大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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中国經濟減速や新興国景気への影響が数字で確認されたことを嫌気。GLOBEX市場の米株の崩れも嫌気され大幅続落。今年3番目の下げで終了
 日本株は、先週と同じく自主性を失ってしまった感じです。PERが14倍台で割安…といっても、相場の方向性だけでコンピューター売買する短期筋にとってはどうでもいい話…。中国の製造業PMIが3年ぶり低水準に落ち込んだだけでなく、韓国の輸出が前年比で14.7%も減少。中国景気減速の影響が貿易で関係の深い新興国に及び始めたことを市場は警戒。アジア株に続き、欧州市場も3%近い下落となり、スパイラルな同時株安が再燃しています。GLOBEX市場のCME日経平均先物も、1万7795円安値まで売り込まれています。この価格での日経平均のPERは14.1倍台と26日安値時と同じレベルまで低下しています。このままでは、26日の底が一番底といえなくなる可能性もあります。まあ、最初に書いたように、日本株は、米国株次第、また、中国株の代替え的に売られている側面もありますから、この双方が落ち着かないとなかなか落としどころが定まらないという感じでしょうか。

 今日の日本株も、CME終値(1万8800円)にさや寄せする先物売りに続落して始まった後は、中国市場の始まりと製造業PMIの発表待ち。想定通り中国株が下落して始まり、製造業PMIも判断の分かれ目になる50を3年ぶりに割り込むと、待ってましたとばかりに、先物売りと円買いが同時に進行。主力株から雑株まで幅広く売られ全面安の展開に…。昼にかけ中国株が下落幅を縮めると、後場にはいり先物の買戻しが入り下落幅を縮める場面もありました。しかし、GLOBEX夜間取引市場でニューヨークダウが300ドルを超える下落になると、再び先物売りが増加。裁定解消売りや、ヘッジの先物売りなどが入り下げを加速。引けにかけ指数連動商品に絡む先物売りなどが入ったこともあり、安値引け。日経平均は今年3番目の下げ幅で終わりました。輸出が15%下落し大変なことになっている韓国の下落幅を倍以上上回る下げ。日本経済ってそんな大変な状態になっているんでしょうかね。

 結局、日経平均は、724円79銭安(3.84%)の1万8165円69銭、TOPIXは58.94ポイント安(3.83%)の1478.11ポイントと、ともに続落。出来高は、前日比1.9億株増の26億6428億円、売買代金は249億円増の2兆7709億円と小幅に増加。騰落状況は、先行き懸念から値上がり47、値下がり1837と、全面安商状。主要33業種すべてが下落。医薬品、精密、電気ガス、ゴム、その他金融、食品などが上位。
 今日の終値での、日足サイコロは、日経平均、TOPIXとも4勝8敗(33%)で横ばい。RSIは、ともに3ポイント下げ29%に低下。25日線かい離率は、日経平均が-9.6%、TOPIXは-8.3%にマイナスかい離が拡大。反発が期待できる水準に…。騰落レシオは6ポイント下げ86%に低下。先週までの急落からの戻りがいっぱいになったとみて、やれやれの売りや、9月決算対策の前倒しの売りなどが出ていたようです。

 まあ、前回の急落場面と同じく、悪材料がぞろぞろと出てきたことで、またぞろ、叩き屋連中が動き出したようです。ただ、前回も、ジャクソンホール会合があるまでには反転するだろうとしましたが、今回も、もし、FRBが利上げはしないと宣言するケースや、週内には、米中首脳会談、週末にはG20財務相中央銀行総裁会議が控えており、あまり、爪を伸ばすことはできません。日銀だって、これ以上株価が下落すると、逆資産効果から消費が落ち込み、再び、デフレ懸念が強まってきますから、何等かの動きをしてくるかもしれません。まず、先週の安値1万7714円が意識され、切った場合でもファンダメンタルが意識され、この付近で底固めすることになるんでしょう。明日発表される裁定買い残がどの程度減少しているかも焦点になりそう。まずは、内需関連の突っ込み買いからか…。GLOBEX市場の日経平均先物は1万8000円付近まで返してきましたね。まあ、二番底を取りに行くときはこんなもの…。結構な勢いで下げますが、なかなか前回安値は切らないもの…。冷静に対処しましょう。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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