大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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週明けの日本株は、中國GDP発表を思惑した先物筋の仕掛け的な商いや、政府要人の緩和無用発言などから乱高下。3日ぶりに反落して終了
 先週の力強い引け方を受けた週明けの日本株でしたが、期待外れに終わりました。短期的な加熱感が出ていたことから、当然といえば、当然の調整ですが、出来高は20億株割れ、売買代金も2兆円割れと、投資家のやる気を問われるような弱々しい展開。まあ、今週22日にECB理事会、週明け27日が米FOMC、月末30日が日銀金融政策決定会合と、いずれも政策変更の思惑がある日米欧の中銀会合を控えていては、動くに動けないというのも仕方が無いところ…。

 ただ、海外市場の動きを見ると、先週にかけ、中國やロシアなど新興国株式が9月の戻り高値を抜き、2番底を確認しています。米国も、ニューヨークダウ、S&P500ともに、先週、9月の戻り高値を抜き、2番底を確定し、上げトレンドに向かい始めています。しかし、日経平均や欧州市場ともに、いまだに2番底を確認できない状態で、出遅れ感が目立っています。直近レポートでも取り上げましたが、ECBの追加緩和思惑があるのに、このところユーロがドルに対し強含んできました。シカゴIMM通貨先物市場の動きを見ると、ユーロの買い残が増加。一方、主要通貨に対する価値を示すドルインデックスには、売りが増加…。日本も日銀総裁発言などから追加金融緩和への思惑が後退。市場では円を買う動きが強まっています。

 このところレポートでも強調していることですが、前回FOMC後の記者会見でイエレン議長は「ドル高が…」と、なども繰り返し、物価や景気に与えるマイナスの影響を強調していました。また、その後に発表されたFOMC議事録、先週発表のベージュブック(地区連銀経済報告)でも、「ドル高が…」が入っていました。これでは、市場がFRBは、「口先介入」的な動きでドル誘導を始めた…と憶測しても無理はありません。ドル安を志向する以上、利上げは当分できない…とみるのが当然で、新興市場がしっかりし始めた、とも予想されます。一方、先行きの通貨高が予想される日欧の株価が、いまだに底値模索の動きにあることも、説明がつくような気がします。もっとも米国株が上がれば、国際分散投資から日本株も買われてくるので、心配はしていませんが…。

 今日の日本株も、薄商いの中先物の動きに振り回される展開で、3日ぶりに反落しています。週末のCME先物終値は、大証先物終値を上回って始まっていましたが、今日は、11時に中国のGDPの発表を控えており、投資家は模様眺め。その中で、同GDPが予想を下回る数字になることを前提に、思惑的な先物売りを行なう筋があり、日経平均は10時過ぎにこの日の安値1万8078円(前週末比213円安)をつけていました。ただ、発表されたGDPの数値は予想を上回る+6.9%…。これを受け、先物を買い戻す動きが強まり、後場寄り後、この日の高値1万8314円(同23円高)をつけたものの、元日銀関係者や麻生財務相から緩和を否定するような発言が続くと、金融株など日銀トレード関連株が売られ引けにかけ下落幅を拡大しています。

 結局、日経平均は、160円57銭安(0.88%)の1万8131円23銭、TOPIXは11.09ポイント安(0.74%)の1494.75ポイントと、ともに反落して終了。出来高は、前週末比1.56億株減の18億7544万株、売買代金は、同約2000億円減の1兆9952億円。騰落状況は、値上がり636、値下がり1156。業種別は、その他製品、建設、小売り、水産農林、倉庫・運輸など、TPP関連が買われ7業種が上昇。ゴム、非鉄、鉄鋼、卸売などを上位に26業種が下落。下がらないことを警戒していたVI指数は1.05ポイントあげ、27.84ポイントに上昇。

 この日の終値での日経平均、TOPIXサイコロは、ともに8勝4敗(66%)と、警戒ゾーンの9勝3敗から低下。日経平均RSIは55%→56%に、TOPIXは58%→59%に、それぞれ小幅に上昇。25日線かい離は、日経平均が+1.6%→+0.6%に、TOPIXは+2.78%→+1.8%に、それぞれかい離が縮小。週末に反落懸念が出ていましたので、想定通りの動き。騰落レシオは、118%→122%に拡大。いよいよ警戒ゾーン入りしてきました。

 まあ、海外市場と比べ、少々イライラする動きですが、指数に関してはイベントドリブン型のヘッジファンドやETFに絡むノイズが多過ぎ、正直、気にしても仕方がないと思われます。それも、先週15日の公的資金による買いから、投機筋も仕掛けがやりにくくなっているほか、今週以降続く、重要イベントを考えると、うかうか仕掛けもしておられないということもあります。まあ、しばらくは個別株中心の展開に…。今週のレポートは、スマートカー関連を注目しましたが、先週まで関連株がじり高していましたので、政策的な支援が入るものとして取り上げてみました。まあ、あまり指数を気にせずに、業績面や成長性で問題のないものを押し目買いすることですね。指数は、米国株が上がれば、一緒に上がってきます。すでに年末年始高へ向けての助走は始まっています。五洋建設、エスエムエス、今日も堅調でした。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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