大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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欧米株安や企業業績懸念、日銀の政策据え置きなど、複合要因が重なり、先物売りから大幅続落して終了
 米国の第1四半期GDP成長率は、予想の1%増を大幅に下回る0.25増にとどまり、日本経済への影響が懸念される状態に…、。また、日銀金融政策決定会合は、「予想通り」政策を据え置き…。決算発表が始まりましたが、先週初めのEPS水準と休み前のEPS水準は同じ…。それどころか、主力企業が発表した今期の業績見通しを見ると、アナリスト予想に届かないところが続出し、発表のたびに急落する銘柄が増えています。会社計画が弱気すぎるのか、それともアナリストが強気すぎたのか…、どちらが正しいのかわかりませんが、主力企業の場合カバーするアナリストの数が多く、お互いに張り合って数字を引き上げていったという、「船頭多くして、船、山に上る」状態になっていたのでは無いでしょうか。そのおかげで、全体が割高状態に持ち上げられていたところに、コンセンサスを下回る企業が続出。市場が警戒感を強めていたところに、日銀が政策据え置きを発表。以前から書いてきた日銀トレードが解消(先物売り・円買い)され、それに相乗りするように、先物筋の売り仕掛けが増加。裁定解消売りも増加。実質、大型連休に入っていたことから、解消売りを吸収できず、下落幅が拡大した、というところでしょうか。それを裏付けるように、指数寄与度の大きいユニクロ、ファナック、ソフトバンクの3社で、日経平均を140円押し下げています。まあ、このところ、書いてきたことですから、別にこの下げにびっくりすることもありませんが…。

 まあ、朝方は欧米株の下落にくわえ、CME日経平均先物市場で、日銀トレードの解消を想定した売りが入っていたことから、これに追随する先物売りや、コンセンサスに届かなかった主力株に売りがあつまり、急落してスタート。売り物が断続的に出て前場中は下げる展開に…。後場に入り、遅い日銀会合の結果発表に、思惑がらみの買いが入り、値を戻す場面もありましたが、日銀会合の結果が「据え置き」と発表されると、日銀トレード解消の先物売りがで出て下落幅を拡大。緩和を当てこんで買われていた不動産、保険、その他金融なども売られ、日銀の政策据え置きが発表されてすぐに、日経平均は、この日の安値1万9502円(28日終値比556円安)をつけていました。その後は大きな動きのないまま、この日の取引を終えていました。

 結局、日経平均は、538円94銭安(2.69%)の1万9520円01銭、TOPIXは34.04ポイント安(2.13%)の1592.79ポイントと、ともに続落。出来高は、6.3億株増の27億1949万株、売買代金は値嵩株が動いた関係で6070億円増の3兆4727億円と、ともに増加。騰落状況は、値上り337、値下がり1464。業種別で上昇したのは、海運、鉱業の2業種。一方、情報通信、精密、食料、化学、保険、その他金融などを上位に31業種が下落。

 今日の引け値での日経平均サイコロは6勝6敗(50%)、TOPIXは7勝5敗(58%)」と、ともに変わらず。RSI(相体力指数)は、日経平均は23ポイント低下し37%と、安全ゾーンの40%を下回ってきました。TOPIXは20ポイント低下の49%と、まだ底値圏には未達。25日線かい離率は、日経平均が-0.9%と25日線割れになったものの、TOPIXは+0.47%と、まだ25日線上をキープ。裁定解消売りの影響で、日経平均のモメンタムの低下が著しくなっています。騰落レシオは5ポイント下げ94%に低下。まだ、かさ上げ相場の整理は未了。本日、日経平均の3本新値が陰転。短期的な弱気相場に入りました。大型株指数が-2.45%に対し、小型株指数は-0.85%の下げ。想定通り小物の流れになっています。

 レポートでは、調整気味のお絵かきをしていたのですが、反対向きに動いていたので、間違ったのではと、心配していました。とりあえず、3本新値も陰転し、想定通りの動きになってきましたので、一安心です。主力系の銘柄は、冴えませんが、決算発表をにらんで、待ち伏せ方針で注目していた山洋電気は本日1000円大台乗せ。タダノ、日本M&Aセンター、東京製鉄などは上昇。5月の決算発表を展望して注目した銘柄も、商いをともないプラスで終わっています。明日の相場が終われば、6連休に入りますから、主力株は、ますます、買われにくくなります。以前から書いているように、ここは、休み中に何が起きても、想定したような好材料が出れば回復できるものを持っておくことが有利。引き続き、この方針を持続したいところ。全般については、レポート直近号で書いた債券のところをしっかりと見ておいてください。同じようなことを債券のオーソリティらが言い始めました。まあ、明日までは、じっと我慢の子…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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