屋さんが手放すはずもありません。無理にやれば、多額の献金をしている米国の議員さんを通じ、圧力がかかってくることは間違いないでしょう。JPX日経インデックス400…果たして、日本を代表する先物商品になれるか…?1年もしないうちに、TOPIX300のように商いがなくなるのでは…。もしくは、また指数寄与度の高い銘柄ばかりを寄せ集め、株価操作まがいのことを始める…?
 
 まあ、ぼやいていても仕方がありません。今日の下げで、ほぼ、日銀サプライズ緩和の水準まで戻ってきました。世界的な金融市場の波乱が原因とは言え、日銀サプライズ効果も、安倍政権の基盤強化という好材料も、すべて消し飛んで「元の木阿弥」状態になりました。これ以上下げてくると、出遅れた海外先物筋には損失を被るところも出てきそうですね。
 本日も、CME日経平均先物に連動した、先物筋リードの動きで、日経平均jは344円08銭(2.01%)安の1万6755円32銭、TOPIXは25.92ポイント安(1.88%)の1353.37ポイントと、ともに大幅続落して終了。日経平均はあっさりと1万7000円大台を割り込んでしまいました。出来高は、2億6000万株増の24億2932万株、売買代金は3000億円増の2兆5568億円と、ともに増加。騰落状況は、値上り129、値下がり1686と、全面安商状。業種別は、全33業種が下落。その他金融、食品、海運、卸売、精密など、先週まで賑わったものや、資源開発がらみの下げが目立っています。

 今日の終値での、日経平均サイコロは、7勝5敗(58%)に低下。TOPIXはも同じ。RSI(相体力指数)は、6ポイント下げ36ポイントに低下。安全圏の40%割れに到達してきました。25日線かい離率も-4.4%に拡大。リバウンド圏に入ってきました。RSIは10月安値時の17%に比べると、まだ下落余地を残しています。サイコロジカルラインの低下ピッチが遅いようですが、これから7連投した時の数字が落ちていきますから、テクニカル的には今週で「陰の極」的な水準に届きそうです。騰落レシオは8ポイント下げ94%に低下しましたが、指数に比べ、調整ピッチは遅いようです。

 今日も、CME連動の動きでした。昨日のCME終値は1万6705円。レンジは1万6615円~1万7260円。本日の日経平均は、朝方の日経平均はCMEの終値を上回る1万6862円(前日比237円安)で始まったものの、寄り前に、ルーブル下落に耐えかねたロシアが今年6回目になる利上げ(10.5%⇒17%)を実施。新興国通貨懸念を連想させる動きが強まったことから、寄り後も先物売りが継続。同時に円が買われ上昇したことを嫌気し、外需株が下落。昼近くには、中國製造業PMIが7か月ぶりに(判断の分かれ目になる)50を割り込んだこともイヤケされ、売りが拡大。先物売りや裁定解消売りから、下落幅を拡大し、日経平均は、この日の安値1万6714円(同385円安)をつけています。この時の、先物価格は1万6610円…。CMEレンジ下限に到達すると、恒例のように買戻しが入り、相場は落ち着きを取り戻していました。昨日も、CMEで日経平均先物をショートする動きが強まっている…としましたが、どうやら、CME市場を下押しさせ、日本の先物市場を追随させるような仕掛けが入っているような感じがします。

 テクニカル的には、13週線(1万6516円)や日銀サプライズ翌日に明けた窓(1万6524円)埋めに近づいてきたことから、逆張り投資家の参入も予想されることから、そろそろ仕掛けの手も緩んでくるのではないでしょうか。ただ、問題は、FOMCのタカ派転換を懸念し、資源依存型新興国だけでなく、海外資本依存型の発展途上国への懸念が強まっていること…。1997年のアジア通貨危機により、各国とも外貨準備高を積み増しており、最悪の状態に発展することはなさそうですが、問題は、民間企業がドル建ての借り入れを増やしていること…。特に、ロシアやブラジルの資源開発企業が膨大な借り入れを行なっており、通貨下落でドル建ての借り入れが膨張していることが懸念されています。一段の危機の深化に対しては、国際的な調整が図られるものと思いますが、そのためには、実際に企業破たんがおきるなどスケープゴートが必要。おそらく、ブラジルの企業が最短距離にあると思いますが、この辺りがターニングポイントになるか…。

 まあ、どうなるかわかりませんが、テクニカル的には今週がポイントになることは確か…。今回の調整は、8日の「満月」、9日の24節季「大雪」から始まりましたが、今度は、来週の飛び石連休の間の22日が「新月」と24節季の「冬至」が重なります。FOMCが市場の混乱を無視して、タカ派色を強めれば、円安が再燃して、相場はターニングポイントを迎えることになりますが、その時の新興国への影響を考えると…。安全でもないのに「安全通貨」の役割を担わされている円が悩ましい。目先のドタバタよりも、来年を展望した投資を考えたい。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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