大仏さんの「株やぶにらみ」
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本日の日本株は、アップル減産報道、北朝鮮の水爆実験、中国の元安、円の急伸など、悪材料のオンパレードを嫌気した売りに、3日続落して終了
 海外投機筋に取っては、うってつけの悪材料続出の日でした。 米国株は高安まちまちで帰ってきましたが、アップルの減産報道や円高を伴っていましたので、今日はろくなことはないだろうと思っていましたが、案の定の動きでした。大体、今日の日経のアップル減産の記事にしても、米国内では部品発注が絞られていたことはアナリストの投資判断の下げでわかっていたこと。今更の感じですが、さらにおかしな点はニュースソースがぼかしてある点…。投機筋につながる外資系証券あたりから流されたものを、そのまま書いてしまった、ということはないんでしょうか。

 今日の朝も書きましたが、年末から海外の為替先物市場で円買いが進められていた上、8月の中国元切り下げショック以降の、海外投資家の累積の日経平均先物売り越し額は2兆1000億円超え。おまけに、今日発表された裁定買い残(12月28日~30日売買分)は、2858億円の増加。買い残は3兆3000億円を超えており、年明けの市場参加者が少ないときに先物の売り仕掛けをすれば、この裁定買い残の解消売りを吸収できず、思ったように値を崩すことができるということです。機関投資家などが損失の拡大を恐れ、先物にヘッジ売りをだしてくると、それに買戻しの玉をぶつけて手仕舞いをする…ということになります。

 まあ、昔、仕手筋の買い仕掛けや大手証券が高株価政策をとるとき、あらかじめ用意した好材料を小出しにしながら株価を引き上げるときのやり方の「逆」をやっているんでしょうね。買い仕掛けの時も、あらかじめため込んだ種玉をどう逃がすかが仕掛けが成功するかどうか課題になりますが、売りのケースでもどれだけの玉を買い戻せるかがポイントになります。全部を買い戻せなくても、成功裏に買い戻した玉との損益通算が、目標にした利回りになれば良いわけです。北朝鮮の水爆実験や、中国の通貨政策などは想定外ですが、アップルのようなわざとらしいニュースを流してきたところをみると、買戻しの最終局面が近いのかもしれませんね。朝もシカゴIMM通貨先物市場での、円買い増加について書きましたが、12月初めからみると円の売り越し残は4分の1程度に減少しています。これまでの例から見てもこれが1万枚を割り込んでくると相場が変化していますから、今週末のオプションが済めば、案外、円売り・株先物買い戻しの動きが出てくるかもしれません。

 まあ、海外投機筋にとっては20倍を超えるレバレッジがあり、おまけに、ユニクロやソフトバンク、ファナックなど指数寄与度の大きい採用銘柄を動かせば日経平均を操作できるのですから、こんなおいしい市場はほかにないでしょう。豚を太らせて食べるように、裁定買い残が増加してくると、売り仕掛けkが始まってきます。それが、どれだけまともな個人投資家を市場から遠ざけているか…。「個人投資家の健全な資産形成の場」なんて、スローガンを掲げても、海外投機筋に支配されている市場では、看板倒れになるのは必至。そろそろ、先物市場の改革を真剣に考える時が来ているような気がしますが…。まあ、いつもの愚痴になるので書きませんが、今日の先物手口を見ると、CTAの機関店とみられる欧州系証券が買い越しに転じていました。今日の先物1万8000円割れ付近ではかなり買い戻したんでしょうね。

 今日の日本株は、朝方はCME高に追随して反発スタートになったものの、アップル減産や円高を手掛かりに外需株から売り崩し、マイナス圏に沈んだところで、「北朝鮮でマグ二チュード4.3の地震が発生…核実験の可能性も」との報道。渡りに船とばかりに、円買い・株先物売りの仕掛けが入り下落幅を拡大。現物の前場の立ち会いが終わった後の先物取引で、1万7980円まで売り込まれています。後場の商いは1万8000円割れを受けて始まり、先物売りや裁定解消売りが入り、後場寄り直後にこの日の安値1マン8064円(前日比310円安)をつけていましたが、おそらく投機筋はこの寄りでまとまった玉を買い戻していたはず。その後は、じりじりと下落幅を縮小する展開になっていました。

 結局、日経平均は、182円62銭安(0.99%)の1万8191円33銭、TOPIXは15.87ポイント安(1.05%)の1488.84ポイントと、ともに3日続落して終了。出来高は、前日比1.5億株増の20億7618万株、売買代金は、2294億円増の2兆4307億円。このうち、最低売買にからむ商いはいくらあるんでしょうか。騰落状況は、値上がり359、値下がり1493。VI指数は、1.38ポイント上げ24.71ポイントに上昇。

 今日の終値での日経平均サイコロは、4勝8敗(33%)、TOPIXは5勝7敗(41%)に、ともに低下。日経平均RSIは35%→37%に上昇、TOPIXは41%→38%に低下。25日線かい離率は、日経平均が-4.4%→-5.1%、TOPIXは-2.96%→-4.86%、騰落レシオは75%→73%に低下。全体的に、反発が望める水準にはありますが、もう少し厳しい数字がほしいところ。本日で、日経平均の3本新値は陰線3本目。あと1本、小幅な陰線が入れば陽転しやすくなるのですが…。まあ前段でも書きましたように、為替のポジションなど、過去流れが変わったポイントに近づいており、日柄的には転換点は近そうです。

 まあ、個別は政策テーマに沿った材料含みの株の高値更新後の一服場面を狙いに行き、高値を取ったら益出しする…しばらくは、個別のエスカレーター相場とみておけばいいでしょう。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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