大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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週明けの米国株は、中國景気への懸念を受けた原油安や、年内利上げ可能性を受けた金利上昇を嫌気し、反落スタートに…
 おはようございます。 冬時間への移行後、朝のルーティンワークの歯車がかみ合いません。短期筋が市場をかく乱しており、先行き見通しにスクリーンがかかったようですが、長期間続いた先進国→新興国への所得移転の流れが、逆回転してきたことは確か…。流れは先進国主導に回帰し始めたようです。日本株の流れも8月以降のショック安から変化し始めたようです。2006年1月にライブドアショックが起き、その後2007年高値へ向けての上げ相場では物色の流れが大きく変化しましたが、今回も、この流れと同様の変化が起きてきそうです。一度、ライブドアショック前とその後の物色対象の変化を検証してみては…。

 9日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万7730ドル48セント     -179ドル85セント(1.00%)
 NASDAQ総合指数       5095.30ポイント        -51.82ポイント(1.01%)
 S&P500             2078.58ポイント        -20.62ポイント(0.98%)
 CME日経平均先物       1万9535円           -185円
 10年物国債金利         2.3420%            +0.0090%
 ニューヨーク原油         43.87ドル            -0.42ドル
 GOLD               1088.10ドル           +0.40ドル
 ドルインデックス         99.05               -0.19 


 週明けの米国株は、中国輸出入の連続減少や、OECDの世界経済成長率見通し引き下げを嫌気し、欧州市場が全面安になった流れを受け、売りが先行。前週末の強い雇用統計結果を受けた金利上昇から国内的にも景気への懸念が増した、として、売りが広がり、反落してスタート。これまで強い相場を受け売りを手控えていた投資家が益出しを行なったことも売りを加速。ニューヨークダウは、昼ごろ、この日の安値1万7667ドル(前週末比243ドル安)をつけていました。ただ、ドル高に一服感が出たことなどから売り急ぐ動きはなく、昼からは底堅い動きで推移。10月労働市場実勢調査が前月水準を上回るなど景気の強さを示す指標を受け、引けにかけ買いなおされ、下落幅を縮小する展開に…。結局、ニューヨークダウとNASDAQ総合指数は反落。S&P500は4日続落して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり677、値下がり2516(NASDAQ市場は、866-1990)。VIX指数は15.3%上げ16.52ポイントに上昇。

 ダウ30種は、値上がり2、値下がり28。経営トップ後退への期待感からデュポンが1.0%上昇。堅調な決算だったディズニーが0.65%上昇。一方、世界的な景気減速を懸念しキャタピラが2.64%下落したほか、IBMが2.13%、ボーイングが1.3%、インテルが1.45%、それぞれ下落するなど、多国籍企業の不振が目立ちました。また、原油価格の下げを受け、エクソンが2.1%、シェブロンが1.3%、それぞれ下落。16銘柄が1%超えの下落となり指数の足を引っ張っています。業種別は、公益事業、運輸、金鉱山、鉄道などが上昇。小売り、アパレル、アルミ、金属、銀行、旅行代理業などが下落。

 NYダウは反落。昨年末から今年8月にかけての1万8000ドルを中心にしたもみあいの壁を前に、一旦、お辞儀する動きが出ています、。このところ進みだしたドル高への懸念もあるようです。一方、25日線が上昇ピッチを速めてきています。最近の戻り高値を結ぶラインが下値抵抗線として機能することが想定されますが、このゾーンと25日線の位置が一致する可能性が強く、当面、このゾーンが下値めどになりそう。直近レポートでも書いたように2年債金利は5年前水準を上回って上昇してきており、今後、債券から株式への乗り換えも強まりそう。25日線とのかい離修正が終わったところで、再検証…。

 米国株は、反落。円は、世界景気減速懸念を受け、ドルがやや軟化したことを受け、対ドルは123円10銭台と前週末水準から横ばい。対ユーロは、132円40銭台に小幅に軟化。CME日経平均先物は、米株安を受け大証先物終値を185円下回る1万9435円で帰ってきました。レンジは1万9350円~1万9695円。出来高は前週末比1万2000枚減の5万3890枚。本日の日本株は、米株安を受け軟調に推移しそう。このところ書いていますように、指数先物の需給の動きが市場をリードしており、今日は、週末のオプションSQに絡み、弱気筋の攻勢が強まるかもしれません。ただ、すでに海外中長期投資家の来年度へ向けてのポートフォリオ作りが意識されており、主力株の押し目は限られたものになりそう。昨日に続き、短期筋の「決算プレー」が市場をかく乱しそうですが、進捗率が会社計画を上回っているものなど、しっかりした材料を持つ株の押し目買い方針に変化なし。決算発表終了後に予想されるテーマ株物色への備えを…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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