大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2017/10 | 11
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FOMC声明文の景況感の改善見通しや予想外の在庫減を受けた原油価格の上げが追い風となり、2日続伸して終了…先週下落分の6割を2日で回復
 おはようございます。 
 FOMCは、景気の持続的な拡大、雇用情勢の改善を認定したものの、設備投資や純輸出のさえない動きを懸念。インフレについては、エネルギー価格や輸入価格の低下が物価の下押し圧力となっているものの、長期的なインフレ期待は安定している、として、現行のゼロ金利の据え置きを決めました。全体のトーンは前回の会合と同じでしたが、世界経済に大きな影響があると考えられるギリシャの混乱や、中國経済への懸念についてはコメントが避けられています。市場では、金融政策は、あくまでも米国内の状況に応じて行われ、外部要因には左右されないとのサインと受け止め、年内利上げ方針に変更はない…との観測が台頭。9月利上げの含みを残しながらも、短期金融市場では12月利上げ予想が強まっています。株式市場は、FRBが、家計支出の増加や住宅部門の改善が進んでいることを踏まえ、「経済活動は緩やかに拡大…」と、景況感の改善を示したことを好感。FOMC声明文発表後に、さらに上げ幅を拡大する動きになりました。

 29日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       1万7751ドル39セント         +121ドル40セント(0.69%)
 NASDAQ総合指数     5111.73ポイント            +22.53ポイント(0.44%)
 S&P500           2108.57ポイント            +15.32ポイント(0.73%)
 CME日経平均先物     2万0455円               +155円
 10年物国債金利       2.28%                  +0.03%
 ニューヨーク原油       48.79ドル                +0.81ドル
 GOLD             1092.60ドル               -3.60ドル
 ドルインデックス        97.17                  +0.51   


 昨日の米国株は、中国株の上昇などを好感し欧州株が上昇した流れを受け、買いが先行。前日引け後に発表された製薬大手メルクの決算で通期見通しが引き上げられるなど、市場が予想したよりも企業決算は良いのでは…との観測が台頭。また、予想外の在庫減少を受け上昇した原油価格を受けエネルギー株が上昇したことも指数の上げに寄与。昼にかけ上げ幅を拡大する展開になりました。買い一巡後は、FOMC声明文の発表待ちから高値持ち合いを続けましたが、発表後は景況感の改善を受け、買戻しが入り、さらに上げ幅を拡大。引け近くに、ニューヨークダウはこの日の高値1万7776ドル(前日比146ドル高)を付けていました。結局、主力3指数とも続伸して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2296、値下がり867(NASDAQ市場は、1586-1241)。VIX指数は、7%下げ12.50に低下。先行き懸念は収まってきました。

 ダウ30種は、値上がり26、値下がり3、変わらず1(ユナイテッド・ヘルス)。ウィンドウズ10の無料配布への期待感からマイクロソフトが2.1%上昇。前日の業績上方修正を好感したメルクが1.77%上昇。ファイザーも1.16%上昇と連れ高。原油上げを好感したシェブロンが0.92%、エクソンが0.80%、それぞれ上昇。全体では10銘柄が1%超え上げ、指数をけん引。一方、業績見通しを下方修正したデュポン(-0.79%)、キャタピラ(-0.78%)が下落。タブレット端末の出荷台数低下を受けアップルが0.3%下落。業種別は、防衛、トラック、鉄鋼、アルミ、宿泊、エネルギーなどが上昇。石炭、紙パルプ、空運、テクノロジーハード・機器などが下落。

 NYダウは続伸。2立会日で先週の下落分(518ドル)の6割近くを回復しました。当面の抵抗ラインだった3月安値ゾーンを突破してきましたが、次は1万7800ドル付近に控える前回ボックス相場の下限ラインが意識されてきそうです。このゾーンには、下落中の25日線が控え下落圧力を受けやすくなっているだけに、突破するにはかなりのエネルギーが必要か…。現在、25日線上にあり3指数の中では最も強い動きにあるNASDAQ総合指数の切り返しが焦点になりそう。対応点の状況から見て数日中に25日線の上げ転換が期待されます。

 米国株は続伸。円は、米利上げ観測の強まりを受け対ドルは123円90銭台に下落。対ユーロは、136円台に上昇。CME日経平均先物は、米株高を好感し大証先物終値を155円上回る2万0455円で帰ってきました。レンジは、2万200円~2万525円。出来高は前日から1万3000枚減の3万4407枚。本日の日本株は、欧米株高を受け堅調に推移しそうです。中国景気減速の煽りを受け外需株への懸念が強まっており、引き続き、中国株にらみの展開が続きそうです。このところ25日線が頭押さえになっていることから、今日の上げで同移動平均線上を回復。テクニカルな状況を改善してもらいたいところ。上値を買う投資家も下値を売り込む投機筋もいないことから、指数は膠着状態に…。引き続き、内需の鉄板テーマ関連銘柄の買い。野村HDやインバウンド関連の切り口から大和ハウス工業を注目。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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