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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2020/08 | 09
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ギリシャ債務問題の不透明感や原油価格の下落を嫌気したものの、アップル効果で下げ幅を縮小。高安まちまちで終了
 おはようございます。
 ギリシャとユーロ圏財務相との臨時の会合が開催されています。先日は、一部のマスコミが楽観的な報道をしたものの、その後は、ドイツ財務相のタカ派発言やギリシャ財務相の強硬発言が続いたほか、ロシアが支援に乗り出すとの報道が錯綜。昨日の欧州株は楽観論が後退し下落に転じていました。今日も、臨時会合後に「ギリシャは、トロイカによる救済プログラム内にとどまる…」との報道がなされ、引け後の米国株が100ドルを超える上げになるなど、不確実な情報が飛び交う中、市場は乱高下しています。もともと、今回の臨時会合はギリシャの言い分を聞く…という方針で始まったもので、合意事項は無い、というのが関係者の見方でした。結局、会議でのギリシャの言い分を聞いて、週明け16日の正式なユーロ圏財務相会合に向け、事務方の協議を続け、具体的にまとまった案を次回会合で審議する、ということになるのでしょう。要するに、何も決まっていないというのが本当のところではないでしょうか。相変らず、欧州の交渉ごとは事案がかかる。まだまだ、半身で構えておく方がよさそうです。

 11日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万7862ドル14セント        -6ドル62セント(0.04%)
 NASDAQ総合指数        4801.18ポイント           +13.54ポイント(0.28%)
 S&P500               2068.53ポイント           -0.06%(-)
 CME日経平均先物        1万8010円              +370円
 10年物国債金利         1.9880%                -0.003% 一時、2.0250%
 ニューヨーク原油         48.84ドル               -1.18ドル
 GOLD                1219.60ドル             -12.3ドル
 ドルインデックス          94.89                 +0.15  


 昨日の米国株は、前日報じられたギリシャ債務問題進展に関する報道に懸念が生じ、楽観的な見方が後退。欧州株が下落した流れを受け、売りが先行。反落スタートになりました。この日開催されるユーロ圏臨時財務相会合の成り行きを見たいという動きから、安値圏で膠着した動きが続きましたが、昼過ぎに原油在庫が過去最大規模につみあがったことが報じられ原油価格が下落すると、エネルギー株が売られ、全体も下げ幅を拡大。ニューヨークダウはこの日の安値1万77590ドル(前日比109ドル安)をつけています。引けにかけては、太陽光発電企業への出資や投資判断の上げが続いたアップルが高値を更新。これにリードされる格好でNASDAQ総合指数が戻り高値に接近したことが好感され、急速に下落幅を縮小。引けに近くにはプラス圏に浮上する場面もありました。結局、NYダウとS&P500は小幅に反落。NASDAQ総合指数は続伸して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上り1464、値下がり1700。VIX指数は1.57%下げ、16.96に低下。

 ダウ30種は、ギリシャ問題の進展や米金利上昇を受け、GSが1.67%、トラベラーズが0.81%、VISAが0.73%、それぞれ上昇。金融関連が堅調でした。一方、引け後に発表される決算への懸念からシスコシステムズが2.04%下落(発表された決算内容は、予想を上回ったほか、増配も実施)。ドル上昇を嫌気しナイキが1.55%下落。4銘柄が1%超えのさえになり指数の足を引っ張りました。業種別は、保険仲介、コンピュータハード、タバコ、ドラックストア、ヘルスケアなどが上昇。公益事業、アルミ、ガス・水道、石炭などが下落。

 NYダウは小反落。50日線を下値に狭いレンジの動きが続いています。25日線が上げに転じており、当面、レンジ相場を形成しながら25日線の上げを待つ展開に…。NASDAQ総合指数は、ITバブル崩壊後の高値(ザラバ=12月26日4814.95ポイント、引け値=同29日4806.91ポイント)更新に王手をかけています。想定通りアップルが指数上げのけん引役になっています。全般に不透明感が強まっており、断トツの評価になってきたアップルが野中の一本杉的な上げになってNASDAQの上げをけん引する可能性が出てきました。

 米国株は高安まちまち。円は、ギリシャ支援問題の進展や米金利の上げを受け、対ドルは120円40銭台、対ユーロは136円60銭台にそれぞれ下落。CME日経平均は、10日の大証先物終値(1万7640円)を370円上回る、1万8010円で帰ってきました。レンジは、1万7790円~1万8020円。出来高は2万9573枚と前日比1万5000枚を超える減少。本日の日本株は、ギリシャ情勢の進展(?)や円安を好感し、堅調な展開となりそうです。CME日経平均先物終値にさや寄せして、高寄りしそうですが、1万8000円大台乗せができるかどうかが焦点に…。また、円安を受け、このところ動きが鈍っていた外需株が高値を更新できるかも注目。値もちが良かったトヨタがポイント。ただ、伝えられるギリシャ情勢には不透明な報道も多く、主力投資家の様子見は続きそう。明日のオプションSQを控え、弱気ポジションを取った投資家の買戻しや個別株を売っている海外投機筋の動きも注目されます。引き続き、富士フィルム…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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