大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2017/10 | 11
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週明けの米国株は、ECB理事会や週明けのFOMCを控え方向感が出ないなか、好調な住宅関連指標を受け引けにかけ買われ、3日続伸して終了
 おはようございます。
  レポートでは、昨年から今年にかけての大幅な資本移動やそれにともなうリスク資産の下落は、今年7月21日から適用された「ボルカールール」に起因する、としてきました。銀行の自己勘定取引やリスク資産の保有を制限するもので、さらに強化される方向にあります。その意味では、金融危機の後始末がまだ続いていることになりますが、ここにきて、金融機関を座敷牢に閉じ込めてしまうのは、問題が大きいとの指摘も出始めました。昨日は、FRBのブレイナード理事が、銀行監督当局に対し「銀行、とりわけ地銀の規制負担を軽減するよう」に求める発言をしています。自己勘定取引を制限する「ボルカールール」の対象から、資産規模100億ドル以下の地銀を除外すれば、小規模行の負担を和らげるとしています。FRB内も、最近の市場の混乱がボルカールールの適用に起因していることを認識しているようです。この動きが大手行にも拡大するようであれば、再び、新興国などへの融資拡大の道が広がるとともに、リスク資産の需給改善にもつながるだけに、今後の動きを注目していきたいところ。

 19日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        1万7230ドル54セント       +14ドル57セント(0.08%)
 NASDAQ総合指数      4905.47ポイント          +18.78ポイント(0.38%)
 S&P500            2033.66ポイント          +0.55ポイント(0.03%)
 CME日経平均先物      1万8270円             +140円
 10年物国債金利        2.0280%              +0.0050%
 ニューヨーク原油        45.89ドル              -1.37ドル
 GOLD              1172.80ドル             -10.30ドル
 ドルインデックス        94.93                 +0.24      


 週明けの米国株は、主要な景気指標の発表がないことや、ECB理事会など重要イベントを控え、方向感のない展開に…。朝方は、中國GDPが7%を割り込んだことや、これを受け原油価格が下落し、エネルギー株が売られたことなどを嫌気。売りが先行し反落スタートになりました。ただ、ロイターなどがS&P500採用企業の業績見通しを上方修正したことを受け、好業績銘柄を買いなおす動きがはいり、ナイキやインテルが買われるなどし、昼にかけ前週末引け値水準まで回復。その後は、同水準を挟んで小動きの展開になりましたが、好調な住宅関連指数を受け関連株が買われ引けにかけ上げ幅を拡大。結局、主力3指数とも3日続伸して終わりました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1476、値下がり1667(NASDAQ市場は、1416-1403)。VIX指数は、0.07ポイント下げ、14.98ポイントに低下。先行き懸念は払しょくされています。

 ダウ30種は、値上がり14、値下がり14、変わらず2(シスコシステムズ、ベライゾン)。強気の売り上げ見通しのナイキが2.1%、決算が予想を上回ったインテルが1.66%、それぞれ上昇。VISAが1.3%、ディズニーが1.14%、ユナイテッドヘルスも0.65%、それぞれ上げるなどし、指数の上げに寄与。一方、原油価格の下落を受け、エクソンが1.81%、シェブロンが1.38%、キャタピラが0.59%、それぞれ下落。業種別は、バイオテクノロジー、住宅、空運、履物、半導体などが上昇。エネルギー、医薬品、鉄鋼、貴金属、ギャンブルなどが下落。

 NYダウは3日続伸。下落中の100日移動平均線を意識し、動きが鈍っています。短期的な過熱感が出ているのが気になりますが、25日線と50日線のゴールデンクロスが接近しているほか、VIX指数の低下から個人投資家が買い安くなっており、懸念するような深い調整はなさそうです。中国市場も落ち着きを取り戻しているほか、新興国株価も底打ち感を強めておりリスクオンの流れから、例年通り年末年始高へ向けての動きが続きそう。

 米国株は続伸。円は、ECBの追加緩和思惑からドルがユーロに対し買われた流れを受け、対ドルは119円50銭台に小幅下落。対ユーロは、135円40銭付近で小幅な円高。CME日経平均先物は、円安を好感し大証先物終値を140円上回る1万8370円で帰ってきました。レンジは、1万8085円~1万8360円。出来高は、前週末から5000枚減の3万5761枚。本日の日本株は、CME先物高を受け堅調な動きが予想されます。ただ、証券会社別の先物残高をみると、売り買いともに大きな偏りがあり、その動きによっては相場が上下に振れやすくなっていることには警戒が必要。引き続き先物主導の展開…。米国の倍の水準にあるVI指数の低下から、国内投資家の市場回帰が望まれます。引き続き、好業績、高成長銘柄とスマートカーなど政策テーマ関連の買い。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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