大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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イエレンFRB議長講演で払しょくされた利上げ懸念の後退を好感し急伸したものの、引き締めにともなうリスク許容の低下から割高株が売られ、高安まちまちで終了
 おはようございます。
 年内利上げがあるのか、ないのか…市場に漂っていたモヤモヤは、一昨日引け後に行われたイエレンFRB議長の講演で、同議長が「対外的な要因にかかわりなく年内にはやりたい」としたことで、払しょく。欧州株は全面高になりました。ユーロ安になることが欧州景気にプラスになるとの観測から、買戻しが入ったのでしょう。米国も同様に買い先行で始まったものの、これから始まる金融引き締め局面では、リスクに対する許容力が低下することから、PERなどが割高なグロース株が売られる…という、異なった反応を見せています。来週以降、市場の物色対象がどのように変化していくかが注目ポイントになりますが、その前に、あっちこっちでやられまくり、運用成果が低下。解約の増加に直面しているヘッジファンドの動きが警戒されます。10月半ばにかけての注目材料は需給ということになりそう。

 25日の米国市場動向
 ニューヨークダウ           1万6314ドル67セント      +113ドル35セント(0.70%)
 NASDAQ総合指数         4686.50ポイント         -47.98ポイント(1.01%)
 S&P500               1931.34ポイント         -0.90ポイント(0.05%)
 CME日経平均先物         1万7785円            +15円
 10年物国債金利           2.17%               +0.05%
 ニューヨーク原油           45.70ドル             +0.79ドル
 GOLD                 1145.60ドル            -8.20ドル
 ドルインデックス           96.25                -0.05  


 週末の米国株は、イエレン議長の年内利上げ発言を受け、先行き不透明感が後退。欧州株が上昇した流れを受け、買いが先行。朝方発表された4~6月期GDP確報値が個人消費の上方修正を受け上向き改訂されたことや、前日引け後に発表されたスポーツ用品大手ナイキの決算が予想を上回り買われたことも買いを支援し、反発してスタートしました。高寄り後、昼にかけては売り買いが交錯。ニューヨークダウは持ち合いの動きに…。しかし、昼過ぎに、石油掘削リグの稼働数減少が伝えられ原油価格が上げに転じると、エネルギー株が買われ指数は上げ幅を拡大。ニューヨークダウはこの日の高値1万6465ドル(前日比264ドル高)を付けていました。ただ、引けにかけ、薬価抑制の動きや利上げを嫌気した割高株売りからNASDAQ市場が下げに転じると、ニューヨークダウも上げ幅を縮小。結局、ニューヨークダウは反発したものの、NASDAQ総合指数とS&P500は4日続落して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1513、値下がり1642(NASDAQ市場は、946-1924)。VIX指数は、0.64%上げ23.62に小幅上昇。

 ダウ30種は、値上がり22、値下がり8。好決算だったナイキが8.9%上昇し指数の上げに貢献。FRBの年内利上げ方針を好感しJPモルガンが2.08%、GSが1.65%それぞれ上昇。高配当のP&Gが1.8%上昇するなど11銘柄が1%超えの上げとなり、指数を支えました。一方、薬価抑制の動きを受け、ファイザーが2.5%、メルクが約2%下落したほか、ユナイテッドヘルスも3.9%下落。クリントン議員の高額薬価引き下げへの取り組みが週を通しバイオテクノロジーやヘルスケアの株価を圧迫しました。業種別は、個人用品、銀行、投資サービス、公益事業、通信などが上昇。バイオテクノロジー、医薬品、ヘルスケアなどが下落。

 主力3指数とも、金融情勢の不透明感の後退を好感して上昇したものの、ともに下落中の25日移動平均線に到達すると急速に伸び悩んでおり、引き続き、25日線を戻りのめどとする動きが続いています。週末要因も絡みポジション調整の売りが先行した部分もありますが、年内利上げがほぼ確定的となるとともに、NASDAQ市場の割高株が売られるなど、リスク回避の動きが強まっています。来週以降、バリュー株重視に変化するかどうか、市場の変化を見極める必要がありそうです。

 米国株は高安まちまち、。円は、米利上げ思惑が強まり、対ドルは120円50銭台、対ユーロは135円台に小幅に軟化。CME日経平均先物は、大証先物終値を15円上回る1万7785円で帰ってきました。レンジは、1万7365円~1万8020円。出来高は1万3000枚減の7万3746枚。週明けの日本株は、配当落ち日。100円前後落ちるようですが、即日埋めができるかどうかが焦点になりそうです。フォルクスワーゲンの検査不正問題の他のメーカーへの拡大懸念、中国景気への懸念に対し、国内では黒田バズーカ第3弾や政策発動への期待感から売り買いが交錯。大きな動きはできないかもしれません。詳しくは、明日発信のレポートで考察してみます。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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