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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2020/08 | 09
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月末のドレッシング、指数採用銘柄入れ替えにともなう売買、週末、月末のポジション調整の売買が交錯したものの、小幅に続伸して終了
 市場外部要因が落ち着いたなかで、今週の日本株も堅調に推移しました。為替差損や資産評価損から解放され、企業が補てんのためにため込んできた資金が、企業買収による成長や株主還元に使えるようになったことが、日本企業の成長性を高めることにつながってきました。一昨年までは、企業経営者の間に「また逆戻りするのではないか…」と不安があったものの、昨年くらいから、「今回は違う…」との見方が強まり、好業績企業を中心に、内外でM&Aを実施。また、増配や自社株買いを実施し、企業価値を高める動きに取り組み始めています。

 これまで、海外投資家の間では、人口減や財政悪化などから日本株をスルーするところが多かったのですが、自社株買いや増配企業の増加など採算面からも日本株を買える状態になってきたことから、再注目する動きが出てきたようです。世界的な株高の中で、相対的にウエートが減少した日本株を買い増している…と冷めた見方をする投資家も多いようですが、十数年も続いてきた円高、資産デフレが是正され、企業経営の選択肢が増えてことを考えると、日本株に対する見方も変える必要があると、考えますが…。昨日の投資主体別売買動向を見ると、個人投資家も圧倒的に売り越しており、最近の日本株の上昇は、循環的な波動の中の動きとみていた節があります。下げそうで下げない、最近の日本株の強さの裏には、変身しつつある日本企業を再評価する動きが浸透し始めたのかもしれませんね。

 本日の日本株は、MSCIの銘柄入れ替えにともなう売買や月末のドレッシングなど政策的な要因にくわえ、週末要因も重なり波乱含みの展開が予想されていました。119円台の円安など相場環境は良好でしたが、先物の思惑的な売買が交錯。前場中に1万8800円台を回復したと思ったら、後場から1万8700円台に下落するなど、思惑的な売買が交錯。振幅の大きい相場になりました。特に、引け間際に、強気筋と弱気筋の思惑的な売買があったようですが、プラスで終わったことは、3月相場につなぐ心強い動きになりました。

 結局、日経平均は12円15銭高(0.06%)の1万8797円94銭、TOPIXは2.17ポイント高(0.14%)の1523.85ポイントと、ともに続伸して終わりました。出来高は、月末や指数採用銘柄の入れ替えに伴う売買jから、前日比3.2億株増の27億2046万株、売買代金は同5000億円増の3兆69億円と、ともに増加。騰落状況は、値上り699、値下がり1079。業種別は、その他金融、サービス、その他製品、電気機器などを上位に16業種が上昇。鉱業、不動産、水産農林、倉庫、鉄鋼などを上位に17業種が下落。ヤマハ発動機の四輪進出を受けたエンシュウ、自社株買いのネクソンなどが上昇。

 今日の引け値での日経平均サイコロは、9勝3敗((75%)に上昇。再度警戒ゾーンに…。TOPIXは10勝2敗(81%)と警戒ゾーンで変わらず。RSIは変わらずの89%(TOPIXは99%)と、ともに警戒ゾーン。25日線かい離は、+4.5%(TOPIXは+5.09%)と、ともに横ばい。騰落レシオは、1ポイント下げ140%に低下。指数はすべて警戒ゾーンのまま、週をまたぐことになります。NT倍率は、前日の12.35倍から12.34倍に低下。

 以前から、当面は、計算上の②ポイントである1万8870円前後…と書いてきましたが、本日は高値1万8865円と変化点まであと5円のところで下落に転じました。また今日は、日経平均日足一目均衡表の変化日である「雲」のねじれに来ていましたから、どうしても相場の転換が意識されやすかったようです。相場の過熱が懸念されるところですが、テクニカルを無視した先物筋の動きが活発になっており、あまり、日足ベースのテクニカルは重視しすぎないほうがいいかもしれません。詳しくは、日曜日発信のレポートで解説します。本日は、日本水産が、レポートでしめした目標値を達成したほか、ツガミ、や大林組、山一電機などがいい終わり方をしてきました。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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