大仏さんの「株やぶにらみ」
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大発会の日本株は、米株安に加え、中國株のサーキットブレーカー発動による取引停止措置を嫌気した売りに押され、4立会日ぶりに急反落して終了
 昨年末、年内最終レポートを送信する際、日経平均先物の売り残が多く残っており、商いが薄くなる年末、年始の相場は売り仕掛けがあるかも…としましたが、年末は無事乗り切ったものの、年初は許してくれませんでしたね。これで、一昨年から3年連続で「大発会」が大幅安になりました。今日は、おあつらえ向きに中国製造業PMIが前月水準、予想をともに下回ったことや、半年前の株価暴落時に設けられた5%以上大株主の半年間の売却禁止措置が今週明けることから、早めに売っておこうという動きが増加。下落幅が7%を超え、今日から導入されたサーキットブレーカーが発動され、通常取引より90分早く取引が停止されたことも先物筋の絶好の売り材料にされた格好です。半年前の中国株暴落の際、日本株が代替え的に売られましたが、なんだか、それを彷彿とさせるような動きでした。

 今日発表された、昨年21日~25日売買分の先物の投資主体別売買動向で海外投資家の日経平均先物売買は、ラージとミニを合わせ約1000億円の売り超し。12月初めから4週連続して売り越しし、金額は約6450億円に達しました。昨年8月の中国ショック以来の売り越し額は2兆1222億円という金額になっています。いずれ買い戻さなければならない玉ですが、今日のように悪材料が出て来たときに売り仕掛けをし、先行きを懸念した先物売りが入ってきたときに、買い物をぶつけて買い戻していくやり方をしていくんでしょう。

 一昨年はじめ、昨年始めも同じように売り仕掛けで日本株は崩されています。今回も、まだ裁定買い残は3兆円を超えていますので、裁定解消売りを誘えば下げを演出できると踏んだんでしょう。やはり、昨年末心配していた通りになってしまいました。まあ、例年通りのことですし、月末には日銀金融政策決定会合も控えていますから、それまでには買い戻してしまうんでしょうね。毎年定期的に繰り返されてはたまったものではありませんが、今の投機的なレバレッジがある間は、日本株は投機筋のおもちゃにされ続けるんでしょう。今、突然、日銀が緩和を実施したら、投機筋が慌てふためいて買戻しをしてくるはずで、一気に、戻り高値を更新してくるはずですが、投機筋の間では、黒田総裁には追加緩和をやる意思はないと見透かしているような感じがします。とにかく、累積した売り残が減らないことには、次のステップにはいけませんよね。

 本日の日本株は、朝も書いたように米株安やCME日経平均先物安というハンディを背負ってのスタートになりました。朝方は、ご祝儀気分も手伝い、先物はCME終値(1万8760円)を上回る1万8820円で取引を開始。日経平均は、1万8818円(大納会比215円安)で始まりました。寄り付きの売り一巡後に下げ過ぎ感から買い戻され、10時過ぎにこの日の高値1万8951円(同82円安)まで買い戻される場面もありました。ただ、中国のさえない景気指標が発表され中国株が下落幅を拡大するとともに、先物筋の売り仕掛け(株先売り・円買い)が入りだし、裁定解消売りも加わり次第に下げ幅を拡大。中国株が下落幅を拡大するとともに先物売り→裁定解消売りがでて、指数はスパイラルに下落幅を拡大。朝方人気を集め上昇していたテーマ株も次第に値を消す格好で、引けにかけては全面安商状になってしまいました。サウジアラビアとイランの外交関係の停止も嫌気されていたようです。

 結局、日経平均は582円73銭安(3.06%)の1万8450円98銭、TOPIXは37.63ポイント安(2.43%)の1509.67ポイントと、ともに4立会日ぶりに反落。出来高は、大納会比5億株増の19億8657万株、売買代金は、同6118億円増の2兆2653億円。騰落状況は、値上がり170、値下がり1712。VI指数は20%上げ23.34ポイントに上昇。先行き懸念が一気に高まりました。
 今日の終値での日経平均サイコロは、5勝7敗(41%)、TOPIXは6勝6敗(50%)と、変わらず。日経平均RSIは45%→40%に、TOPIXは48%→44%にそれぞれ低下。25日線かい離率は、日経平均が-1.4%→-4.3%に、TOPIXは-0.69%→-2.89%にそれぞれ拡大。騰落レシオは79%→77%に低下。日経平均のマイナスかい離を除いては、底入れを暗示する数字には達しておらず、テクニカル指標的には、まだ下値余地がありそうな感じです。日経平均の3本新値は、本日、陰転。

 当面は、小型や新興市場のテーマ株に的を絞って持続方針で良い…としましたが、医療、介護分野の囲い込みを続けるエスエムエス、中小企業支援・ドローン関連の福井コンピュータが新値更新。新興市場の人工知能関連、無人自動運転車関連もプラス圏で終わっています。当面、この流れでいいと思いますが、今日の中国株のサーキットブレーカー発動は、欧米市場にとってはやはりショックと言わざるを得ず、織り込みに時間がかかるかもしれません。ただ、今日の下げについては、大株主の売却規制の終了が嫌気された部分が大きいほか、追加緩和の時期も近いと思われ、8月以降のような下げを警戒することはないと思われますが…。とはいうものの、GLOBEXの米国株はダウが270ドルを超える下げになっていますし、日経平均先物も1万8160円(大証終値比220円安)をつけています。まあ、どの市場が歯止めをかけるかわかりませんが、今年もやりたい放題の中国に悩まされる一年になるのでしょうか…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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