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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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米国の身勝手で、再び苦しむ新興国
 11日水曜日の日経平均は162円31銭高の1万4183円48銭、TOPIXは6.83ポイント高の1390.03と、ともに反発して終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは97、RSIは53、25日線かい離はプラス0.6%でした。出来高概算は21億6000万株、売買代金は2兆3000億円と昨日からは増加しました。

 相当神経質な相場つきになってきましたね。投機筋もこれだけ相場環境が変化すると迂闊に動けない、という感じでしょうか。昨日は上海市場が預金準備率の引き上げを嫌気して、ストップ安銘柄続出という大荒れ相場になりました。今日も一時は3000ポイントの大台を割り込みましたので、「これは安値更新は間違いない。日本株も嫌気するだろう…」として、先物を売る動きが強まりました。ところが、安値は切らずに、急に切り替えしたものですから、慌てて先物を買い戻し、これが裁定買いを誘発して上がった、というところでしょうか。

 大幅な円安にもかかわらず、海外市場が気になるために買いの手を振らなかったところも、引けにかけては自動車株など輸出系企業を買っていたようでした。先物の買戻しが全体の上げを先導したことは、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回っていることや、TOPIXの上げが7ポイント弱にとどまっていることで、分かります。とりあえず、25日線を回復してきましたので、一安心ですが、先物に振り回されている形には変化はありません。早く、外部環境が落ち着かないと、方向感が定まりませんね。まだ、調整の範囲内の動きとみておくほうがいいでしょう。

 
★「介入する」なんて、どの面下げて言ってるの…アメリカさん
 さて、このところ欧米人の身勝手を非難していますが、なまじ、喧嘩が強いだけに、誰も正面きって文句を言い出しません。ついこの間まで、「日本が為替介入しているからけしからん」、「中国は元を不当介入で安値にしている…」と、よその国を非難しているのに、ここに来て、バーナンキFRB議長、ブッシュ大統領がドル高への口先介入をしだし、ポールソン財務長官にいたっては「ドル高にするためには介入でもなんでもするぞ…」と来ました。別に、そんなこといわなくても、これだけインフレ懸念が強まれば長期債が売られ金利が上昇。放っておいてもドル高方向に動くのに…。何をするにしても「凄みをきかせないと」動けないという困った政権です。

 このブログでも「円安」と「原油安」「金利上昇」が当面の相場の方向性になる、としてきました。また、株式レポートでは6月2日号で、チャートつきで1ドル107円~108円を目指すとしましたが、とりあえず、急激な円高に転換したときの分岐点にきましたので、そろそろ、流れに変化が出るかもしれません(円高へのゆり戻し…?)。ちょっと、為替について考えてみないといけませんね。また、ドルが戻すとともに、昨日のWTIも131ドル台まで落ち込んできました。まだ、かったるい年金などの資金がちょんまげをつかんでいるはずですから、再び120ドル台の声を聞いたら、投げ商いが始まるかもしれません。

★他の国際商品の後を追いかけるか…それとも、引き上げにかかるか…原油価格
 「新興国の需要が…」と、解説者の原油強気説が繰り返されますが、いまや新興国は「青息吐息」の状態…。追い討ちをかけるように米国がドル高方針に転換。反動で、新興国通貨は売られますから、ますます、苦境に追い込まれます。「ドル高=金利上昇」という側面を忘れてはなりません。これまでは、ドル安時にペッグを維持するために、米国にあわせ国内の金利を引き下げましたが、今度は、ドル高のおかげで、自国通貨の防衛上、利上げに踏み切らざるをえなくなります。それが、国内景気にダメージを与えるわけです。

 中国も預金準備率を引き上げましたし、ベトナムの再利上げしました。特に、中国では7月から、最低給与額の引き上げが実施されますから、ますますインフレ懸念が強まります。米国だって、市場はすでに金利上昇を読みながら動き始めていますが、短期の金利先物市場では、年内に3回の利上げがある、と予想しています。不動産価格の下落が金融危機の原因といわれ、また企業の膨らんだ借り入れが不良債権の増加につながる…と言われているとき、金利が上昇してきたら何がおきるのでしょう。

 原油に強気をいっていた解説者のかた、新興国や世界最大の原油消費国である米国の景気に暗雲がかかろうとしているのに、それでも強気をいうんですか。もっとも、原油価格が下落することで、インフレ懸念が後退。景気がソフトランディングし、その後、景気が盛り返し、原油需要が回復する、というストーリーはあるんでしょうけどね。

★日本だけは違う…と、ちょっと勝手な意見を言ったりして…
 ただ、日本だけは、ちょっと海外の見方が違うようです。ついこの間まで、デフレで痛めつけられていたわけですから、物価の上昇は「脱デフレ」でむしろ歓迎すべきこと…?また、新興国や米国の景気がおかしくなれば、日本の景気もスローダウンする。そしたら、金利の上昇には限度がある。海外では、本格的なインフレがくるかもしれない、またそれとともに金利の急騰も予想される。日本の金利上昇には限度があるから、株式がダメージを受けることは少ない…だったら、世界の景気が回復するまで日本株でも買っておこうか…ということにはならないでしょうか。

 「我田引水」もここまできたら行きすぎ、としかられそうですが、案外当を得ていたりして…。とにかく、現在は相場環境が変わった後の慣らし運転の時。しばらくは、環境がふれますので、相場も振り回されるのは仕方がないこと…。テクニカル指標をじっとみていて、次に入るタイミングを探るところです。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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