大仏さんの「株やぶにらみ」
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パリ同時多発テロを織り込み米国株が急反発したことやリスクオフで円安になったことを好感。先物買戻しから日経平均は3日ぶりに反発して終了
 週明けの米国株は、大幅反発しました。先週はFRB関係者が口裏を合わせたように、年内利上げが適正、と発言。12月利上げに向けて動き出したことや、26日の「感謝祭」からクリスマスセールが始まるというのに、メーシーズやノードストロームなど、高級百貨店の業績が悪化。これに追い打ちをかけるように10月の小売り売上高が予想を下回ったことから、セールへの懸念も高まり、ニューヨークダウは週間で665ドルも下落。ただでさえ、投資家が神経質になっているときに、出てきたのがパリ同時多発テロ…。普通なら相当下げていてもいいはずでしたが、中東情勢が混乱の度を深めるとして、原油価格が反発。先週末の雰囲気は、バレル40ドル割れは必至。新しい下げ局面に入る、との見方が優勢でしたから、この日大台を維持したことは、弱気筋にとっては誤算。エネルギー株の買戻しに動いたことが、先物の買い戻しにつながり、4日ぶりに反発した…ということのようです。

 テロを悪材料として見ていないのではなく、旅行関係や空運、宿泊などダメージを受ける業界は売られています。一方、サウジに対してスマート爆弾など武器の輸出を承認したほか、ISへの空爆も強化する方針を出しおり、防衛、軍需産業が買われるなど、それなりに織り込む動きはしています。米国株全般は、中國ショックからの急激な立ち直りの過熱調整過程とみていますが、大きなテロが起きた場合は、調整過程にあるだけに、意外な押しが入らないとも限りません。まあ、以前から、独自で動ける要因を持たない日本株は米国市場次第…としていますので、米国株への見方をしっかり確定しておくことが大事です。

 まあ、今日の日本株は、ガイド役の米国株が大幅に反発し、CMEの日経平均先物が275円高の1万9685円で帰ってきたことを好感。CME終値にさや寄せする先物買いにリードされ、日経平均は前日比248円高の1万9641円と、急反発してスタート。ただ、寄り付きの買いが一巡した後は、追随買いする動きはなく、指数はこう着状態に…。後場に入り高値1万9726円(前日比333円高)をつける場面があったものの、引けにかけ郵政2社のMSCI指数への組み入れにともなうリバランスから、他の採用銘柄への売り圧力(750億円程度)がかかり、上げ幅をちぢめていました。日経平均の終日値幅は、わずか98円にとどまりました。
 主力株には前場中に高値を付け伸び悩むものが多かったものの、動きの鈍った郵政3社から、他の銘柄への乗り換えが活発になり、かさ上げ的な動きが強まりました。

 結局、日経平均は、236円94銭高(1.22%)の1万9630円63銭、TOPIXは14.58ポイント高(0.93%)の1586.11ポイントと、ともに反発。出来高は、前日比4.6億株増の22億5050万株、売買代金は、6156億円増の2兆6513億円。リバランスの動きがあったことを考えると、商いはそれほど増えていないようです。騰落状況は、値上がり1501、値下がり317。VI指数は1.88ポイント下げ21.95ポイントに低下。

 日経平均サイコロは、前日と変わらず9勝3敗。TOPIXは、7勝5敗に上昇。日経平均RSIは60%→68%、TOPIXは54%→64%に、ともに上昇。25日線かい離率は、日経平均が+2.8%→+3.7%、TOPIXは+1.74%→+2.7%に、それぞれ拡大。騰落レシオは119%→118%で横ばい。テクニカル指標は方向感が無い動き。

 今日の日経平均高値は1万9726円。この付近で終わっていれば、三本新値は陽転(陽転値1万9697円77銭)していたのですが、残念ながら、引けにかけ売られ、陽転はなりませんでした。今日の動きを見るとわかるように、先物は商いが集まる寄り付き段階に売買が集中。その後は鳴かず飛ばずになっています。直近レポートでの海外先物筋の売買動向から相場を予想しましたが、コスト割れが近づくとともに抵抗する動きが出てきました。今日の日経平均先物売り手口が一番多かったのは、欧州系証券でしたが、以前から、商品投資顧問(CTA)の機関店として動きが注目されているところ。ただ、中国ショック時に想定した、円高は米国の年内利上げ方針から円安が進行。今は、持ち玉の処理について頭を悩めているはず…。安値で買い戻すために売り仕掛けをするか、少しずつ処分にしていくか…ですが、いずれにしても日本株にとっては底堅くなる要因。

 まあ、米国株が大崩でもしない限りは、この辺でレンジ形成の動きになるのではないでしょうか。もっとも、明後日の日銀会合で、サプライズがでて、大量の買戻しが入ると、一気に、戻り高値更新ということになるのですが、黒田総裁、今回はそれほど甘くはなさそうですね。大型の動きが止まれば、かさ上げ的な動きに移行していきます。そろそろ、年末の餅代稼ぎ相場みたいな動きが始まるかもしれませんね。ファナック、スバル、ゼンリン、Aoi Pro.など順調に値幅を伸ばしています。相場は「懐疑の段階」から「楽観の段階」にステップアップしています。変なところで強気しないようにしたいですね。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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