大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2017/10 | 11
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4月生産者物価指数(PPI)の予想外の下落を受けたドル安を好感。多国籍企業が買われ、主力3指数とも急伸して終了
 おはようございます。 昨晩は、用事で書き込みができませんでした。ご容赦!
 このところ、CME市場での売り仕掛け的な動き(円買い・株先物売り)を懸念していましたが、昨日の日本株は、朝方からCME日経平均終値(1万9635円)にさや寄せする先物売りが先行。裁定解消売りもあり、103円安と反落スタート。銀行、不動産など大型株で構成するTOPIX30型銘柄に売りが増え、終日下げる展開になりました。また、前日のCME日経平均先物のレンジ下限が1万9500円だったことから、これをターゲットにした先物筋の仕掛け的な売りも増加。引けにかけ下落幅を拡大する展開となり、引け近くに、日経平均はこの日の安値1万9546円をつけていました。前日までの二日間、後場から指数が急反発したことから、この動きを期待する流れはありましたが、目立った動きが無かったことから手控え気分が強まり、結局、この日の安値圏で終わっていました。騰落状況は、値上り489、値下がり1301。

 結局、日経平均は194円48銭(0.98%)安の1万9570円24銭、TOPIXは12.72ポイント安(0.79%)の1591.49ポイントと、ともに反落して終了。終わり値での、日経平均サイコロは7勝5敗(58%)に低下。TOPIXも同じ。日経平均のRSIは4ポイント下げ48%に低下。TOPIXは2ポイント下げ53%に低下。25日線かい離率は、日経平均が-1.0%へとマイナスかい離が拡大。TOPIXは、-0.2%と前日の+0.57%から低下。25日線を下回ってきました。騰落レシオは7ポイント下げ96%に低下。全般的なかさ上げ基調は維持されているものの、指数は、25日線と50日線に挟まれた狭いレンジの動きになっています。対応点の状況から見て、25日線が上昇から横ばい、ないしは下落に転じる時期が近づいており、早急に25日線上を回復することが望まれます。

 14日の米国市場動向       
 ニューヨークダウ        1万8252ドル24セント     +191ドル75セント(1.06%)
 NASDAQ総合指数       5050.79ポイント        +69.10ポイント(1.39%) 
 S&P500              2121.10ポイント        +22.62ポイント(1.06%)
 CME日経平均先物       1万9690円           +140円 
 10年国債金利          2.2390%            -0.0430%
 ニューヨーク原油        59.88ドル            -0.62ドル
 GOLD               1225.20ドル           +7.0ドル
 ドルインデックス         93.35               -0.27       


 昨日の米国株は、4月生産者物価指数(PPI)が予想を大はばに下回りマイナスになったことから、利上げ時期が遠のいた、との観測が台頭。ドルが主要通貨に対し下落したことも多国籍企業の業績にプラスになるとみなされ買い物が増加。主要企業を中心に買われ終日上げる展開になりました。ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁が、「QEは完全実施する…」と発言したことも欧州景気にプラスに作用する、とみなされ、海外市場への依存度が高いアップル、マイクロソフト、ボーイングなど多国籍企業が上昇したほか、金利低下を受け不動産株が買われるなど、幅広く買われ、引け近くに、ニューヨークダウはこの日の高値1万8255ドル(前日比195ドル高)をつけ、3月2日に付けた史上最高値1万8288ドルに後33ドルに迫る場面もありました。結局、ニューヨークダウとS&P500は反発。NASDAQ総合指数は、続伸して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上り2361、値下がり774(NASDAQ市場は、1922-879)。VIX指数は、7.4%下げ12.74に低下。

 ダウ30種は、値上り29、値下がり1(シスコシステムズ -1.02%)。ドル安を好感し、アップルが2.33%、マイクロソフトが2.3%、ユナイテッドテクノロジーが1.5%、VISAが1.97%、それぞれ上昇するなど、多国籍企業の上げが目立ちました。また、ユナイテッドヘルスが2.3%上昇、ホームデポが1.67%上げるなど、好業績株も堅調。採用銘柄中16銘柄が1%超え上昇し、指数を押し上げていました。業種別は、貴金属、レジャーサービス、宿泊、たばこ、不動産サービスなどが上昇。アパレル小売、海運、ギャンブル、石油周辺サービスなどが下落。

 NYダウは、反発。再び、レンジ相場を上抜け、史上最高値に接近してきました。利上げ時期の後退観測からドルが下落したことが好感され、他の指数を上回る強さになっています。ドル相場次第の展開…。NASDAQ総合指数は、採用大型株の上げを受け、再び25日線上を回復。下値、上値を切り上げる上昇トレンドは健在。S&P500は、引け値ベースの高値を更新。日足MACDはNYダウにやや遅れたものの、この日買いシグナルを発信。全般の戻りを大型株がリードしていることを示していました。

 米国株は上昇。円は、予想を下回るPPIを受金利が低下。ドルが主要通貨に対し下落したものの、対ドルは、119円10銭台で横ばい。対ユーロは、135円90銭台に下落。CME日経平均先物は、大証先物終値を140円上回る1万9690円で帰ってきました。レンジは、1万9470円~1万9725円。出来高は、1万3000枚強減少し、3万9976枚。本日の日本株は、欧米株高や債券市場の安定を受け堅調に推移しそうです。CME日経平均先物にさや寄せし、高寄りした後は、週末控えでもあり指数はこう着した動きに移行しそう。日経平均は25日線回復に腐心しており、引き続きレンジ相場の色彩を強めそう。引きつづき、中小型株優位の流れに…。本日で決算発表が一巡することもあり、既発表分で売られ過ぎ銘柄の見直し買いへ。このところ、先行して決算を発表し、休憩していた銘柄の上げが目立ちます。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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