大仏さんの「株やぶにらみ」
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中国株の上げを好感し、TOPIXは4日ぶりに反発したものの、フナックの下げが足を引っ張り、日経平均は4日続落…両指数ともMACDが売りシグナルを発信
 3日続落していた中国・上海総合指数は、政府系ファンドの継続買いに加え、政府が改めて、「乱高下の激しい相場の安定化へ向け、今後も尽力する…」との声明を発したことを好感。引けにかけ買いが優勢となり、4日ぶりに反発。3.47%あげて終わりました。午前中は高寄りしたあと、じりじりと下値を切り下げる展開でしたが、政府の掛け声一つで、持ち直しています。当面は、前回戻り相場の腰を折った25日移動平均線を抜き、上向きに転換させられるかどうかがポイントになりますが、対応点(25日前)が4500ポイント付近にあり、しばらくは下向きの圧力がかかりそう。なんとか、横ばいにでも持って行ってくれればいいのですが…。

 日本株は、中国株を横目で見ながらの展開。米国株は、FOMCを前にした買戻しから大きく反発したものの、日本株は、決算発表への中国経済減速の影響を見極めたいとの動きが強まりました。中国との関係が深いファナックの決算が、市場の懸念を裏付けるものになったことから、電子部品や機械など外需株がつれ安。特に、指数寄与度の大きいファナックの下げは終日、日経平均を水面下の動きに押しとどめました。同社と同様に中国懸念で売られた東京エレクトロンとの2社で日経平均を130円押し下げていました。一方、TOPIXは、業績面で安心感のある内需系銘柄が買われたことで堅調に推移。午後から、中国株が持ち直したことを素直に好感し、4日ぶりに反発していました。中国市場でも決算発表が始まりますが、新日鉄住金やファナック、コマツなど中国と関係が深い企業の決算を見る限りは、期待薄。収益面から株価を支えるというストーリーは描きにくいようです。

 結局、日経平均は25円98銭安(0.13%)の2万302円91銭と、4日続落。TOPIXjは4.48ポイント高(0.27%)の1633.94ポイントと、4日ぶりに反発。ファナックのマイナス効果でまた裂き状態で終わりました。出来高は、前日比1億3300万株減の20億3392万株、売買代金は同1177億円減の2兆4597億円と、ともに減少。なんだか夏枯れ的な商状になってきました。騰落状況は、値上がり920、値下がり847。

 今日の引け値での日経平均サイコロは、7勝5敗で変わらず。TOPIXは。8勝5敗(66%)と上昇。日経平均RSIは、15ポイント上はげ64%に、TOPIXは18ポイント上げ66%に上昇。25日線かい離率は、日経平均が-0.4%と横ばい、TOPIXは-0.34%と前日からかい離が縮小。指数は、依然、加熱からの調整過程。日経平均、TOPIXとも、25日線が下向きになっており株価を圧迫しています。日足一目均衡表の「雲」内に入っており、当面は小動きの展開を余儀なくされそう。本日、両指数ともMACDがシグナルラインを下方突破。売りサインを出しています。物色の広がりを見る、騰落レシオも前日から5ポイントの低下で90%に…。全体のモメンタムは低下気味…。設備投資関連は中国要因だけでなく、米シェールオイル開発の停滞要因もあり、関連株は横合いから何が出てくるかわからない状態。ますます、内需関連に注目が集まることになりそうです。

 当面、指数的には13週線を意識した動きになりそうですが、この状態が続き相場がこう着すれば、逆張り投資家の個人も出て来づらくなりそう。買い主体がいない以上、だんだん夏枯れ相場に向っていくか…。水と土が相克関係にある7月相場は、荒れ模様になりましたが、来週8日の「立秋」。以降は月命が変わります。相場の流れはどのように変化していくのでしょうか…。今日は、継続注目株はいずれも堅調でした。相場の膠着感のせいか、だんだん書くことがなくなってきましたね。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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