大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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昨日の米国株は、想定通りのECB理事会結果への失望売りや、利上げの景気への影響を懸念した売りに、主力3指数とも大幅続落して終了
 おはようございます。 昨晩は家内が急に大阪に出ることになり、炊事当番が回ってきて書き込みができませんでした。ご容赦!
 昨日の日本株は、ECB理事会、イエレンFRB議長の上下両院協議会での証言という2大イベントを控え、膠着感を強めた展開。日経平均、TOPIXとも小動き。出来高も薄商い状態で、イベントの結果と市場の反応を見たいというムードが支配的でした。
 テクニカル指標では、このところのNT倍率低下を受けたTOPIXの堅調から、TOPIXのサイコロが9勝3敗(75%)と警戒ゾーン超え。日経平均、TOPIXとも、RSIは横ばい、25日線かい離はともに縮小。依然、指数の方向感は出ていません。一方、騰落レシオは118%⇒123%に上昇。主力株が一服する一方、低位株や出遅れ株のかさ上げが進行していることを示しています。また、この日も、政策テーマに沿った成長性のある中小型株の上げが続き、レポート銘柄のエスエムエス、SBSホールディングス、レオン自動機、福井コンピュータホールディングスが新高値を更新していました。このほか、人材派遣も堅調。
 今日は、週末とECB理事会結果への失望売りから調整売りが予想されますが、依然、買戻しが続いている日経平均先物売り残の動向と、同理事会結果に向けて動いていたイベントドリブン型ヘッジファンドの先物買戻しの動きの有無に注目。

 3日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       1万7477ドル67セント      -252ドル01セント(1.42%)
 NASDAQ総合指数     5037.53ポイント         -85.69ポイント(1.67%)
 S&P500           2049.62ポイント         -29.89ポイント(1.44%)
 CME日経平均先物     1万9545円            -395円
 10年物国債金利       2.33%               +0.1520%
 ニューヨーク原油       41.08ドル             +1.14ドル
 GOLD             1061.20ドル            +7.40ドル
 ドルインデックス        97.84               -2.18


 昨日の米国株は、ECB理事会の緩和内容にサプライズが無かったことへの失望感から欧州株が急落したものの、ユーロ買戻しによるドル下落やOPEC総会の減産期待から原油価格が上昇したことを受け、小幅に反発してスタート。ただ、ECB理事会後のドラギ総裁会見で、新たな材料が出なかったことを受け欧州株が下落幅を拡大。さらに、ISM非製造業景況指数(11月)が予想、前月水準を大幅に下回ると、米経済が利上げに耐えられるのか…との懸念が台頭。業種に関係なく幅広く売られる展開となり、次第に下落幅を拡大。引け近くにニューヨークダウは、この日の安値1万7425ドル(前日比304ドル安)をつけていました。この日のもう一つの懸念材料だったイエレンFRB議長の議会証言は、前日のワシントン・エコノミークラブでの講演内容と大きな違いがなく、引けに賭けては落ち着きを取り戻していました。結局、主力3指数とも続落。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり607、値下がり2590(NASDAQ市場は、693-2186)。VIX指数は、13.8%上げ、18.11ポイントに急伸。

 ダウ30種は、値上がり2(ウォルマート +1.18%、GE +0.2%)、値下がり28。特に大きく売られたものはなく、金融関連のトラベラーズが2.98%、同GSが2.66%、それぞれ下落。小売りのナイキが2.66%、ホームデポが2.15%、デイズ二―が1.85%、それぞれ下落。年末セール期間中の株価下落を懸念する動きもでました。原油価格は上昇したものの、シェブロンが1.55%、エクソンが1.43%、キャタピラが1.96%、それぞれ下落。指数を支えきれなかったことも下落幅の拡大につながりました。下落銘柄のうち17銘柄が1%超え下落。業種別は、金山、鉱山、貴金属、食品小売りなどが上昇。耐久財、アパレル、医薬品、バイオテクノロジー、テクノロジーハード・機器などが下落。

 NYダウは、大幅続落。25日線を下回り、一気に100日線、200日線が集まる下値抵抗ゾーンまで下げてきました。11月3日高値を更新していないことからダブルトップへの懸念が残りますが、当面は、11月16日安値を維持できるかどうかが焦点。このゾーンには日足一目均衡表の雲上辺があり、これが支えになることから、ダブルトップにはならないものと思われます。一方、NASDAQ総合指数は100日線までは余裕があるほか、S&P500は、100日線、50日線を意識して下影を残しており、このゾーンでの底入れを模索するパターンに…。今回のECB理事会の結果については、サプライズが無ければ、これまでのポジションが巻き戻されることは想定の範囲内。出来高も大幅な増加をしておらず、昨日の波乱も材料出尽くし的な動きと思われます。

 米国株は、大幅続落。円は、材料出尽くし感からのユーロ売りの巻き戻しからドルが急落。円は、対ドルで122円60銭に上昇。対ユーロは134円10銭台に急落。CME日経平均先物は、欧米株安の流れを受け、大証先物終値を395円下回る1万9545円で帰ってきました。レンジは、1万9430円~1万9980円。出来高は、ヘッジ的な動きもあり、前日比3倍増の9万9789枚。本日の日本株は、欧米株安を織り込み軟調に推移しそう。ただ、昨日のCMEレンジ下限は16日から開けた窓埋め水準にあることや26週線とも対応。このゾーンが下値支持ゾーンとして見られます。一部、ECB理事会を材料にしたCTAによる先物の新規売りがあったほか、中國ショック時の先物売り玉が残っており、この買戻しが焦点になりそう。また、国内投資家も、益出しを優先してきたことから、キャッシュポジションが積みあがっており、1万9500円という節値は押し目買いのポイントとして意識されそう。寄り付きの売り一巡後の動きに注目。今回の下げは、市場が意識していなかった材料によるショック安ではなく、想定内の下げであり、トレンドを壊すものではありません。米国株次第ではありますが、今回の調整が高値更新へのステッピングボードになる可能性も…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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