大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2017/10 | 11
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ギリシャ協議の不調を嫌気した欧米株安や、中国株の下落を懸念し下落したものの、日銀トレードと思われる先物買いに支えられ、高安まちまちで終了
 日本株は、相変らず狭いレンジの膠着した相場が続いています。直近レポートでも書きましたように、2万円台は、バブル相場高値(3万8915円)からの調整過程でもっとも滞留期間が長かったゾーン(1990年~2000年初めにかけての10年間)。もっとも戻り売りが出やすいゾーンとも言えそうです。実際、2万円に接近してきた3月以降、個人の現物株売買は12週連続で売り越しになっており、やれやれの売りが市場を圧迫してきたことがわかります。これも最近になって、売りが減少してきており、ほぼ消化してきた、という感じになってきました。ただ、売った資金で新規に株式を購入する動きはなく、待機資金は豊富にあるといえそうです。

 ただ、これまで何度も円高やデフレに回帰したり、景気が政策の失敗で腰折れするなどしてきたことから、日本経済の先行きにもっとも弱気なのも国内投資家。「ジャパンパッシング」や「ジャパンナッシング」などと馬鹿にされてきたことや、株価が上昇し、いいところに来ると海外先物筋から売り崩されてしまう、という失望感を味わってきたことから仕方がないことかもしれません。しかし、企業経営の障害になってきた円高とデフレが修正され、これまで為替差損や資産評価損の穴埋めのために使えなかった内部留保が、労働分配率の拡大や、株主還元、M&Aなど成長投資に自由に使えるようになった、というファンダメンタルの変化は認めなければなりません。すでに180度の価値観の転換が起きているのです。アベノミクスの成否を問う前に、すでに企業が前向きに動き始め、これが景気を押し上げる構図に変わってきているのです。マイナス思考のマスコミが弱気の話しばかりを流しますので、変化に気づくことができないようですが、この夏のボーナスなどを受け、年後半の消費動向は大きく好転しているはずです。日本株の動きをみても、小売り株は堅調です。単純に、日本株を低迷させてきた、円高とデフレが解消された、というだけで俯瞰だメンタルの180度の転換が起きていることがわかると思うのですが…。人の話を聞くより、自分の目で現実を確かめることが大事だと思うのですが…。

 週明けの日本株は、前週末の米国株がギリシャ協議の難航を嫌気し、欧米株が下落した流れを受け、売りが先行。前週末のメジャーSQがらみの先物玉の処分や、売り仕掛けもあり、日経平均は前週末比202円安の2万205円と反落。CME日経平均先物終値(2万325円)を大はばに割り込んで始まりました。ただ、今週末にかけ日銀金融政策決定会合を控えていることから、恒例の日銀トレードと思われる買いが、銀行や不動産、保険などに入り前引けにかけ下げ幅を縮小。信用取引向け融資の資本規制を導入したことがイヤケされ中国株が急落すると、後場寄りに再度売られる場面がありましたが、前場同様に、日銀トレードとみられる先物買いが入り引けにかけ下落幅を縮小。日経平均は小幅に反落したものの、日銀緩和を思惑した金融、不動産株などの上げを受け、TOPIXは3日続伸して終わりました。

 結局、日経平均は19円29銭安(0.09%)の2万387円79銭と3日ぶりに反落。TOPIXは、0.44ポイント高(0.03%)の1651.92ポイントと、3日続伸。出来高は、SQの終了で前週末比9.8億株減の17億416万株、売買代金は、1兆5000億円減の2兆100億円と、ともに急減。騰落状況は、値上り815、値下がり923。業種別は、保険、不動産、その他金融など日銀トレード絡みのものや、繊維、小売りなど11業種が上昇。鉱業、紙パルプ、石油・石炭、ガラス・土石、証券など22業種が下落。MERS関連や投資判断の上げがあったものなど個別株の上げが目立ちました。

 今日の終値での日経平均サイコロは5勝7敗(41%)に低下。TOPIXは6勝6敗(50%)で横ばい。日経平均RSIは2ポイント下げ49%に低下。TOPIXは前週末と変わらずの46%。25日線かい離率は、日経平均が+0.7%、TOPIXは+0.31%と、ともに前週からかい離が縮小。整理が遅れてたサイコロジカルラインの低下が始まりました。物色の広がりをみる騰落レシオは5ポイント下げ、110%に低下。このところ、新規銘柄が上げる一方、前日まで上げていた銘柄が急落するなど、資金の乗り換えがはっきりわかる動きが出てきました。個別株への新規資金の流入がやや鈍ってきたようです。

 ひき続き、中小型、新興市場株中心の展開。人手不足をテーマにした関連株、インバウンド関連、情報セキュリティ、MERS関連、物流拠点整備などのテーマを追う流れ…。また、新四季報が発売されましたが、コンセンサスを上回る予想が出されたもののあり、これも注目されそう。今日は、東芝機械、タダノ、市光工業が新値でした。レポートでも解説しましたように、来週ピークを迎える株主総会後の動きを考えると、この流れはしばらく続くかもしれませんね。まあ、持ち株は持続して、次の変化を待っていればよさそうです。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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