大仏さんの「株やぶにらみ」
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当面の懸念イベントの通過や主力企業の好決算などを受け買い安心感が広がり、反発して終了…NASDAQ市場は10連騰も、上げの主役に交替の兆し
 おはようございます。
 当面の懸念材料だったギリシャ債務削減策は、さらに対策を強化するという条件付きで、ユーロ圏財務相会合の承認を得ました。また、イエレンFRB議長の議会証言も、政策変更時には、まずフォワードガイダンスを変え事前告知を十分にしたうえで行う…とし、突然変更することはないと証言。少なくとも、3月と4月に開催される2回のFOMCで利上げが実施されることはない、として市場の安心感を誘いました。3月中旬開催のFOMCでの「忍耐強く…」という表現が維持されるかどうかが焦点に…。物価見通しについては、原油価格の下落を一時的な要因とみて、消費者のインフレ期待が落ちていないことから、今後出てくる景気指標によっては、6月FOMCでの利上げの可能性は残った、といえそうです。

 24日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       1万8209ドル19セント      +92ドル35セント(0.51%)
 NASDAQ総合指数      4968.12ポイント         +7.15ポイント(0.14%)
 S&P500             2115.48ポイント         +5.82ポイント(0.28%)
 CME日経平均先物      1万8660円            +40円
 10年物国債金利       1.9880%              -0.0710%
 ニューヨーク原油       49.28ドル             -0.17ドル
 GOLD              1197.30ドル           -3.5ドル
 ドルインデックス        94.47               -0.09
 

 昨日の米国株は、ギリシャ債務削減への取り組み案が承認されたことへの安心感から買いが先行。リビアの輸出減少思惑から、原油価格が強含んだこともエネルギー株を支え、ニューヨークダウは反発スタートになりました。寄り後は、イエレンFRB議長の議会証言を横目で見ながら神経質な動きになりましたが、内容が総じてハト派的なものだった事から次第に買いが有力となり上げ幅を拡大。途中、原油在庫の増加懸念を受けエネルギー株が下落し、上げ幅を縮める場面があったものの、ホームセンター大手ホームデポが予想を上回る決算を発表。同時に自社株買い(180億ドル規模)と増配を行なうとしたことから、大幅高。これに引っ張られる格好で、引けにかけ全体も上げ幅を拡大。引け近くには、この日の高値1万8231ドル(115ドル高)と最高値を更新。引け値でも史上最高値を更新して終わりました。NASDAQ市場は、10連騰。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上り1957、値下がり1214。VIX指数は6%下げ13.69に低下。

 ダウ30種は、値上り22、値下がり7、変わらず1(シスコシステムズ)。好業績と自社株買いのホームデポが約4%上昇、キャタピラが1.21%、インテルが1.93%、JPモルガンが2.48%、それぞれ上昇。6銘柄が1%超えの上げとなり指数を支えました。業種別は、石炭、非鉄、住宅リフォーム、住宅建設、金属、半導体・同製造装置などが上昇。ギャンブル、住宅リート、紙パルプ、家電、不動産などが下落。

 NYダウは反発。ザラバ、引け値とも最高値を更新しています。日足サイコロは6勝6敗(50%)と過熱感はありません。原油価格の下げが、相場の過熱を抑制している格好。ニューヨーク市場の52週来高値更新銘柄数は198と過去の相場加熱時に比べると少なく、当面、静かな上げが続きそうです。また、NASDAQ総合指数は10連騰。こちらも52週来高値更新数は157と過熱感はないようです。これまで、相場をリードしてきたアップルがテクニカルポイントに近づき、売られたものの、資金は、フェイスブックなど他の成長株に乗り換えて、銘柄間の循環も効いています。ITバブル時の高値更新に向け、時代に変化を象徴する銘柄群の上げ攻勢が続きそうです。

 米国株は上昇。円は、ギリシャ問題が先延ばしされたことから、ユーロがドルに対し上昇。円は、対ドルで118円90銭台に小幅下落。対ユーロは134円90銭台に小幅下落。CME日経平均先物は、大証先物終値を40円上回る1万8660円と強含んで帰ってきました。レンジは1万8435円~1万8700円。出来高は4万5470円と前日から2万枚近い増加。昨日も予想したように、海外先物筋の動きが活発になってきたことを思わせます。本日の日本株は、引き続き堅調な展開が予想されます。昨日後場の「日経平均先物買い・円売り」の動きは、イエレン議長の議会証言を思惑したイベントドリブン型ヘッジファンドの仕掛けの可能性があり、今日の解消売りの動きが懸念されます。再び、TOPIX型相場に戻るかどうかが焦点。今後予想される入着原油の価格下落メリットを受けてくる業界とオリンピックへ向けて動きが始まる広告業界、機ぅ夕施設撤去など関連需要にも注目。資金運用難の銀行向け各種リート組成を行う企業…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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