大仏さんの「株やぶにらみ」
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週明けの米国株は、決算発表をまえに見送り気分の強い展開ながら、大型M&Aなどを好感した買いに、主力3指数とも続伸して終了…NYダウは7立会日続伸
 おはようございます。
 今年7月21日から、銀行の自己売買などを制限する「ボルカールール」が適用されました。銀行のヘッジファンドへの出資も制限されています。ゴールマンザックスは昨年6月末でHFへの投資額は114億ドルあったといいますが、ルールが適用される今年7月までには、23億ドルまで減らさなければなりませんでした。約1兆1000億円の資金をHFから引き揚げるわけです。このルールは、GSだけに適用されるわけではなく、米国内で活動する銀行に適用されるもので、全体を合わせると、大きな資金がHFから引き上げられたはずです。この中には、資源やリスクの高い新興国債券などに投資されていたものも多く、資金引き揚げに伴い返金用の資金ねん出から運用資産の売却を迫られます。資源価格が昨年9月ごろから下げを加速したことや、新興国からの資金流出が加速したことに、この措置が影響した可能性が大きいと思われます。

 また、市場が大きく下振れるようになったのも、本来は、投資銀行などが自己売買で買い向かっていたものが、ルールにより制限されたためにマーケットメーカーの役割を果たせなくなったためと思われます。このルールはさらに強化される方向にありますが、この調子で規制が強化されたら、何時かは成長資金が不足して市場が窒息してしまうのではないかと心配されます。まあ、とにかく、今回の世界的な調整は、ボルカールールの適用で始まった市場の歪みをヘッジファンドなどの投機筋が突いたことで起きた…といってもいいのではないでしょうか。とりあえずは、嵐は通過しましたが、世界の金融当局も今回の混乱の原因を把握し、金融機関がある程度のリスクをとれる方向に舵を修正すべき…かと思うのですが。

 12日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万7131ドル86セント       +47ドル37セント(0.28%)
 NASDAQ総合指数       4838.64ポイント          +8.17ポイント(0.17%)
 S&P500             2017.46ポイント          +2.57ポイント(0.13%)
 CME日経平均先物       1万8355円             -65円(9日大証終値比)
 10年物国債金利         コロンバスデー休場
 ニューヨーク原油         47.10ドル              -2.53ドル
 GOLD               1164.50ドル             +8.60ドル
 ドルインデックス         94.87                 +0.01


 週明けの米国株は、債券市場と為替市場が休場となり、手掛かり材料難から方向感のない展開に…。アジア株式が中国の景気刺激策期待から堅調に推移したものの、これまで反発していた資源大手グレンコア株が下落したことを嫌気。欧州株が高安まちまちになったことから、米株も軟調な始まりになりました。大手銀行の弱気見通しやOPEC(石油産出国機構)の生産量が増加したことなどを受け原油価格が下落。資源関連株が売られたものの、デルコンピューターによるストーレージ大手EMC買収など複数の大型M&Aを好感し、昼にかけ上げ幅を拡大。ニューヨークダウは、昼ごろこの日の高値1万7139ドル(前週末比55ドル高)をつける場面も…。ただ、今週から始まる決算発表を見たいというムードが強く、引けにかけ値動きの乏しい展開になっていました。結局、主力3指数とも続伸。NYダウは小幅ながら7日間の続伸。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1642、値下がり1506(NASDAQ市場は、1355-1455)。VIX指数は、0.91ポイント下げ16.17ポイントに低下。市場は落ち着きを取り戻しています。

 ダウ30種は、値上がり18、値下がり12。全般に小動きで、ニューヨークダウの終日値幅は、75ドルにとどまっていました。売られ過ぎ銘柄の買戻しが続きユナイテッドヘルスが2.72%高続伸。ナイキが1.19%、VISAが1.37%、それぞれ上昇。指数寄与度の高い銘柄が買われ、指数の上げをけん引。一方、OPEC産出量の増加を嫌気し、シェブロンが0.93%、開発関連のキャタピラが1.12%、それぞれ下落。デュポンが0.93%の下落。業種別は、空運、玩具、旅行代理業、レジャー用品・サービス、公益事業などが上昇。非鉄、貴金属、ビール、紙パルプ、エネルギーなどが下落。

 NYダウは7日続伸。9月17日のザラバ高値を抜き、2場底を確認後、順調な戻り足をたどっています。ただ、短期のテクニカル指標に過熱感がみられるほか、値動きが小幅となり、決算発表を意識してきたようです。頭が重くなってきたことから、一旦、25日線とのかい離修正の動きも…。NASDAQ総合指数とS&P500は、まだ2番底が確定されておらず、しばらくはNYダウ次第の展開に…。

 米国株は続伸。円は、原油価格の大幅安を受けたリスクオフの流れから買われ、対ドルは120円を挟んだ動き、対ユーロは136円30銭台と、それぞれ週末に較べ小幅な円高に…。CME日経平均先物は、週末の大証先物終値(1万8420円)を65円下回る1万8355円で帰ってきました。レンジは、1万8210円~1万8435円。出来高は、手掛かり材料難から1万6536枚に減少。本日の日本株は底堅く推移しそう。為替が膠着状態を強めているため相場の方向感が出ませんが、国慶節明けの中国本土市場が堅調に推移していることや、月末の日銀緩和思惑をうけた日銀トレードなど下支え要因もあり、当面、売り込まれてきた銘柄の水準訂正が続きそう。先週末の大林組の決算増額修正から切り返しに入ったゼネコンの動きに注目。、また三角持ち合いの煮詰まり型にある五洋建設の動きも…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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