大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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中国への懸念や原油の安値更新にくわえ、6か月連続プラスのCPIが利上げ懸念を増幅。先行き懸念の売りが増加し、主力3指数とも続落して終了
 おはようございます。
 FOMC議事録が発表されました。利上げへの足場は固まった…としながら、物価をみると、まだ時期尚早か…など、市場に利上げ時期を示唆する内容ではなかつたように思われます。株式市場は、この日発表の消費者物価指数が、6か月連像でプラスになったことから、利上げの条件は整った、として警戒感から売りが選考しました。しかし、債券市場は、いまだ利上げの条件は整っていないとして、債券買いを進めるなど、我田引水的な動きをしています。9月FOMCが16日~17日に迫っているというのに、いまだに、債券市場と株式市場の見方が対立していては、9月に利上げが実施されたときに混乱が生じることになります。中国といい、FRBのり上げといい、市場は不透明感だらけですね。

 19日の米国市場動向
 ニューヨークダウ          1万7348ドル73セント      -162ドル81セント(0.93%)
 NASDAQ総合指数        5019.05ポイント         -40.29ポイント(0.80%)
 S&P500              2079.61ポイント         -17.31ポイント(0.83%)
 CME日経平均先物        2万0100円             -130円
 10年物国債金利          2.1290%             -0.0670%
 ニューヨーク原油          40.80ドル             -1.80ドル ← 6年半ぶり安値
 GOLD                1127.90ドル            +11.0ドル
 ドルインデックス          96.43                -0.56   


 昨日の米国株は、株価の乱高下などで不透明感が増す中国経済を懸念。アジア、欧州株が下落した流れを受け、続落スタート。中国景気減速懸念やサウジアラビアの増産を受け原油価格が6年半ぶり安値に下落したこともエネルギー株の売りにつながり、指数を押し下げ。今週末にオプションSQを控えたポジション調整の売りも絡み、ニューヨークダウは、昼前に、この日の安値1万7288ドル(前日比229ドル安)をつけていました。売り一巡後は、この日午後のFOMC議事録発表を前にしたポジション調整の買いもあり、次第に下落幅を縮小。発表された議事録の内容が、利上げを逡巡するような内容だったことから買戻しの動きが強まり
、一時は、前日終値に接近する場面も…。ただ、原油価格が下げ止まらなかったことや、中国への懸念から、引けにかけ再度売りなおされ、主力3指数とも続落して終了。ニューヨーク市場の出来高は増加。騰落銘柄数は、値上がり822、値下がり2329(NASDAQ市場は、760-2090)。VIX指数は、10.6%上げ15.25に上昇。先行き懸念が高まっています。

 ダウ30種は、値上がり2(マクドナルド+0.34%、ナイキ+0.12%)、値下がり27、変わらず1(メルク)。原油下げを受け、シェブロンが3.03%、エクソンが2.14%、資源開発のキャタピラが1.8%、それぞれ下落。中国景気への懸念から、アップルが1.3%、3Mが1.65%、マイクロソフトが1.4%、それぞれ下落。多国籍企業がさえませんでした。採用銘柄中17銘柄が1%超えの下落となり、指数の足を引っ張りました。業種別は、貴金属、金鉱山、公益事業、ガス・水道などが上昇。石油探査、エネルギー、バイオテクノロジー、通信、銀行などが下落。

 NYダウは続落。引け値ベースでの安値を更新。ただ、ザラバベースでは12日に付けた安値(1万7125ドル)は下回っていません。引き続き、原油、為替次第の展開ですが、昨年12月、今年2月安値、および昨年7月、同9月高値で形成されるゾーンが下値として意識されることから、そろそろ底固めの動きもありそう。NASDAQ総合指数は100日線を挟んだもみあい、S&P500は再び三角持ち合いゾーンに押し戻され、100日線と200日線の間のレンジ相場に…。いずれもNYダウの底入れ待ちの動きに…。

 米国株は、続落。円は、金融市場の混乱を受けた安全資産買いの一環から買われ、対ドルは123円80銭台に上昇、対ユーロは138円70銭台に下落。CME日経平均先物は、国内先物終値比130円安の2万0100円で帰ってきました。レンジは、2万0080円~2万515円。出来高は2万5000枚増の5万8450枚に増加。本日の日本株は、前日に続き、中国市場にらみの神経質な動きになりそう。シカゴIMM通貨先物市場の円売りの増加や、先物のまとまった買い越しがたまっていたことから、海外投機筋のポジション解消(株先売り・円買い)が懸念されましたが、中国の波乱を機に解消する動きが強まったようです。昨日は、これまで動きが無かったCTAの機関店とみられる欧州系証券がまとまった売り手口を出しており、ここの売りが継続するかどうかが注目されます。ただ、8月第1週の先物買い越し額は大きいものではなく、売り一巡後は、個人や投信の逆張りの買いから落ち着きを取り戻すものと思われます。指数系のテクニカル指標の動きがポイントに…。内需株は買われ過ぎ、外需は中国のもたつきで買えない…ちょっと、物色の手詰まり感が出てきそう。消費者金融など仕手色の強いものが買われる流れになるか…。指数は、海外投機筋と国内投資家のタイマン勝負…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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