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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2019/12 | 01
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昨日の米国株は、在庫の想定外の減少を受け急伸した原油価格の上げを好感したエネルギー、素材株の上げにリードされ、主力3指数とも3日続伸して終了
 おはようございます。
 日本経済の生産性の向上には中小企業の経営改革が不可欠として、レポートでは一貫して中小企業支援関連を注目してきました。今日の日経で、経済産業省は扶助金や税制優遇について、生産性向上に向けた計画を作ることを条件にする方針を示しています。在庫調整や販路開拓、人材育成などの行動計画を作成し、経営力を強化するよう促しています。すでにAI(人工知能)を使ったビッグデータ分析で、消費者ニーズの変化を把握。販路開拓につなげる企業も出ていますが、大半の企業は人材やノウハウが不足しており、今後、IT技術者の派遣要請が増えるほか、クラウド技術を活用した社内のシステム構築のノウハウを持つ企業への依存が高まってきそうです。すでに、派遣業界ではIT関連技術者の賃金上昇が激しくなってきており、中小企業のニーズが高まっていることを思わせます。中小企業とのネットワークを持つ経営支援企業への注目度はますます高まってきそうです。

 23日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万7602ドル61セント       +185ドル34セント(1.06%)
 NASDAQ総合指数       5045.93ポイント          +44.82ポイント(0.90%)
 S&P500             2064.29ポイント          +25.32ポイント(1.24%)
 CME日経平均先物       1万9060円             +190円
 10年物国債金利         2.2640%              +0.0250%
 ニューヨーク原油         37.50ドル              +1.36ドル
 GOLD               1068.30ドル             -5.80ドル
 ドルインデックス         98.38                 +0.17   


 昨日の米国株は、利上げ後の米国株の落ち着きを好感しアジア、欧州株が堅調に推移した流れを受け、買い先行で続伸スタート。この日発表された原油在庫が予想(+110万バレル)に対し、大幅減(-360万バレル)になったことを好感し原油価格が急伸。エネルギー株の上げにリードされる格好で終日上げる展開に…。途中、戸建て新築住宅販売が予想を下回ったほか、耐久財受注
が3か月ぶりにマイナスになるなどの悪材料があったものの、顕著な消費関連指標と相殺され悪材料視されず上げ基調を持続。このところ物色の圏外にあったアルミなどの素材、銅価格の反発を受けた鉱山会社などにも物色の矛先が向かい、主力3指数とも、この日の高値圏で取引を終えています。クリスマス休暇入りで市場参加者は少なく出来高は減少気味。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2725、値下がり462(NASDAQ市場は、2079-833)。VIX指数が1.03ポイント下げ15.87ポイントに低下。先行き不安感は払しょくされつつあります。

 ダウ30種は、値上がり28、値下がり2。好調な業績を発表したものの材料出尽くしとみられたナイキが2.38%、スターウォーズの好調な滑りだしはあるものの、依然、系列のケーブルテレビ会社への懸念があることからウォルトディズニーが1.11%、それぞれ下落。一方、意想外の在庫減を写し原油価格が上昇したことを受け、シェブロンが3.9%、エクソンが3.3%、キャタピラが2.2%、それぞれ上昇。指数の上げをリードしました。また、底堅い景気指標を受けた金利上昇で、GSが1.6%、JPモルガンが1.6%、AMEXが1.6%、それぞれ上昇。採用銘柄中17銘柄が1%超えの上げとなり、指数の上げに寄与。業種別は、エネルギー、素材、アルミ、石油探査などが上昇。インターネット、玩具、宅配サービス、個人用品などが下落。

 主力3指数とも3日続伸。上昇中の75日線が支えとなり反発に転換。昨日までに100日線、200日線が集まるゾーンまで戻してきました。このゾーンには下落中の25日線も差し掛かっており、テクニカル的には売られやすいゾーンですが、実質的なクリスマスラリーに入っていることや、月末にかけてのドレッシング買いも予想されることから、一段の上げを期待したいところ。NYダウは、高値、安値が切り下がる下落バンドを構成、NASDAQ総合指数は、11月高値を12月に上回っていることから、強気相場は維持、S&OP500は安値が切りあがり、2番底型をつけるなど指数間の強弱が異なっており、どの指数から出直るかで、物色の方向性が決まってきそう。当面は、原油価格の動向がリードか…。

 米国株は、3日続伸。他の海外市場も日本市場の休み中も堅調に推移。円は、強い景気指標や株高を受けて、ドルがユーロに対し買われたものの、対ドルは120円80銭台に上昇。対ユーロも131円90銭台に上昇。このところ、円の独歩高が目立ってきました。CME日経平均先物は、22日の大証先物終値(1万8870円)を190円上回る1万9060円で帰ってきました。レンジは1万8820円~1万9090円。出来高は、前日比1万3000枚減の2万1190枚。本日の日本株は、CME終値にさや寄せする先物買いや裁定買いに高寄りしたあとは、為替にらみの神経質な展開になりそうです。今晩の米国市場が短縮商いになるほか明日から連休になることから、主力株に対しては手控え気分が強まり、政策テーマなどを個別に追う各論相場になりそう。引き続き中小企業経営支援の日本M&Aセンターを中心にした関連株、介護事業所運営支援のエス・エム・エス…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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