大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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在庫増を嫌気した原油安や、構成銘柄の悪材料からNYダウは続落も、主役交代のNASDAQ市場は7日続伸して終了
 おはようございます。 昨晩は、家内が急に帰省することになり、炊事当番が回ってきて、書き込みができませんでした。

 海外情勢は、想定通りギリシャが6か月の支援延長申請を出したものの、ドイツやフィンランドなどの北欧の国は、「16日の合意内容と異なる」として支援に難色を示しています。昨日行われたツイプラス・ギリシャ首相とメルケル首相の会談でどこまで妥協策が詰められか…。今晩開催されるユーロ圏会合で、どのような結論が出されるか、まあ、結果は見えているのですけどね…。

 昨日の日本株は、今朝の日経朝刊一面で取り上げられたように、日経平均はITバブル崩壊後の15年ぶり水準まで戻してきました。朝方、ギリシャ債務交渉の前進を好感して買われ、一気に2007年2月のザラバ高値1万8300円を更新した後は、高値持ち合いの動きとなり、結局、引け値もわずか3円ですが、同年7月の終値(1万8261円)を上回って終わりました。レポートで、今週は歴史的な大転換を迎える可能性が高いと書きましたが、これで、1989年12月につけた史上最高値3万8915円から下落トレンドからようやく脱したことになります。96年にトレンド転換のチャンスがあったのですが、この時には、「偽りの夜明け」に騙された日銀の金融政策の失敗で、せっかくのチャンスをつぶしています。それから20年…。ようやく長かった低迷から抜け出すことになりました。まあ、まさか96年と同じ失敗を繰り返すことはないと思いますが…。黒田総裁…と頼みますよ。

 昨日の日経平均は、65円62銭高(0.36%)の1万8264円79銭と続伸。TOPIXは12.26ポイント高(0.83%)の1494.93ポイントと、4日続伸。出来高は、7000万株減の26億5354万株、売買代金は8300億円減の2兆5648億円と、ともに減少。やや高値警戒感がでてきたようです。騰落状況は、値上り1351、値下がり420。業種別は、銀行、証券、海運、陸運、その他製品などを上位に29業種が上昇。紙パルプ、空運、非鉄、保険の4業種が下落。

 昨日の終値での日経平均サイコロは、7勝5敗(58%)、TOPIXは9勝3敗(75%)とともに上昇。TOPIXが警戒領域に入ってきました。RSIは、7ポイント上げ66%に上昇。TOPIXは11ポイント上げ79%に上昇。これもTOPIXは警戒ゾーンの80%に接近。25日線かい離は+3.6%と横ばいだったものの、TOPIXは+5.35%に拡大しています。物色意欲が高まったことで、騰落レシオは、12ポイント拡大し136%に上昇。昨年11月25日の145.9%以来の水準に来ています。この日も、TOPIXの上げ(特にTOPIX30型)が目だったことでNT倍率は、12.22倍に低下。昨年10月初めの水準に接近しています。昨日発表の投資主体別売買動向(9日~13日売買分)で、海外投資家のTOPIXラージの買い越し額は、3577億円と、前週の1795億円から倍増。米系証券の買い越し残は今週に入って10万枚を超えてきたのではないか…と推計されます。ポジションが一方的に傾いており、この証券の動きに警戒が必要になってきました。TOPIXのテクニカル指標から見ても、とりあえず、大きな節目を超えたことで、近々、若干の調整安がくる可能性があることを想定しておいた方がよさそうです。

 19日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万7985ドル77セント      -44ドル08セント(0.24%)
 NASDAQ総合指数        4924.70ポイント         +18.34ポイント(0.37%)
 S&P500               2097.45ポイント         -2.23ポイント(0.11%)
 CME日経平均先物       1万8365円             +105円
 10年物国債金利         2.1130%              +0.0470%
 ニューヨーク原油         51.16ドル              -0.98ドル
 GOLD               1207.6ドル             +7.4ドル
 ドルインデックス          94.43                +0.33                
 

 昨日の米国株は、ギリシャ債務交渉の行方を見たいというムードが強いなか、原油価格が在庫の急増を嫌気して下落。エネルギー株が売られ下落スタートになりました。朝方発表の新規失業保険申請件数が予想を上回る減少になったことも、利上げの予定通りの実施につながるとして、売り買いとも手控えられ、ニューヨークダウは、終日、マイナス圏で推移。ウォルマートが予想を上回る決算を発表したものの、賃金引上げやドル高による今期業績見通しの下方修正を行なったことや、カード大手AMEXが、ニューヨーク連邦地裁から、加盟店への営業手法が独占禁止法に抵触する…と判断されたことを嫌気し下落したことも指数を押し下げました。結局、ニューヨークダウとS&P500は続落。アップルに変わりフェイスブックやアマゾンなどが指数の上げをけん引したNASDAQ総合指数は、7日続伸して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1507、値下がり1635(NASDAQは、同1458、同1269)。VIX指数は1.0%下げ15.29に低下。

 ダウ30種は、値上り10、値下がり20。ボーイングが1.7%、IBMが1.0%それぞれ上昇。一方で、冴えない決算予想を発表したウォルマートが3.2%下落。地裁の独占禁止法判断を受けたAMEXが1.7%下落。原油下げを受けたシェブロンが1.9%、エクソンが1.7%、それぞれ下落するなど7銘柄が1%超えの下落となり指数の足を引っ張りました。
 NYダウは続落。1万8000ドルの大台乗せや、ドル高が多国籍企業の業績に与える影響を気にした売りから頭の重い」展開が続いています。原油価格の不安定な動きも、株価の重荷になっており、当面、もたもたした動きが続きそう。想定通りNASDAQ主導の流れへ。

 米株は高安まちまち。円は、FRBの利上げ懸念再燃から金利が上げたことを受け、対ドルは118円90銭台に下落、対ユーロは135円20銭台で横ばい。CME日経平均先物は、円安を好感した動きから、大証先物終値を105円上回る1万8365円で帰ってきました。レンジは、1万8215円~1万8385円。出来高は、3万4240枚と前日から7000枚減少。高値警戒感が強まったのか、今週に入り商いは減少気味。本日の日本株も、前日同様大型株が主導する流れになりそう。中小型を売り大型に乗り換える動きや、相場上げの持続期間が短くなるなどい、やや投機色を強めていることは懸念材料。循環買いにはいっており、休憩に入った銘柄の押し目買いで…。大本命のゼネコンの動きに注目。今日は、週末であるほか、今晩は、ギリシャ支援を決める会合が開催されることもお忘れなく…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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