大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2017/10 | 11
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本日の日本株は反発して終わったものの、複数の重要イベント控えで、投資家の見送り気分が強まり、方向感のない展開に。
 今週22日にはECB(欧州中央銀行)理事会の開催、週明け26日からは、中国経済の方向を決める「党中央委員会第5回全体会議(5中全会、~29日)」が行なわれます。また、27日~28日には米FOMC(連邦公開市場委員会)が開催され、政策変更の是非について審議されます。政策変更はないものと思われますが、市場全般が落ち着きを取り戻しており、タカ派的な意見が増えることもありそうです。また、景気が腰折れ寸前の日本でも、来週30日には今月2回目の日銀金融政策決定会合が開かれます。政策変更の可能性は少ないものの、イベントドリブン型のヘッジファンドなど投機筋は、追加緩和を前提にしたポジションを作ってくる可能性もあり、結果次第では、ポジションの解消から一波乱あることも想定しておかねばなりません。

 ただ、お互いのイベントが密接に絡み合っており、単純に結論が出せないのも現状…。日銀としては、景気実体が悪化したときに選択肢を残すため追加緩和には消極的ですが、FOMCが利上げに踏み切った場合は、追随的に緩和に踏み切る公算もあります。米国が利上げを見送れば、日銀も政策変更なしで終わると思いますが、このケースでも景気を意識して単独で「黒田バズーカ第3弾」を行わないとも限りません。イベントをめぐっていろんな推論ができるわけですが、これに対する市場の反応も、個別で異なってきます。これだけ不透明感が強まれば、身動きが取れなくなるのも当然…ということでしょうか。おそらく、週明けからは、オプションを使ってイベントをヘッジする動きも強まってきそうです。さすがの先物筋も無理なポジションは取れず、今日の先物の終日値幅は1万8150円~1万8270円と、120円幅にとどまっています。出来高も2万1243枚と急減。投資家は総見送り状態になってきました。

 今日の日本株は、昨晩の米CME日経平均先物高を受け、CME終値にさや寄せする先物買いが入り、日経平均は前日比114円高の1万8245円と高よりスタートしたものの、マンション基礎工事不正の影響拡散を懸念。不動産から建設など関連株が幅広く売られ、昼にかけ次第に上げ幅を縮小。前引け近くには、前日比16円高まで落ち込みました。ただ、後場にかけ中国本土株が上昇すると、コマツやツガミなど中国関連株が買われ、再び上げ幅を拡大したものの、積極的に売買する動きはなく、反発して終わったものの力強さに欠ける展開でした。このところ、東芝、東洋ゴム、旭化成など大手企業の不祥事が続いていることも、投資家の見送りにつながっているようです。

 結局、日経平均は75円92銭高(0.42%)の1万8207円15銭、TOPIXは4.53ポイント高(0.30%)の1499.28ポイントと、ともに反発。出来高は、9000万株減の17億8157万株、売買代金は1720億円減の1兆8235億円と、ともに2日続きで大台を割り込む薄商い。騰落状況は、値上がり688、値下がり1070。業種別は、情報通信、銀行、海運、保険、繊維などを上位に18業種が上昇。不動産、電気ガス、建設、石油石炭、非鉄などを上位に15業種が下落。VI(ボラティリティ・インデックス)指数は、1.75ポイント下げ26.09に低下。8月26日の48.99をピークに下落傾向にあるものの、相場がこう着感を強めている割には高止まりしているといえそう。

 今日の終値での日経平均、TOPIXサイコロは8勝4敗(66%)で、変わらず。日経平均RSIは、56%→70%に、TOPIXは59%→74%と、ともに急上昇。警戒ゾーンの80%に接近してきました。ただ、明日以降、6連騰の数字が落ちていきますので、80%に届くことはなさそう。25日線かい離は、日経平均が+0.6%→+1.1%に、TOPIXは1.8%→+2.13%に拡大。25日線の上昇力が弱まっているのが気がかり…。全体の物色動向をみる騰落レシオは122%→111%に低下。警戒ゾーンを下回ってきました。指標別に警戒ゾーン入りするものもありますが、全体としては方向感のない動き。個別株物色の色彩を強めていますが、不透明感が強いため、日計り商い的な動きになっているようです。

 週明け相場の不透明感が強いため、全般に模様眺め気分が強まっていますが、基本的な米国経済の強さに変化はありませんし、欧州景気も強含んできており、先進国を中心にした上げ相場の方向に変化はないものと思われます。デフレ克服や成長に向けて動かない企業に対し、海外投資家は懐疑的になっています。また、安倍政権もアベノミクスでお膳立てをしたにもかかわらず前無きになれない企業に対し不満を持っており、今後、政策的な圧力を強めてくる可能性も…。スマートカーやIPS細胞ビジネスなどのテーマが注目されてきそうです。特に、自動運転車は人工知能を使う関係で、公道上での体験を積ませる必要があり、早期の規制緩和が必要になっています。今後、政治が主導し、企業が後追いするような動きが出てくるかもしれません。日本の企業は、まだデフレ時代の縮み志向から抜け出せていないようです。しばらくは米国株の動きを後追いする展開に…。最近レポートで注目しているNTTが、値上がり率第6位に…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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